団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

巨大なオブジェが並ぶいけばな芸術展

2012-04-30 09:17:58 | アート・文化

大阪・難波の高島屋で開かれている日本いけばな芸術展を見てきました。知人から招待券が送られたきたので、タケちゃんのガラではないのですが、いけばなを楽しんで来ようと足を運びました。会場に入って目を見張りました。大ぶりの桜の木に満開の桜といった素材を生かした作品をはじめ、一抱えもある松の木、太い竹、石、ガラスを取り入れ、ボタン、シャクナゲ、それに外国のものと思われる赤や黄色の花々‥。巨大なオブジェが所狭しと並んでいました。

会期は30日までの6日間で、前後期に分かれ、後期の作品数は265です。前期も同じ作品数なので計530に上ります。幅3m、高さ2mクラスの巨大なオブジェが多いためか、3人から5人でつくる共同制作のいけばなが目につきました。これに伴い、水盤、花生けも大型化し、豪華、絢爛で爛熟の趣を感じました。いけばなの傍には、作者のいけばなの先生が立って鑑賞する人たちの質問にも答えてくれます。

いけばなにはあまり縁がない私から見ても、どの作品も素材だけでも数万円以上の費用がかかっているのがわかります。水盤や花生けなどを加えれば、数十万円もするのではないでしょうか。会場は多数のお弟子さんや生け花愛好家が詰めかけ、生け花界の隆盛ぶりを示していました。いけばな芸術展の華やかさと興隆ぶりを目の当たりにしますと、我が国の経済の長期停滞がウソのように感じます。

ところで、この朝、私が自転車で通勤しようとペダルに足を乗せたら、チェーンが外れました。チェーンカバーを外し、両手を油まみれにしてチェーンをギアにかませました。帰宅後、チェーカバーをはめようとしたら、またチェーンが外れました。チェーンがゆるんでいるようです。そこで、近くの自転車屋さんに持ち込み、チェーンのゆるみを直し、チェーンカバーを取り付けてもらいました。「千円か、千五百円はかかるな」と思っていましたら、請求額は315円でした。自転車屋さんが両手の手袋を油で真っ黒に汚しながら修理してくれた費用が315円です。デフレの時代とはいえ、この安さにはびっくりです。豪華絢爛のいけばな芸術展を見た後だけに、日本経済の二つの面のすごい落差を感じた一日でした。

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痛めた膝を治すには時間がかかります

2012-04-29 09:16:05 | 健康・病気

タケちゃんは若いころ、一度だけ整骨院で治療を受けたことがあります。40代初めの夏、高知県の足摺岬を旅をしたとき、散策コースの階段の上り下りを1時間余りをして、バス停に行くと、バスはすでに出た後で、次のバスまで1時間半も時間があります。それで、散策コースの階段をまた上り下りしました。これが膝に過重な負担をかけたようです。

翌朝、歩いていると右膝に違和感があります。階段の上り下りをすると、とりわけ下りるときに痛みます。「これまで、こんなことはなかったのに」と思いながら、帰宅して近くの整骨院に行きました。院内は、お年寄りであふれていました。症状を話すと、患部を赤外線で温めてくれました。何日間か、通いましたが、赤外線で温めるだけで、症状は余り改善しなかったため、通院は止めました。

膝痛の医学書を読み、周辺の筋肉を鍛えることが治療につながると書いてあったことから、入浴した際、右膝の曲げ伸ばしを続けました。大腿四頭筋を鍛えることが有効なので、仰向けに寝て脚を上げる運動を重ねました。でも、右膝の痛みはなかなか消えませんでした。

後輩にやはり膝を痛めた男性がいて「膝は体重がかかるのでなかなか痛みが消えませんが、気にしないで生活をしているうちに、1年後には治りました」といいます。

そんなものかな、と思いながら、痛みは気にしないよう心掛けているうち、後輩が言うように1年ほどで右膝の痛みは解消しました。一度痛めてところは高齢になると、再発する恐れがあるといわれますので、気をつけています。私の体験からも「膝の痛みは少し時間がかかります。周辺の筋肉を根気よく鍛えてください」と患者さんに説明しています。自然治癒力にも長時間が必要なものがあるようです。

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ドイツのテレビ放送「フクシマのうそ」を見て

2012-04-27 11:32:02 | 社会・経済

ネットで急速に広がっているドイツの放送局ZDF(第2ドイツテレビ)の「フクシマのうそ」を見ました。日本の新聞、テレビのマスコミが伝える福島原発事故の報道を丹念に読んだり、見たりしている私が知らない事故原因につながる情報が次々と明らかにされています。30分足らずの映像ですが、その中身は実に濃いものです。

「フクシマのうそ」はZDFの記者、カメラマンが作業員に扮して福島原発に入る潜入ルポから始まります(ドイツの報道人ができたことを、なぜ日本のマスコミはできないのか、残念でなりません)。菅直人・前首相、福島原発を設計・製造したアメリカの原発メーカーWH(ウェスチング・ハウス)の技術者、福島原発の危険性を指摘した佐藤栄佐久・元福島県知事らのインタビューで構成されています。

