団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

鍛えるところが違うでしょう!

2015-07-31 10:00:26 | 健康・病気

大阪市内のトレーニングルームで、運動前のストレッチをしようとしたら、マットで股関節を延ばすストレッチをしている高齢男性の体の柔らかさに目を見張りました。60代後半と思われる銀髪の男性ですが、開脚が160度はゆうに開いています。男性は自らの体の柔らかさが自慢らしく、脚を前後に大きく開いたり、開脚して体を前に倒し、胸をつけたり、顔をつけたり、などのストレッチに延々と取り組んでいます。

私も同世代の中では、体が柔らかいと思っていますが、男性には到底かないません。一緒にストレッチをするのは、かなり気が引けるので、離れたところで、静かに取り組んでいました。

やがて、男性は十分な時間をかけてストレッチをしたあと、靴を履いて、トレーニングマシンに向かいました。「やれやれ」と思いながら、開脚して膝に顎先をつけるストレッチをしていると、ランニングマシンから「キュ、キュ」の音が鳴り響きます。足先から、ランニングマシンのベルトにつくから、「キュキュ音」が出るのです。脚が上がってかかとからベルトにつけば、こんな音は出ません。

「ちょこちょこ走り」をしているのは、どんな人か、と思って見ると、くだんの男性でした。大腿四頭筋や前脛骨筋など脚の前側の筋肉がきちんとついていたら、ちょこちょこ走りにはなりません。

人は得意なことは楽しいので、長い時間をかけても苦になりません。半面、不得意なことは苦痛ですから、できればやりたくありません。男性に必要なのは、脚の前面の筋肉を鍛えるエアロバイクに取り組むことです。トレーニングルームにはインストラクターがおりますから、そのうち、そうした指導をしてくれるのでは、と思っています。

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一日に二度も車をぶつけてもうた!

2015-07-30 09:38:24 | 健康・病気

70代後半の男性は中国地方の山間部の街に住んでいます。過疎化で公共交通の足は細くなっていますから、主な交通の手段はマイカーです。奥様と二人暮らしですからマイカーは2台あります。

先日、運転免許証の更新手続きをしましたが、認知能力を見るため、長針、短針が書かれていない時計盤に「9時50分を書いてください」といったテストを受けてきました。「幼稚園児になった気分だよ」と男性は話していました。

用事があってマイカーで出かけたとき、前方の縁石に気がつかないまま乗り上げ、車の底が破損して動かなくなりました。そこで、自宅に電話をして、奥様に軽乗用車で迎えにきてもらうよう依頼しました。同時に、自動車修理工場に連絡して、レッカー車で車を取りに来るよう、伝えました。

自分の車がレッカー車で運ばれるのを見て、奥様の軽乗用車の運転席に座り、奥様と一緒に帰宅する途中、電信柱に車の前部をぶつけてしまいました。「一日に二度やで。年取って注意力が落ちたのやろうか。すごいショックや」と嘆いていました。

高齢ドライバーの交通事故の主な原因は、安全不確認や前方への注意不足▽相手の動静への不注意、予測不適による判断の誤り▽ブレーキとアクセルの踏み間違いなどの操作上の誤り、とされています。

こうした視野や動体視力などの認知機能が衰えに気づかず、事故は「実際の運転能力と自己認識のズレ」から生じるといわれています。

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ばね指の改善に取り組んでください

2015-07-28 09:31:54 | 健康・病気

ばね指と診断された80代初めの男性に、先日会う機会がありました。ばね指は右手の中指と親指がひどく、少しでも曲げると痛むといいます。

右手のその他の指と左手の指は、それほどひどくなく、曲げることはできます。それでも指先のDIP関節(第三関節)は反対の手で押してあげないと曲がりにくいようです。

指の神経は手首にある手根管、肘の外側にある肘部管を通ります。手根管のところを押圧すると「痛いけれど気持ちがよい」と答えます。肘部管を揉んでも、さほどの変化はありませんでした。「痛みを感じるのは神経に触っているからです。手根管のマッサージは効果があるかもしれません。入浴時に揉んでください」と伝えました。

症状がひどい中指の甲側に、夜眠る前に絆創膏をはれば、屈曲を抑えるので痛みを軽減できると言いました。さらに、痛くなければ、との前提で、入浴時に筋肉、関節が軟らかくなったところで、手指を曲げるストレッチをするようアドバイスしました。

男性の場合、手指の使い過ぎというより、加齢に伴い、指の関節が硬くなり、屈筋腱の動きが悪くなったことが要因ではないか、と推論しています。私たちの体は使わなくなると、ガタ(劣化)が起こります。男性には、風呂に浸かっているとき、手根管のマッサージに加えて、痛くない範囲で「両手のグーパー」をするようお願いしました。

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ばね指になると生活に支障が出ます

2015-07-27 09:50:35 | 健康・病気

80代初めの男性は最近、両手の指が曲げづらくなりました。とくに、右手の中指、親指が曲がりにくくなり、力を入れて曲げようとすると、痛みが走ります。そのうち、曲げた指を戻そうとするとばねのように弾けて戻るようになりました。

困ったのは、箸が持てなくなったことです。食事はスプーンやフォークを使わなければできなくなりました。ものをしっかり握れませんから、握らないとつかめないものや重たいものは持てません。生活上の支障があちこちに出てきました。

整形外科に受診すると「ばね指」と診断されました。症状のひどい右手中指の下の手のひらに痛みどめの注射をされました。「注射の痛いこと、痛いこと、注射をするとしばらくは中指を曲げられるようになりますが、また痛くなり、曲げるのがつらくなります」

ばね指は弾発指とも呼ばれ、手指の使い過ぎで屈筋腱が腱鞘(腱が通る鞘)との間でこすれて炎症が起こることで発症します。通常は、手指の屈曲を制限して炎症が治まる施療をします。

男性は「医師は痛みどめの注射をするだけです。症状がひどくなるようでしたら、手術しましょう、と言われました。手指も使いすぎるようなことはしていないのですが‥」と話していました。私のアドバイスは次回に。

 

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急流の川で流されたら、よどみまで流されましょう

2015-07-24 09:48:43 | 健康・病気

豪雨で増水して流れが速くなった用水路に転落したら、命取りになりかねません。近づかないことが肝心です。ましてや、豪雨で増水した川に入ろうとする命知らずの人はいないと思います。

山間部で急流の川も、やがて平野部に入ると、川幅は広くなり、よどみのところが出てきます。「急流に流されたら、流れに身を任せ、やがてよどみに出るから、そこで立ち上がりなさい」とお年寄りに教えられたことがあります。

その教えを守って助かった経験が私にはあります。大学生だったころの話です。父の知り合いのおじいさんに誘われて、福島県にあるその人の別荘で、アユの投網漁をしました。投網の投げ方を教えてもらい、川辺で何回も練習しました。このあと、流れの速い岩場に出向いて、投網を投げました。

投網を放ったとき、体のバランスが崩れたのでしょう、足元が滑って、急流の中に投げ出されました。うつぶせになって、速い流れに身を任せました。息継ぎをする余裕はありませんから、息をこらえて、流れがゆるやかになるのを待ちました。

1分もかかっていないと思いますが、200メートル以上流されたでしょうか。流れがゆるやかになり、川のよどみに入ったようです。そこで、ゆっくりと体を起こしました。胸元まで、水深がありましたが、立ち上がることができました。澄んだ川底を見つめながら、急速度で流される、そのときの自分の姿は今でも思い出します。

急流でもがいて息を吸おうとしたら、かなりの水を飲みこんでいたと思います。それで、意識を失ったら、私の人生はお終いになっていたでしょう。

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