団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

段差に足をかけ、かかとを上げ下げします

2017-09-30 09:33:08 | 健康・病気

硬くなったふくらはぎを元に戻すのに有効な運動は、階段などの段差を利用したかかとの上げ下げです。手すりにつかまって、足裏の前半分を段差に乗せます。その足をゆっくりとかかとを上げたり、下げたりします。最初は10回から始め、慣れてきたら30回にまで増やします。

早稲田大スポーツ科学学術院の熊井司教授は「できれば、朝昼晩の3セットは行ってほしい」と話しています。

足の裏の筋肉の能力チェックも必要です。足の指でグー、パーができるかどうかです。それに、タオルの上に水を入れた500mlのペットボトルを置き、タオルを足の指で手繰り寄せ、ペットボトルが倒れたら、OKです。

もし、グー、パーができなかったり、ペットボトルが倒れなかったりしたら、足裏の筋肉を鍛えなければなりません。

足裏の筋肉のトレーニングもタオルギャザーです。椅子に座って膝を伸ばします。そこにタオルを置いて足の指でタオルを手繰り寄せます。20回から始め、慣れてきたら1日50回に増やします。足先をできるかぎり遠くして引き寄せるやり方が効果的です。

ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉がぎゅっと締まることで、血液は体の上部に上がっていくからです。かかとの上げ下げ運動は心肺機能を高める効果もあります。

 

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蹲踞の姿勢ができますか? ふくらはぎの硬さを検査

2017-09-29 10:11:55 | 健康・病気

ふくらはぎが硬くなると、足のかかとが痛み出します。NHKのマイあさラジオの健康ライフ「かかとと膝の痛みを防ぐために」をテーマに話した早稲田大スポーツ科学学術院の熊井司教授がかかとが痛む原因に挙げていました。

ふくらはぎが硬くなると、アキレス腱や足底腱膜に負担がかかり、かかとが痛み出します。現在の日本人は洋式の生活スタイルになり、ふくらはぎを鍛える機会が減りました。私が子ども時代は和式のトイレですから、しゃがみ込むことがふくらはぎの鍛錬になりました。下駄やぞうりは足の指をしっかり使って歩いたので足底腱膜も鍛えました。

それに高齢社会です。高齢者は体全体の筋肉が落ちます。足腰は取り立てての運動をしなければ、30代に比べ6~7割落ちるとされます。ふくらはぎもやせて硬くなります。

自分のふくらはぎが硬くなっているか、を簡単に調べる方法を、熊井さんが示していました。足を平行にして肩幅に開き、かかとを床から離さないようにして、ゆっくりと腰を下ろします。こうした蹲踞(そんきょ)の姿勢を5秒間保つことができるかどうかをチェックします。倒れるおそれがありますので、机やいすなどにつかまって行ってください。

5秒間キープできないと、足の裏にかかる力をふくらはぎが吸収できなくなっており、硬くなっているあかしと判定されます。硬くなったふくらはぎを放置すると、かかとに痛みが発症します。

それを防ぐ方法は次回に。

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文学青年・乙女は、今は漫画家に

2017-09-26 10:57:19 | 健康・病気

作家で俳人、評論家の小沢信男さん(90)が「昔の文学青年や文学乙女は、今は漫画家になっている」と話していました。娘が借りてきた漫画を読んでいて、漫画家の物事への深い知識、物語の構成力に驚くとともに、読者に伝えたいという熱い思いを感じます。私が若かった50年ほど前は、こうした意識が強かった人たちは文学青年だったり、文学乙女でした。

一色まことさんの漫画「ピアノ森ーThe perfect world of KAIー」(26巻)では、ショパンコンクールをはじめとする、ピアノに関する知識の豊かさには目を見張りました。山岸凉子さんの「ツタンカーメン」では、古代エジプトの歴史、王家の谷などの発掘の経過など、よく調べているなあ、と驚きました。河合克敏さんの「とめ はねっ! 鈴里高校書道部」には、中国、日本の書の歴史を学ぶことができました。

漫画は、湯快リゾートで温泉旅館に泊まると、漫画コーナーがあるので、そこで読みます。諌山創さんの「進撃の巨人」、鳥山明さんの「ドラゴンボール」、尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」などを目にしました。どれも、構想力、構成力に感嘆しました。

