団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

結婚しない娘たち

2012-06-18 09:38:55 | 悩み

78歳になる知人の男性がため息ばかりついています。「どうしたのですか」と尋ねると、「娘が結婚しないことが心配で、夜もよく眠れない」といいます。一人娘のお嬢さんは35歳で、大会社に勤めています。周囲の男性はいわゆる会社エリートばかりで、社内結婚するカップルはほとんどないとのことです。

「見合いを勧めても断るし、このままでは孫の顔を見ることができないまま、私は亡くなってしまう」と心を痛めています。「結婚する気持ちがあるのかどうか、を質そうとすると、私が悪いんです、と言って泣いてしまう。そうなると、それ以上のことは言えなくなる」とため息をまた一つつきました。遅くなってやっと授かった子どもだけに、人並みに結婚してもらいたい気持ちが強いようです。「奥様も同じ考えなのですか」と聞きますと、「妻は結婚したくないのなら、結婚しなくてもよいのでは、と言います。それで私の焦る気持ちがさらに募るのです」と嘆いています。

平成24年版「子ども・子育て白書」によると、男性30~34歳の未婚率が47.3%に上り、男性の生涯未婚率を示す50歳時の未婚率が20.14%に達したといいます。50歳の男性5人が集まったら、1人は独身という計算になります。結婚支援サービス会社が新入社員の結婚観を尋ねたアンケートでは、「40~50歳で独身だったら、どうするか」の質問に54.9%が「(結婚を)諦める」と答えていました。「40歳を生涯未婚の入り口」と思っている人が多いようです。

私の身近なところでも「結婚しない女性」が増えています。旅行会社に勤めていた私の妹は、親しい女性2人と1年間に及ぶ世界旅行の旅をしたりすることには熱心でしたが、恋人づくりには関心が乏しく、いまも独身のままです。娘も結婚する気持ちはあるようですが、積極的に動くタイプではなく、「生涯未婚の入り口」の年齢に近づいています。

貧しい時代は「一人では食べられないが、二人なら食べていける」と結婚を勧められました。だが、現代は女性が経済的にも自立している時代です。「好きな男(ひと)がいればともかく、好きでもない男(ひと)とは一緒に暮らしたくない」のでしょうか。

金もない、イケメンでもない男にとって、厳しい結婚難の時代です。そういえば、20年ほど前、勤務した島根県の山間地の男たちは、結婚をあきらめていました。農作業の合間に、松江名物の菓子つくりの職人をしていた約20人の男性で結婚した人はゼロでした。「嫁さんをもらわないのですか」と質問すると、苦笑いをしながら「こんな山奥にきてくれる女性はおらんやろ。でも、いいんだ、俺たちには、こんなに親しい仕事仲間がいるのだから」。私はこんな不躾な質問をしたことをひどく恥じました。

過疎地の結婚難が都市部にまで広がってしまったようです。娘には「好きな男(ひと)ができたら、結婚したら」と時折、呼びかけていますが‥。

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