肛門まわりのトラブルには洗いすぎがあると、「痛み かゆみ 便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい」を著した大阪肛門科診療所の佐々木みのり副院長が指摘します。
佐々木さんは洗いすぎのチェックに次の項目をあげています。
□排便に関係なくトイレに入るたびにおしりを洗浄する
□温水で刺激しながら排便をする
□温水洗浄で温水を15秒以上当てる
□肛門にシャワーを直接当てている
□肛門をウエットティッシュなどで拭いている
佐々木さんは、肛門の皮膚は目のまわりと同じくらい薄くてデリケートなので洗いすぎるとバリアが低下し、神経が働いて過敏になりやすいと指摘します。洗いすぎで最初に起こるのが、かゆみといいます。
私は温水洗浄を15秒以上使用していますし、肛門に直接シャワーを当てています。それでも、痛みやかゆみ、便秘に悩むことはありません。佐々木さんが指摘する症状が出てきたら、洗いすぎを控えるようにします。