団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

コンビニのパンだけでは‥‥

2022-09-29 09:11:54 | 健康・病気

70代後半の男性は肺がんで闘病中です。定期的に抗がん剤の治療を受けています。奥さんは足腰が弱り、一人では歩けなくなり、施設で暮らしています。

夫婦で生活していた時から、食事や洗濯などの家事は男性がしていたのですが、一人暮らしになってから、だんだん家事をするのがおっくうになってきました。

とくに、抗がん剤の入院治療から自宅に戻ると、家事をする意欲がまったくなくなりました。買い置いた即席めんやパンをかじって空腹を満たしたといいます。

少し元気になると、近くのコンビニで菓子パンとジュースを購入しました。体重は目に見えて減っていきました。頬がこけ、手足も細くなってきました。

「歩かないと歩けなくなるから」と朝夕の散歩を続けています。知人から宅配弁当を勧められたのですが、「手続きが面倒だし、食欲もないから」と断ったそうです。

菓子パンとジュースが入ったポリ袋を手にゆっくり歩く男性を見ると、「コンビニのパンだけでは栄養が足りない」と心配になります。

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肩が上がらない。それ、四十肩かも?

2022-09-27 09:05:10 | 健康・病気

「左肩が痛くて上がらない」。四十代後半の女性が訪れました。女性は栄養飲料の配達スタッフをしており、電動自転車に積んだ栄養飲料の箱が曲がり角を曲がろうとしたら、箱がずれ落ちそうになったので、急ブレーキをかけたところ、左肩が痛くなったといいます。

左肩をみると、筋挫傷の形跡はありません。左肩を横に上げると痛みが起こるといいます。そこで、棘上筋を押圧しますと、強い痛みを訴えます。

「四十肩ですね」と私は伝えました。四十肩は、肩を外転させる棘上筋が加齢などで弱ることから発症します。棘上筋は肩甲骨の上部の棘上窩から上腕骨の大結節を結ぶ細い筋肉です。

腕を横に上げる動きは、通常の生活で行うことが少ないので、棘上筋は加齢による筋力低下の影響を最も受けやすい筋肉です。しかも、四十肩は片方がなったら、3~6か月後にもう一方の肩が痛むようになります。

棘上筋を鍛えるにはチューブ運動が最適です。私は毎日、チューブの中央を両足で抑えてチューブを両手で横に広げたり、片足で抑えて片手でチューブを横に引っ張ったりして、棘上筋を鍛えています。

女性にはチューブ運動に加えて、肩周りの筋肉を鍛えるため、台に片脚を乗せて500ml入りのペットボトルを前後に振る「アイロン体操」をするよう伝えました。

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火災保険料が3倍以上アップ😢

2022-09-26 09:12:36 | 社会・経済

私の整骨院は2年契約の火災保険に入っています。11月21日が契約満了になるため、保険会社の女性スタッフから先日、驚きの内容の電話がありました。10月1日から保険料が大幅にアップすると伝えたうえで、今の契約を解除し、9月中に申し込みをした方が割安という提案でした。

開院してから、電飾看板を割られたり、窓ガラスが壊れたりで、保険は必要です。保険料は更新するたびに値上がりしており、現在は1万8330円です。それが10月1日から、同じ契約内容だと3倍以上の6万4000円になるそうです。

そこで9月中に今の契約を解除し。同じ内容で契約すると2万8040円と53%アップになるが、10月に契約するより安上がりといいます。

値上げの理由は、大きな火災や浸水被害(火災保険の対象です)などが相次ぎ、保険会社の経営状況が厳しくなっているためです。女性スタッフには「私は後期高齢者になり、あと3年で整骨院をやめるつもりです。その辺も考慮した契約をしてほしい」と依頼しました。

すると、今と同じ補償内容で5年契約の保険が提案されました。1年間1万4400円ですが、4年目は契約解除をすればよいとのことです。3年間の保険料は合わせて4万3200円、2万8040円×2=5万6080円より、1万2880円安い計算です。

ものみな上がる昨今ですが、「火災保険料お前もか」です。

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「より良い人生だった」と思えるための必要条件

2022-09-23 10:17:37 | 健康・病気

ホスピス医として3500人以上の患者さんを看取った小澤竹俊さんは著書「もしあと1年で 人生が終わるとしたら」の中で、「より良い人生だった」と思えるための四つの必要条件をあげています。

①自分で自分を否定しないこと

②いくつになっても新しい一歩を踏み出すこと

③家族や大切な人に心からの愛情を示すこと

④今日一日を大切に過ごすこと

「自分を否定する」まで行かなくても、振り返れば「たいした人生ではなかった」とか「人に誇れるようなことはなかった」と思う人はあるかもしれません。

小澤さんは、そういう人たちにディグニティセラピー(dignity-therapy)を勧めています。人生の最終段階を迎えた、その人の尊厳を守るケアといいます。

「人生の中で最も思い出深い出来事は何ですか」「大切な人に伝えておきたいことはありますか」などの質問に答えるかたちで、自分がいろいろなものに取り組んできたことや多くの人たちの支援を受けてきたことに気付きます。そうして自分の尊厳を取り戻し、自らの人生を肯定するきっかけになるそうです。

 

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歩けなくなったら、死を意識します

2022-09-22 09:26:21 | 健康・病気

ホスピス医として3500人以上を看取った小澤竹俊さんの「もしあと1年で 人生が終わるとしたら」(アスコム刊)を読みました。人生の最後の日はどのようにやってくるのか、小澤さんはおおむね次のような形で訪れると書いています。

・歩ける距離が徐々に短くなる

・布団で過ごす時間が長くなる

・次に食事量が減っていき、昼間でも寝ている時間が長くなる

・死が間近に迫ってくると、呼吸が浅くなって回数も減り、意識のない状態が長く続いたのち、ひっそりと息を引き取る

死の第一歩は歩けなくなることから始まるのです。

ボダイアトリー(足病学)の専門病院の東京・下北沢病院の久道勝也理事長は、人生最後の過程は次の3段階で訪れるといいます。

①歩行の障害②排泄の困難(自由にトイレに行けなくなる)③食べることができなくなる

きびきびと歩くことができない、歩行の障害が出てきたら、私は死を意識します。 

 

 

 

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