日本の糖尿病の患者数は約2000万人といわれ、国民の6人に1人に上ります。糖尿病が進行すると、失明の原因となる網膜症、透析に至る腎症、切断の恐れがある足病変などの合併症を起こします。
糖尿病が急増した要因に脂肪の摂り過ぎ、運動不足があります。脂肪を摂り過ぎると、内臓脂肪が急激に増えます。このため、内臓脂肪を減らすことができれば、糖尿病になることを防ぐことができます。
そうした趣旨で開かれた、大阪市立十三市民病院の健康セミナー「目指そう! 内臓脂肪がつきにくい食生活~糖尿病と内臓脂肪~」を聞いてきました。講師は、同病院の糖尿病看護認定看護師の森脇恵美子さん。
内臓脂肪がつきやすい食習慣は、次の通りです。
①食事を満足するまで食べる
②炭水化物の重ね食い
③甘い飲み物やアイスクリームが好き
④間食を良くする
⑤野菜が不足している
⑥魚料理を食べない
⑦アルコールをよく飲む
⑧夜の食事が遅い
⑨残り物をつい食べる
⑩休日や旅行で体重が増える
こうした食べ方をする人たちへの内臓脂肪を減らす工夫は次回に。