ストレス借金を減らすには、意識して体の力を抜いてリラックスした状態をつくることが大切だ、と熊野宏昭・早稲田大教授(心療内科医)は指摘します。目や肩の周りの力を抜くと、体全体の力が抜けるそうです。
そこで、熊野教授が推奨するのが「心までほぐれる3分リラックス法」です。座位でも立位でも構いませんが、背筋を伸ばします。
まず、額のリラックスです。①息を吸いながら目を上に向け、額にしわを寄せる②息を吐きながら、目を元に戻す
続いて、目のリラックス。①息を吸いながら、目をギュッと閉じる②息を吐きながら目を緩める
最後が肩のリラックスです。①腕をだらんと落として、息を吸いながら、両肩を思い切り上げる②息を吐きながら、肩をストンと落とす
各リラックス法は3回ずつ続けて行います。
頭痛、不眠症、不安障害のある人は毎日、このリラックス法を実行すると、症状が改善するといいます。