団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

軽度認知障害になっても改善は可能です

2018-11-30 09:45:55 | 健康・病気

大阪市立十三市民病院の健康セミナー「その物忘れは大丈夫? 認知症気付きのポイントと予防」の中で、認知症看護認定看護師の江口啓子さんは、認知症を疑うきっかけとなる変化として、認知症の人と家族の会がまとめたアンケート結果を紹介しました。

アンケートは、同会が会員に470通を配布し、466通の回答がありました。回答率99%。それによると、「忘れもの、物忘れ、置き忘れを頻繁にするようになった」が75%、「時間や日にちが分からなくなった」は53%、「仕事や家事が以前のようにできなくなり、支障を来すようになった」が47%で、上位を占めていました。

軽度認知障害(MCI=Mild Cognitive Impairrment)の七つのチェックポイントと重なるところがあります。

ところで、軽度認知障害になっても、症状を大きく改善した人に、週刊朝日編集委員の山本朋史さんがおります。山本さんは取材の依頼を同じ日の同じ時間にしてしまうダブルブッキングが続いたことから、自らのMCIに気づいたといいます。

専門医の治療と指導を受けながら、生活改善に励んだ体験を「ボケてたまるか! 62歳記者認知早期治療体験ルポ」「認知症がとまった⁉ ボケてたまるか実体験ルポ」(いずれも朝日新聞出版)の2冊の本にまとめました。

MCIの半数は5年以内に認知症に進行するといわれますが、専門医の治療と生活改善で「認知症がとまった」といえる人が現れたのは心強いことです。

 

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認知症と感じたら、チェックすべき七つのポイント

2018-11-29 09:31:29 | 健康・病気

大阪市立十三市民病院の健康セミナー「その物忘れは大丈夫? 認知症気付きのポイントと予防」を受講しました。定員30人を大きく上回る50人近い人たちが参加しました。ほとんどが60~70代の女性で、認知症への関心の高さを感じました。

講師は同病院の認知症看護認定看護師の江口啓子さん。記憶には、即時記憶(数十秒~数分の記憶)、近時記憶(数分~数日)、遠隔記憶(数週~数十年)があり、認知症になると、近時記憶、即時記憶の順に失われ、遠隔記憶は残っているといいます。このため、食べたばかりの食事を「食べていない」と言い張るなど近時記憶は忘れても、子ども時代の思い出は忘れません。

認知症は、軽度認知障害(MCI)から進行し、5年以内に半数は認知症になるといわれます。そこで、生活習慣病の予防、社会参加、健康な食事、運動など適切な予防方法を実践すれば、進行を大きく遅らせることができます。

このため、MCIの七つのチェックポイントを見逃さないことが大切だと強調しました。

□長年の趣味をやめた(回数が減った)□二つのことが同時にできなくなった□複雑な話についていけない□何度も行った場所なのに自分の位置がわからなくなる□もともと持つ性格の個性が強く現れる(切れやすいなど)□買い物の会計でお札ばかり出す(小銭がたまっていく)□つくる料理の品数が減る。味が変わる(女性に多い)

チェックが一つでもあれば、MCIを疑う必要があるそうです。私は、これらにチェックが入ったら、物忘れ外来を受診します。

 

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「おじいちゃん、スキップできへんの」

2018-11-27 09:26:07 | 健康・病気

5歳の幼稚園児の女の子は、DA PUMPの「U.S.A」に合わせて踊るのが大好きです。「おじいちゃんも踊って」と70代半ばの男性に頼みました。ところが、おじいちゃんは、こうしたダンスを何十年もしたことがありません。一歩踏みだしたら、転びそうになります。女の子は不思議そうな顔で言いました。「おじいちゃん、スキップできへんの」

高齢になると、できなくなるのが、スキップやジャンプです。できないというより、やることがないため、必要な筋力が弱くなるうえ、関節も硬くなり、バランス能力が落ちるためです。高齢者はふだんの生活で、高いところから飛び降りることは、まずありません。

70代、80代の患者さんに「最近、ジャンプしたことがありますか」と尋ねますと、「そんな怖いこと、やりません。足首を捻ったり、こけたりしたら大変ですから」と口をそろえます。

