団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

経験でしかものを言えなくなる人生は寂しい

2023-04-28 09:32:43 | 社会・経済

翻訳家の田口俊樹さんは「経験でしかものを言えなくなる人生は寂しい」と書いています。朝日新聞の折々のことばに載っていました。

読書の知識を自らの体験に上乗せすれば、確かに人生は豊かになることでしょう。私も長年読書を友にしてきましたから、その考えは理解できます。

でも「経験でしかものを言えないことを寂しい人生」といわれることには素直にうなずけません。私の患者さんの多くが大阪のおばあちゃんです。大阪のおばあちゃんのたくましさは経験したことを繰り返し話してもいっこうに気にしないことです。

「先生、Fさんの同じ話を何回も聞かされて、よく黙って聞いていますね」とFさんと同じ80代のWさんに言われました。そういうWさんの同じ体験話を何回聞いたことでしょう。

田口さんの言葉を聞いたら、フーテンのトラさんだったら「さしずめインテリの悩みというやつだな」ということでしょう。

昔なら「○○さんの十八番話がまた始まった」と聞き流していたものです。第一「寂しい人生」かどうかは本人が受け止めるもので、人生を充実するためには何をしなければならないかは本人が考えることでしょう。知らんけど。

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「虐待の連鎖は私で止める」

2023-04-27 11:03:28 | 健康・病気

40代のシングルマーザーは小学校低学年の男児と暮らしています。妹から連絡があり、実母が去年12月に亡くなったと聞かされました。70歳前でした。肝硬変から敗血症を発症したそうです。

母は酒乱の夫からDVを受けたことから情緒不安定となり、女性を虐待したといいます。両親が上二人の兄や自分を殴ったりけったりを繰り返すため、兄たちは義務教育を終えると家を出ていきました。女性も10代後半で結婚を機に家を出ました。

父親はその後死亡し、母親とは音信不通でした。母は10歳ほど年下の男と一緒に住むようになりました。妹はただ一人母から虐待を受けなかったこともあり、母との連絡をとっていたそうです。

母の遺骨は骨壺に納められ、家に置かれたままになっていると知り、妹からお参りに行こうと誘われました。男性から母が亡くなったいきさつを聞き、骨壺に手を合わせてきたといいます。

そのときに誓ったそうです。「虐待の連鎖は私で止める。理由もなく、息子に手を上げることはしません」

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あせもの季節になりました

2023-04-25 09:23:21 | 健康・病気

4月というのに気温25度を超える夏日が始まりました。汗かきの私はあせもの心配をしなければなりません。

あせもは大量の発汗による皮疹です。汗は汗腺でつくられ、汗管を通って皮膚の表面に分泌されます。汗管が詰まることで汗が分泌されず、皮下にたまって水泡や丘疹ができるのがあせもです。

汗腺には全身に分布して体温調節をするエクリン汗腺と、脇の下や乳頭部、へその周り、外陰部にあるアポクリン汗腺がありますが、あせもを起こすのはエクリン汗腺です。

あせもには皮膚表層の汗管が詰まり、小さな水泡が多数できる水晶体汗疹、皮膚の深層の汗管が詰まって直径2ミリ大の丘疹ができる紅色汗疹、紅色汗疹を繰り返すことで汗管が破壊され、白い扁平な丘疹が散在する深在性汗疹があります。

私ができるのは水晶体汗疹です。それも決まってザックを背負って長時間歩いたときに発症します。先日、親鸞賞聖人生誕850周年の慶讃法要が営まれている京都・東本願寺を参拝したあと、三十三か所巡りの番外札所の元慶寺(京都市山科区)を訪ねたら、背中の上部に今年初めてのあせもができました。

歩数は2万3000を超えたうえ、ザックの背中部分は防水加工がしてありますから、大量の汗で汗管が詰まったようです。

暑くなるこれからはザックは時折、前に持ってあせも対策をするようにします。

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重いものを一人で持ち上げるのは控えます

2023-04-24 09:18:55 | 健康・病気

70代半ばの女性は印刷会社に勤めていた時、20キロはある印刷用紙の束を持ち上げたところ、腰に「ギシッ」という音を感じました。身長が1センチは縮んだように思いました。

痛みはありませんでしたが、整形外科医院を受診し、レントゲン写真を撮ったところ、腰椎の圧迫骨折と診断されました。幸い、骨折部が神経に触れていないようで痛みは出ませんでした。

以来、骨を強くするカルシウム剤を服用し、カルシウムが多い牛乳や骨ごと食べられる小魚を摂るようにしています。

高齢になると骨密度が減っていくのは避けられません。整骨院を営む私が仕事上で重いものを持ち上げることはないと考えますが、自宅で洗濯機やエアコンの室外機などを移動することはあるかもしれません。

そんな時は一人で持ち上げることはせず、家人と一緒に行うようにします。後期高齢者になったのですから、重いものを一人で持ち上げることは控えます。

 

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健活10に取り組んでいます

2023-04-21 09:24:30 | 健康・病気

おおさか健活マイレージ・アスマイルは「健活10」にチャレンジしてくださいと呼びかけています。アスマイルは大阪府が府民の健康への意識を高めてもらおうと始めたアプリです。健康寿命が男性は71.88歳(全国41位)、女性が74.78歳(全国40位)と全国平均を大きく下回っているためです。

健活10は次に記す「あなたを救う健康10カ条」を掲げ、健康寿命をのばし、健康で元気な暮らしをみんなで手に入れようと訴えています。

①健康に関心を持ちましょう②朝ご飯&野菜をしっかり食べましょう③日頃から体を動かし運動しましょう④ぐっすり眠り疲れをとりましょう⑤ストレスとうまく付き合いましょう

⑥お酒の飲み過ぎに注意しましょう⑦たばこから自分と周囲の人を守りましょう⑧歯と口の健康を大切にしましょう⑨けんしん(健診・検診)を受けましょう⑩病気が見つかったらきちんと治療しましょう

歯を磨く、朝食をとる、睡眠を記録、体重・体温を記録、血圧を記録、運動を記録、健康コラムを読む、と各50ポイント、4000歩以上を歩くと300ポイント、健康診断を受けると1000ポイントが与えられます。

毎週の抽選で当たるとコーヒー・スムージーなどがコンビニなどでもらえます。毎月1回の抽選に当たると3000円の電子マネーが授与されます(私は1回だけ当たりました)。

 

 

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