団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

ロコトレをやってみませんか

2011-08-30 10:41:17 | 健康・病気

ロコチェックをして、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の恐れがあるとわかったら、ロコモーショントレーニング(ロコトレ)をやりませんか。ロコトレの基本は二つ。スクワットと片脚立ちです。

スクワットは、足を腰幅より広く開き、背筋を伸ばして、5~6秒かけてゆっくりお尻を下ろし、再び5~6秒かけてゆっくりお尻を上げていきます。これを5回ほど繰り返し1セットとし、1日に3セットを行います。お尻はトイレの便座に腰掛けるように下ろし、両膝がつま先より前に出ないようにします。つま先より前に出ると、膝を突き出すかたちとなり、膝を痛める恐れがあるからです。患者さんには「一、二、三、ハイ」と声を上げながら、お尻を下ろし、「一、二、三、ハイ」と声を出してお尻を上げるようにしてもらっています。声を出すことで息を吐き、ゆっくり動作をすることができます。足元に自身のない方には、テーブルの端などを手でつかみ、つかまり立ちのスクワットをしてもらっています。

片脚立ちは、フラミンゴのように一本脚で1分間立ちます。左右1回ずつで、これも1日3回行います。足元がややおぼつかない方はテーブルやいすに片手や両手でつかみ、「支えてフラミンゴ」でOKです。

この二つの運動で、立つ、座る、歩くための筋力とバランス能力を鍛えることができます。生活するための基本的な運動器をトレーニングすれば、「生活の質」を維持、向上できます。「元気な還暦世代」を楽しく生きるためにも、60歳を超えたら、日常生活にぜひ取り入れてもらいたいと思っています。

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ロコチェックしませんか

2011-08-29 10:28:55 | 健康・病気

今日29日から、NHKラジオあさいちばんの健康ライフで「まだまだ間に合う足腰丈夫作戦」と題して東京リハビリテーション病院の林泰史・病院長の話が始まりました。5月に放送したものの再放送です。第一回は「ロコモティブシンドロームとは」でした。ロコモティブシンドローム(略称ロコモ)は運動器症候群といい、骨や筋肉、関節という運動器の機能が衰えることで、要介護や寝たきりの状態になったり、そのリスクが高くなった状態を示します。こうしたロコモを防止することが当院の最大の目標の一つです。

林院長は、運動器の現状をつかむため、ロコモチェックを呼びかけます。それは、次の七つの点検です。①片脚立ちで靴下がはけるか②家の中でつまずいたり、滑ったりするか③階段を上るのに手すりが必要か④横断歩道を青信号で渡り切れるか⑤15分くらい続けて歩けるか⑥2キロ程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰ることができるか⑦家のやや重い仕事(掃除機がけや布団の上げ下ろしなど)ができるか

ロコチェックに一つでも当てはまる場合、ロコモトレーニングで足腰を鍛える必要があります。林院長らが、東京都墨田区の65歳以上の元気な女性111人にロコチェックをしてもらったら、全体の47%、52人がロコモと判定されました。高齢の女性は、女性ホルモンの関係から骨粗鬆症にかかりやすく、ロコモになる恐れは男性より高いのです。このブログを見る人に、65歳以上の人は少ないと考えますが、家族に65歳以上の方がおれば、ぜひロコチェックをするよう、お勧めします。

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背筋伸ばして副交感神経アップ

2011-08-28 12:36:30 | 健康・病気

ストレス社会。強いストレスを受けると交感神経が高まり、心身のバランス機能が崩れ、種々の症状が現れます。ストレスに負けない心身をつくろうと思っても、人が一日に受けるストレスは60万回といわれ、ストレスを吹き飛ばすのは不可能です。「ストレスを受ける側に回るから、ストレスから病気になるのだ。ストレスを発する側になれば、ストレスを受けない」と豪語する先輩がいましたが、ストレスは人間関係だけではありません。暑さ、寒さ、物音、風の強さにもストレスを感じるし、犬にほえられてもストレスを受けます。第一、ストレス源を自認する人と一緒に仕事をするのは、私はご免をこうむりたいです。

