NHKラジオ健康ライフ「きょうから始める認知症予防」で朝田隆・筑波大名誉教授は「認知症を予防するには運動の効果が抜群」と強調しています。
運動をすると、マイオカインというホルモンが分泌されます。マイオカインには脳の神経伝達物質を増やす作用があります。さらに有酸素運動と別のことを組み合わせて二つのことを同時にするデュアルタスクは最も効果が期待できるといいます。
私は整骨院にあるレッグエクステンションで下肢を鍛え、腹筋台で腹筋・背筋のトレーニングをし、エアロバイク、ダンベル体操などに取り組んでいます。
デュアルタスクとして、高さ20センチの台に足の上げ下ろしをしながらパタカラ発声、しこを踏むような片脚立ちをして「アエイオウ」「カケキコク」発声、声帯筋を鍛えるため電話帳を両手で押して「一二三」発声をしています。
朝田さんは意欲をつかさどる前頭葉の衰退が認知症の初期症状と説明しています。「趣味が面倒くさいとなったら要注意」と話し、認知症の専門医を受診するよう勧めています。