妻や娘が買ってきた、高橋留美子さんの「うる星やつら」、西原理恵子さんの「毎日かあさん」も面白く読みました。

現在、若い人たちに最も発信力があるのは漫画家であると思います。当たり前のことかもしれませんが、じいさんは最近、気がつきました。

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ヒトの体はすごい 35分間走れるようになった

2017-09-25 09:36:31 | 健康・病気

60代の後半を迎えたころから、午前4時や5時に目覚める日が増えました。起きて動き出すと、飲食店経営で深夜帰宅の家族を起こすことになりかねないので、イヤホンを耳につけて、NHKのラジオ深夜便やマイあさラジオを聞いていました。

ラジオを聞くのなら、ジョギングしながらでもできると思い、8月の半ばから近くの淀川の堤防を走ることにしました。午前5時過ぎならば、日の出前でも、結構明るいので、マイあさラジオのニュースや健康ライフなどを耳にしながら、堤防をゆっくり走り始めました。

かつてはホノルルマラソンや篠山マラソンを完走したこともありますが、ここ10年ほど、ランニングから遠ざかっていました。ちょっと走ると、息が上がり、ウォーキングに切り替えです。後ろから来た若い女性ランナーがさっーと追い抜いていきます。

ジョギングしたら歩くというスタイルで、週2回程度、自宅から毛馬閘門までの往復4キロを45分ほどかけてランニング&ウォークをしていました。かつてはキロ5分を目標に走っていましたから、20分ほどの行程が2倍以上かかっている計算です。

それが3週間ほどしたら、ゆっくりは変わりませんが、歩かないで走りきることができるようになりました。酸素摂取量が増えたためです。継続的に運動をすると、血液中のヘモグロビンの最大酸素摂取量が増加するからです。呼吸が楽になり、自分でも驚きです。走る時間も35分を切っています。古稀の体でこの変化です。ヒトの体はすごい、と思いました。

とはいえ、酸素摂取量の増加は、有酸素運動を2~3か月やめるとすっかり失われてしまいます。週2、3回のペースで走りたいな、と今は考えています。

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極限状態では選別が前面に出るー映画「ダンケルク」を見て

2017-09-22 09:55:24 | 健康・病気

1940年5月末、第二次世界大戦でドイツ軍の猛攻撃で、フランスの港町ダンケルクに追い詰められた英国・仏国連合軍40万人の救出に臨んだ実話をもとに、クリストファー・ノーラン監督が映画化した「ダンケルク」を見てきました。

包囲するドイツ軍は80万人。大砲、戦車などの最新の機甲部隊を整えています。英国は戦艦をはじめ、民間船、はしけ、ヨットまで徴用して救出に向かいましたが、ドイツ軍の飛行機による爆撃、Uボートによる魚雷攻撃で、チャーチル首相が「3万人を救助できれば」と予測した救出作戦でした。

英仏をまたぐドーバー海峡は霧がよく発生し、ドイツ軍の飛行機の視界をさえぎったことや、民間まで総動員の救出作戦を展開したうえ、ドイツ軍が総攻撃するかどうかの作戦上の混乱もあり、80%以上の約33万5000人を助け出し、英国では「ダンケルクの奇跡」と呼ばれました。

救出を待つ英仏連合軍の兵士の大集団に現れた選別の現状を、映画は丹念に描いていました。逃げ惑う英国の若い兵隊が救出の列に並ぼうとすると「ここは近衛師団だ」と排除されます。息も絶え絶えの兵士を見つけ、その場にいた兵隊とともに担架に乗せ、救出船に向かいます。けがした兵士は優先的に救助されるからです。

長蛇の列をなした兵士たちをかいくぐるように担架は進みます。その列にフランスの兵士が並ぼうとすると「これは英国の船だ。フランス人はダメだ」と排除されます。イギリスが英国の船と資金、そして国民の協力で助け出すのですから、英国人が最優先になるのは、当然といえば当然のことです。

映画を見て、安倍晋三首相が集団的自衛権を憲法の解釈の変更で認めるよう求めた説明を思い出しました。朝鮮半島で有事が起こったとき、韓国在住の日本人を米国の艦船に救出してもらわなければならず、そのためにも集団的自衛権を認めなければならないというものでした。有事の際、その説明が実行されることはありえないでしょう。米国の艦船がアメリカ人以外を救出することは絶対にない、と肝に銘じなければなりません。

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