団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

やっぱり、男のおばあさんになろう

2016-09-30 09:30:41 | 健康・病気

地元の敬老お祝い会では、金婚夫婦へお祝い品の贈呈、米寿の人たちへお祝い品の贈呈などの式典の後に、地元の愛好者による演芸の披露がありました。今年は新舞踊「三味線ブギ」を和服姿の女性5人が踊りました。続いて、コーラスグループの女性15人が「おおブレネリ」「ドナドナ」「365日の紙飛行機」を歌い上げました。ここまで登場したのは、全員が高齢の女性です。

コーラスグループは、そろいのピンクのポロシャツ、黒のパンツで決めています。踊りも合唱も、ここで披露するために、ずいぶん練習を重ねてきたのでしょう。晴れがましさをたたえた笑顔を見ていると、作家でタレントの永六輔さんが「元気で長生きするためにも、男もおばあさんになろう」と呼びかけていたのを思い出しました。

おばあさんは、コミュニケーション能力は高く、誰とでも気軽に話ができる人が多いと感じます。お祝い会でも、知った顔を見つけて気軽に会話を重ねている姿をあちこちで見ました。参加した約400人のうち、7割は女性でした。おばあさんは「私、賢くないの」と自分の弱みも平気でさらけ出します。プライドの高いおじいさんにはできないことです。

また、家事はお手の物ですから、夫が亡くなっても生活に困ることはありません。買い物に行ったり、掃除、洗たくをしたり、など家事は毎日、やらなければならないことですから、退屈している暇もありません。楽老の秘訣である「きょういく(今日、行くところがある)、きょうよう(今日、用事がある)」を毎日、実践しています。

「やっぱり、おばあさんの生き方を見習わなくては」と改めて感じた、敬老お祝い会でした。

 

 

 

 

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財政が破綻したら、食料がなくなってしまうのだ

2016-09-29 09:08:02 | 健康・病気

関西在住の大学の同期生6人が集まって、遅めの暑気払いの会を開いたときのことです。経済学部出身で、財政学の大学教授、公認会計士、大手家電メーカーの元幹部、銀行の元幹部ら男性ばかりが顔を揃え、旬の魚、野菜などを味わいながら、さかずきを重ねていました。大手家電メーカーに勤めていた一人が「財政ファイナンスってどういうこと?」と切り出しました。

大学教授が「国債の発行を日本銀行がすべて引き受けること」と応じました。元銀行マンが「戦前、軍事費を賄うのに発行した国債を、日本銀行が無制限に引き受けたことが戦争を起こしたことにつながったうえ、戦後のハイパーインフレを巻き起こしたので、法律で財政ファイナンスを禁止している」と加えました。

大手電機メーカの元幹部が「今、国債が1000兆円を超え、日銀が国債の引き受け高を増やしているが、大丈夫なの?」と再質問をしました。

大学教授が「財政規律が壊れると心配する財政学者は多い。アルゼンチンでは、国債が大暴落して国民が大変な苦労を体験した」と答えました。

アルゼンチンでは、工業偏重政策の失敗、二度のオイルショックに加えて、英国とのフォークランド戦争の敗北などで、1989年に5000%のハイパーインフレが起こりました。さらに、為替政策の失敗から国債が大暴落し、デフォルト(債務不履行)しました。小麦粉の値段が1か月で6割も上がりました。

その当時、アルゼンチンで勤務していた大手家庭電器の元幹部が「スーパーなどの売り場から食料品が消えてしまった。毎日、値段が上がるので、買い占めや売り惜しみが起こった。食べ物を確保するのに、本当に苦労した」と打ち明けました。「政府が対策を取るまでに1週間程度かかるとみて、その間の食料と飲み水は確保した方がよい」と付け加えました。

そうか、財政が破綻したら、食べ物が売り場から消えてしまうのか。非常用食料を用意しなくては、とカミさんに言ったところ、「お米は30キロあるし、2リットル入りの天然水が10本は保管してあるから、心配要りません」という答えが返ってきました。女性は先を見ています。

 

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家族がつくった「認知症」早期発見の目安

2016-09-27 09:32:29 | 健康・病気

地元の敬老お祝い会に参加したところ、配られた紙袋に「家族がつくった『認知症』早期発見の目安」が同封されていました。公益社団法人「認知症の人と家族の会」が作成したものです。家族の会の人たちが経験から考え出した早期発見の目安で、「もの忘れがひどい」など六つの大項目ごとにチェック項目が書かれていました

「もの忘れがひどい」は4項目。①今切ったばかりなのに電話の相手を忘れる②同じことを何度も言う・問う③しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも探し物をしている④財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う