私が初めて知った新事実は

①菅・前首相が、福島原発は当初、海抜35mのところに建設される予定だったが、東電は10mの位置まで切削整地したところに建設した、と話した。冷却に必要な海水をくみ上げやすいという経済的な理由だった(35mに建設されていれば、今回の大津波でも全電源喪失事故は発生しませんでした)

②WHの技術者が福島原発を定期点検で検査したところ、蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられていたうえ、排気管のあちこちに亀裂が入っていた。このことを東電の責任者に伝えたところ、「報告書に書くな。黙っていろ」と言われた

③WHの技術者は定年になった10年後、この事実を原子力安全・保安院や福島県知事らに告発の文書を送ったところ、保安院は告発人の名前が入った文書をそのまま東電に渡した

④佐藤・元福島県知事はWHの技術者の告発文書を含むさまざま告発をもとに、東電の報告書が改ざんされていることを新聞に書いたところ、東電は30年間も臨界事故などを隠していたことを認め、社長らが引責辞任をした(だが、佐藤・元知事は検察当局から汚職で逮捕され、国策捜査で「口封じ」を余儀なくされました)。

「ふくしまのウソ」は福島原発の4号機にある使用済み核燃料1300本が大きな余震が起これば、建物が崩壊し、臨界事故を発生する危険性の高さを告発しています。もし、そんな事態が起これば、東京も人が住めなくなる、と指摘しています。ネットで「ZDF ふくしまのウソ」で検索すれば、映像を見ることができます。ぜひ、ご覧ください。

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入れ歯が合う人合わない人

2012-04-26 09:21:30 | 健康・病気

去年8月、歯髄炎で2本の歯の神経を抜いてから、その2本の歯の違和感が続いています。噛んだ感じが、神経があったときと少し違うのです。友人の歯科医に聞いても「そのうち慣れてくるよ」というばかりです。

それが、先日、朝日新聞に載っていた「仕事力 内田樹が語る仕事」を読んで氷解しました。内田さんは神戸女学院大名誉教授で「日本辺境論」「下流志向~学ばない子どもたち 働かない若者たち~」などの著者として知られています。合気道などの武道家でもあります。

内田さんは語ります。「歯科医によると、世の中には、入れ歯が合う人と合わない人がいるそうです。合う人は作ってもらった入れ歯が一発で合う。合わない人はいくら作り直しても合わない」「自分の本来の歯があった時の感覚が自然で、それと違う状態は全部不自然だから嫌だという人は何度やっても合わない。歯がなくなったという現実を涼しく受け入れた人は、入れ歯という新しい状況にも自然に適応できる」

この話を、内田さんは合気道の先生から伺ったそうです。先生は「合気道家は入れ歯が合うようじゃなくちゃいかん」と話していました。

そうか、タケちゃんは歯の神経があったときの感覚にいまだにこだわっていたのか、神経を抜いた以上、違和感を感じるのは当たり前のことなのです。神経がなくなったという現実を涼しく受け入れ、現状に適応できるようにしたい、と考えています。加齢に伴う悩みがまた一つ解消しました。

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スポーツ馬鹿を防ぐのは本人の責任? 続

2012-04-24 09:42:02 | スポーツ

「勉強をしたことがないから、勉強の仕方がわからない」という柔道5段のAさんの言葉は強烈に私の胸に響きました。でも、柔道家としての人生を歩むにしても、仕事をしていくうえで柔道以外の知識が必要なのはいうまでもありません。そういうことは勉強するほかはないでしょう。

でも「勉強する暇があれば稽古をしろ」とげきを飛ばす指導者は、どのスポーツでも少なくありません。このことを考えたのは、元巨人投手の桑田真澄さんのインタビュー記事を読んだからです。桑田さんはプロ野球を引退したあと、早稲田大学院スポーツ科学研究科に入り、野球を中心にスポーツ全般について学びました。少年野球の指導もしています。

桑田さんはPL学園野球部に入部したとき、身長が172㎝と小柄だったことから当時の監督からは補欠扱いにされていました。監督は、一年生部員の192㎝の投手をエースとして育てる考えでした。体の小さい桑田さんは「総合力で勝つしかない」と打撃練習にも力を入れ、毎日30分の勉強を欠かさなかったといいます。伸びのある速球と地肩の強さを投手コーチに見込まれ、1年生エースとしてその年の夏の甲子園で優勝投手になりました。

「プロ野球に入る選手は中学校時代はエースで4番です。体力、素質の面でも私より上の選手がたくさんいましたが、練習に次ぐ練習の生活で肩や肘、膝など体を壊して選手生活を断念しています」と桑田さん。体を壊さないため、高校時代は直球とカーブしか投げませんでした。監督さんに頼み込んで、肩を休めるために夏の高校野球大阪大会前の1か月は「ノースロー」として1球も投げなかったそうです。

桑田さんは言います。「アメリカの大リーグでは、引退した選手が弁護士や医師になるケースがよくあります。日本でも、こういう選手が出たらうれしいですね」

スポーツ馬鹿にならないようにするのは、なによりも本人の自覚でしょう。だが、少年、少女が指導者に逆らえばクラブをやめなければなりません。親がスポーツ馬鹿にならないよう支えることも必要でしょう。なにより、指導者の頭の中を変えなければならないでしょう。

私が会った一流の高校野球の監督さんは、いずれも選手が野球をやめたあとのことを考えて指導していました。

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