団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

坐骨神経痛は5週間で改善しました

2024-03-19 09:06:52 | 健康・病気

左のお尻から足先までの痛みとしびれを訴えて来院した80歳過ぎの女性に私は「膝抱え体操などを続ければ、私の体験からいっておよそ6週間で治ります」と告げました。

私は昨年10月、同じように左のお尻から大腿部に痛みが発症しました。整形外科医院を受診したところ、医師から脊柱管狭窄症と診断されました。その際、神経の血流改善薬と痛み止めを処方されました。膝抱え運動やお腹を引っ込めるドローインなどを続けた結果、約6週間で痛みがなくなりました。

女性は脊柱管狭窄症の特有の症状である間欠性跛行がありませんでした(私もありませんでした)。坐骨神経を圧迫する梨状筋を押圧すると痛みを訴え、その梨状筋を緩めると症状が改善することなどから、私は梨状筋症候群による坐骨神経痛と評価しました。

発症から5週間後に来院された女性は「痛みやしびれが消えました」と話しました。「突然痛みが出て、突然消えるのですから不思議です」と加えました。私は「よかったですね。神経への圧迫がなくなれば、痛みもしびれもなくなります」と説明しました。

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突然の高熱から寝たきりに

2024-03-18 09:08:02 | 健康・病気

90歳前の女性は去年6月、突然39度の熱が出ました。救急車で大手病院に運ばれ、診療を受けました。様々な検査を受けましたが、原因がわかりません。解熱剤の効果が現れ、38度、37.5度と少しずつ熱は下がり、36度の平熱に戻りましたので、自宅に帰りました。

帰宅しても布団に入る生活が続きました。高熱が出る前は、足腰が弱っていたものの、一人でトイレに行きましたし、簡単な家事はできました。同居する娘さんは大手飲料メーカーに60歳の定年まで勤めました。会社からは嘱託での勤務の継続を勧められましたが、母親の世話をすると言って断りました。

入院生活に加えて床に入ったままの生活が続いたことから足腰がさらに弱りました。娘さんの手を借りないとトイレにも行けなくなりました。食欲が減ったこともあり、体の衰えが目立ってきました。まもなく寝たきりの生活になりました。

介護、家事は全面的に娘さんが担うようになり、女性はおしめをするようになりました。

娘さんと話す機会があり、私は「寝たきりの人を介護するのは一人で無理です。介護保険を利用してプロのスタッフに手伝ってもらうべきです」と勧めました。娘さんは「区役所の担当窓口に相談します」とと答えてくれました。

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血液ドロドロ度をチェックしました

2024-03-15 09:18:27 | 健康・病気

ヒトは血管とともに老いるとされます。血管が老化する大きな原因は血液がドロドロになることです。血液がドロドロになると動脈硬化が進んで血管が詰まり、心筋こうそくや脳こうそくを起こすからです。

週刊文春2月29日号の「血流革命7つのメソッド」の中に血液ドロドロ度チェックリスト(12問)が載っていましたので、やってみました。

①揚げ物や肉料理を毎日のように食べている②野菜の煮物やお浸し、サラダをあまり食べない③イワシやサバなどの青魚をあまり食べない④ケーキや和菓子など甘いものが好き

⑤お酒を飲む機会が多く、飲み過ぎてしまう⑥間食や夜食を摂ることが多い⑦缶コーヒーやジュースなど甘味のある飲料が好き⑧運動するのは週に1回以下

⑨たばこを吸う⑩疲れがとれず体がいつもだるい⑪肩こりや冷えが気になる⑫就寝時間が午前零時を過ぎることが多い

該当するところが、3問以下は今のところ、血液はサラサラ状態、4~7問が血液がドロドロになりつつあり、食事と運動の改善が必要、8問以上は血液がドロドロ状態、かかりつけの医師を受診して相談しよう。

私は①の肉を毎日のように食べている以外は、当てはまるものがないので現在のところは「血液はサラサラの状態という判定です。よかった。

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布団を放り投げたら八十肩に

2024-03-14 09:02:06 | 健康・病気

80歳過ぎの女性が「朝起きて布団を放り投げたら左肩が上がらなくなった」と言って来られました。両腕を横に上げてもらうと、右腕は頭のそばまで上がりますが、左腕は90度も上がりません。

肩関節を外転する筋肉は肩甲骨の上部についている棘上筋です。そこで左の棘上筋を軽く押圧しますと「痛い」と声が上がります。「四十肩か五十肩を経験したことがありますか」と尋ねますと「いえ、ありません」。

女性は自転車が趣味で全国をサイクリングしています。今は社員食堂で洗い場を担当しているそうです。夫と離婚した60代から職種は変わりましたが、ずっと仕事をしているといいます。

患部をホットパックで温め、低周波治療器で電気治療をしたあと、棘上筋を中心に肩関節を動かす筋肉をリリースしました。そのうえで両腕を横に広げてもらいました。

今度は左腕は120度くらい上がります。「四十肩ならぬ八十肩です。棘上筋が弱くなったのが原因です」と言って、500mlのペットボトルを手に肩関節を外転させて棘上筋を鍛える運動をするよう伝えました。

筋肉はピークの30代から何もしないと年1~2%低下するといわれます。サルコペニア(筋肉減弱症)の壁といわれる75歳を過ぎると最大年10%も落ちるとされます。年寄りは体を鍛えなければなりません。

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難聴リスクをチェックしました

2024-03-08 09:28:31 | 健康・病気

「会話が聞き取れないことがある」という軽度難聴では、健聴者に比べて1.9倍も認知症リスクが高いといわれます。ましてや耳元で大声で話さないと聞き取りができない高度難聴では健聴者の4.9倍も認知症発症リスクがあるといいます。

聴力検査の聴力レベルでは25dBHL(デービーエイチエル)以下は正常、26dBHL~40dBHLが軽度難聴、71dBHL~90dBHLは高度難聴とされます。

週刊文春2月22日号の「60代から始める認知症を防ぐ耳の守り方」に難聴チェックリスト(7問)が掲載されていたのでやってみました。

会話しているときに聞き返す▽後ろから呼びかけられると気づかないことがある▽聞き間違いが多い

話し声が大きいといわれる▽見えないところからの車の接近に気づかない▽電子レンジなどの電子音が聞こえない▽耳鳴りがある

該当するところが1~2個は不便があった場合のみ耳鼻咽喉科医院に、3~4個が耳鼻咽喉科医院での相談が推奨されます。5個以上は今すぐ耳鼻咽喉科医院を受診を、といいます。

私は該当するものがゼロなので、今のところは難聴の兆しはないようです。92歳で亡くなった父はその直前まで家族との会話やテレビを愉しんでいたので、家系的に耳は結構よいようです。

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