「判断・理解力が衰える」も4項目。⑤料理・片付け・計算・運転などでミスが多くなった⑥新しいことが覚えられない⑦話のつじつまが合わない⑧テレビ番組の内容が理解できなくなった

「時間・場所がわからない」は2項目。⑨約束の日時や場所を間違えるようになった⑩慣れた道でも迷うことがある

「人柄が変わる」は4項目。⑪些細なことで怒りっぽくなった⑫周りへの気づかいがなくなり、頑固になった⑬自分の失敗を人のせいにする⑭「このところ様子がおかしい」と周囲から言われた

「不安感が強い」は3項目。⑮ひとりになるとこわがったり寂しがったりする⑯外出時持ち物を何度も確かめる⑰「頭が変になった」と本人が訴える

「意欲がなくなる」は3項目。⑱下着を替えず身だしなみをかまわなくなった⑲趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった⑳ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる

家族の会は、20項目の中のいくつも思いあたることがあれば、専門家に相談してください、と呼びかけています。

 

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ケツ財布が腰痛の原因だなんて!

2016-09-26 09:31:58 | 健康・病気

「男性の腰痛の一番多い原因はケツ財布」という記事を読んで「そうなんだ」と合点が行きました。私も軽装のシーズンはズボンのお尻のポケットに二つ折り財布を入れています。休み明けの木曜日、左腰の軽い違和感があります。重いものを持った覚えはないのに、と思いながら、この記事を読んで、休みの水曜日にプロ野球のオリックスー西武戦を京セラドーム球場で3時間以上も座って観戦していたことに気づきました。

「これが違和感の原因か」と思い至りました。腰痛の三分の一は姿勢が原因ということはわかっていたのに、です。お尻のポケットに財布を入れたまま座ると、財布を入れた側を少し浮かしたアンバランスな姿勢になることから、骨盤のゆがみを生じて、腰痛の発症となるとされます。

私はお尻の右ポケットに二つ折り財布を入れています。球場の内野席で観戦したのですが、右側の腰をやや浮かしていたのでしょうか、左腰に負担がかかったようです。

ケツ財布は腰痛の原因になるばかりか、財布とズボンの生地がこすれてポケットに穴が開く原因になります。財布のほかに、キーケースやカードケースを入れている人もおりますが、財布、キーケースなどが10倍の速さで劣化するというデータがあるそうです。

私もケツ財布をしていますが、整骨院に到着すると、財布はロッカーに入れます。昼食時はお尻のポケットに入れますが、短時間です。長時間座らなければならない、劇場、球場では、ケツ財布は止めることにします。

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認知症の人への基本姿勢は三つの「ない」

2016-09-23 09:33:40 | 健康・病気

十三市民病院の健康セミナー「ご存知ですか? 認知症ー今日からできる認知症予防」では、大阪市が発行している「認知症になっても安心して暮らせるまちをめざして」の小冊子が配られました。「認知症とは?」「治療について」「予防について」「本人・家族の気持ちを知ろう」「認知症の人への対応」「相談機関」の項目に分かれ、認知症に関わることがわかりやすく、簡潔に書かれています。

「認知症の人への基本姿勢」は三つの「ない」とあります。①驚かせない②急がせない③自尊心を傷つけない、です。認知症に伴う認知機能の低下があることを理解する一方、認知症の人を支援するという姿勢が重要と指摘します。

具体的な対応として、七つのポイントを挙げます。

①まずは見守る。一定の距離を保ち、さりげなく様子を見守ります。近づき過ぎたり、ジロジロ見たりするのは禁物です。

②余裕をもって対応する。こちらが困惑や焦りを感じていると、相手にも伝わって動揺させてしまいます。

③声をかけるときは一人で。複数で囲むと恐怖心をあおりやすい。

④後ろから声をかけない。一定の距離で相手の視野に入ったところで声をかけます。「何かお困りですか」「どうなさいました」など。

⑤相手と目線を合わせてやさしい口調で。

⑥おだやかに、はっきりした話し方で。高齢者は耳が聞こえにくい人が多いので、ゆっくり、はっきりと話すように心がけます。

⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する。認知症の人は急がされるのが苦手です。複数の問いに答えるのも苦手です。相手の言葉をゆっくり聞き、何をしたいかを相手の言葉を使って推測・確認します。

認知症の人は、私の周りにいませんが、会う機会がありましたら、これらのことを心に刻んで接するよう心がけたいと思います。でも、これって、人とつきあうときの基本動作ではないでしょうか。幼い子にも、私はこのように接したいと考えています。

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