私が見たところ、取り立てての運動をしていない人は50代から、運動をしている人でも60代後半から筋肉が弱り、関節も思うように動かなくなります。

80代半ばの女性は5センチの段差を踏み外して転倒し、後頭部を打って、救急車で病院に搬送されました。80代後半の男性は道路際にある歩道のゆるいこう配につまずいて、顔をしたたかに打ちました。

スキップやジャンプに必要な足腰の筋力の衰えとバランス能力の低下が原因のようです。

私は整骨院で毎日、3種類のシャドー縄跳びを計60回、両脚跳びを20回して、ジャンプ能力を維持しています。だから、「U.S.A」はスキップできます。

 

 

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クイーンの「ボヘミアン・ラブソティ」を見て思ったこと

2018-11-26 09:39:10 | 映画

英国のロックグループ「クイーン」の軌跡を描いた映画「ボヘミアン・ラブソティ」を見てきました。リードボーカルのフレディ・マーキュリーを中心に、フレディがエイズによる肺炎で亡くなるまでのクィーンの音楽活動を追っています。

実は、クイーンの音楽を本格的に聴くのは、これが初めてです。「ウィ・ウィル・ロックユー」「伝説のチャンピオン」のサビの部分はラジオやCMで流れていたので、耳に残っているものの、その程度の知識です。第一、クイーンというバンド名を知ったのも、映画に合わせてFMラジオで特集したからです。

ネットで調べたら、クイーンが活躍したのは1974~1986年でした。この時期、奈良支局から大阪社会部に異動になり、とりわけ78~80年は大阪府警担当で夜討ち朝駆けの生活でした。夜回りを終えて何もなければ帰宅するのが午前2時ごろ、朝7時には起きて8時には家を出るという毎日でした。良いネタをつかめたら、そのまま府警ボックスに戻って、夕刊用に記事を書いていました。

慢性的な睡眠不足状態で、各社の記者とも夕刊が終わったら記者会見場のソファーで横になったり、夜回りのタクシーで寝たりしていました。

こんな毎日ですから、ロックを愉しむ余裕はとてもありません。聞き逃したまま、現在に至ったのです。ちなみに、この時代に活躍していた松任谷由実、サザンオールスターズの曲も聴いていません。

学生時代に聴いたビートルズ、グループサウンズ、歌謡曲は口ずさむことができるのに、クイーンも松任谷由実もサザンも持ち歌には入っていません。私の場合、音楽は生活にゆとりがある時ではないと、触れ合う機会がありません。その意味で、定年後は好きな音楽をじっくり聴くことができ、音楽との付き合いは今が最高のようです。

 

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長距離バスに乗るときは出し切っておかないと!

2018-11-23 09:32:20 | 健康・病気

トイレのない長距離バスでは、2時間程度トイレに行けません。そこで、便意を感じたら、苦しいこと、この上もありません。そこで、乗車する前にトイレに何回も通うことになります。

自宅で2回もトイレに行って十分に出たから大丈夫、と思ってバスに乗りました。運転手が発車前に「1時間40分ほど、トイレ休憩はありません」とアナウンスしました。「まず、心配はないだろう」と思い、直前のトイレ行きはしませんでした。

ところが、30分ほどしたら、バスの振動が大腸を刺激したのか、ちょっと感じるようになりました。その後の1時間余りは、便意をこらえるために脂汗状態になりました。やっとの末、休憩所のトイレに飛び込みました。そこそこの量が出たのです。

以来、バス乗車の直前に、もう一回トイレに行くようにしています。出なくても、大丈夫という安心感があるのか、休憩所でトイレに駆け込む事態は避けられています。

新聞社時代は航空部に在籍していたことがあります。ヘリコプターにはトイレがありません。2時間以上飛行することはよくあります。ここでも、飛び立つ前には必ずトイレに行きました。

高校野球の始球式ボールを投下するため、富山空港を飛び立ち、富山県、石川県の球場を回ってから出雲空港(島根県)に向かいました。鳥取砂丘あたりで強い向かい風が吹き始め、ヘリコプターがなかなか前に進みません。飛行時間3時間を超えました。空港到着と同時にトイレに急行しました。

やっかいな症状やな、と思いますが、脳が状況に応じて反応しているわけですから、「脳トレにもなっている」と最近は前向きに捉えるようになりました。

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