小林弘幸・順天堂大学医学部教授の著書「なぜ、これは健康にいいのか」によると、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、いろいろな病気にかかりやすくなる、といいます。交感神経が高まりすぎると感染症にかかりやすくなり、副交感神経が高まりすぎるとうつ病になりやすいそうです。交感神経も副交感神経も高いレベルで働いている状態が、最も健康に良いとか。現代のストレス社会では、副交感神経をアップさせる必要があります。それには、小林教授は①背筋を伸ばす②ゆっくり歩く③深呼吸をする、を提唱しています。ゴルフのタイガー・ウッズがグリーンで実施している歩き方といいます。

私も、患者さんにこの歩き方を推奨しています。背筋を伸ばして歩けば、僧帽筋も鍛えられるので下向き歩行の防止に役立ちます。肩こりの予防にもなります。

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元気な還暦世代

2011-08-27 10:56:45 | 健康・病気

奈良国立博物館で今月28日まで開催されている特別展「天竺へ~三蔵法師3万キロの旅」を見てきました。国宝「玄奘三蔵絵」の全12巻の絵巻(藤田美術館所蔵)を展示しています。第1巻の絵巻から長い行列ができ、絵巻を見始めるまでに約15分かかりました。大半が60代から70代前半と思われるカップルです。ご夫婦と推察しましたが、解説が流れるヘッドフォンを聞きながら、熱心に観賞していました。帰り道、奈良公園をそぞろ歩きしながら、近鉄奈良駅やJR奈良駅に向かう人並みには、奈良国立博物館で見かけたカップルが目につきました。最寄りの近鉄奈良駅まで、歩いて20分はかかります。「元気なものだな」と感心しました。

中年の40~50代を過ぎ、後記高齢者の75歳以上までの、60代から70代前半までの人たちは、元気な人たちが多く、高齢者(65歳以上)と呼ぶには当てはまらない。もっとふさわしい名前をつけられないだろうか、と提案する精神科医の文章を読みました。食の向上、医療の進歩、運動の普及、アンチエイジング思想の広がりなどで、今の60代以上は実際の年齢の8掛け(7掛けという人も)の体力があると言われます。個人差が大きいので、一般化はできませんが、60歳も8掛けならば、48歳。どう見ても40歳台にしか見えない60代が身近に何人もいることでしょう。

日常、運動をしている人と、まったくしていない人では、体力年齢が実年齢とプラスマイナス10歳の幅があると言われます。つまり、60歳の人ならば、運動している人は最高で50歳、運動をしていない人は最大で70歳の体力になるわけです。私は「元気な還暦世代」と呼んでいますが、70歳代前半が外れてしまうので、もっと良い呼び名がないか思案中です。

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加害者意識のなさが問題

2011-08-26 10:59:40 | 健康・病気

自転車にぶつけられるなどでけがをした人たちの約80%が「相手の自転車に逃げられた」と口をそろえています。自転車に乗った人は、けがをさせたという加害者意識がないのです。私の左手に12針を縫うけがを負わせた、自転車の若い女性は私がけがをしたことさえ知らないのでしょう。

80歳近い女性の患者さんは、こんな体験を話してくれました。ゴミを捨てにマンション前のゴミ置き場に向かって歩いていると、歩道を走ってきた女子中学生の自転車が体すれすれに通り過ぎたため、後ろに倒れ、後頭部をしたたかに打ったといいます。自転車はいったん立ち止まったものの、すぐに走り出そうとしたため、「待ちなさい。私は頭を打ったのよ」と言って、危ない運転を注意したところ、女子中学生が泣き出しました。通る人たちが私を見て「女子中学生をいじめているように思っているようで、途中で許してあげました」と患者さん。この女子中学生も、患者さんに注意されるまで、自分の走り方が「危険走行」と思っていなかったようです。

自動車を運転する人たちは、免許証を取るまでに交通ルールを教えられ、それをマスターしなければ、運転免許試験に合格しません。しかし、自転車は交通ルールを学ばなくても乗ることができます。自転車が加害者になる事故が多発していることを受けて、「自転車にも免許証を」と求める声も出ています。

10年ほど前、中国・上海に旅行しました。空港前の道路は、車がひっきりなしに通り、歩行者が渡ろうとしても停まってくれません。旅行の女性ガイドは「さあ、勇気を持って渡りましょう。中国では、歩行者を見ても車は停まってくれません」。

日本では、歩道の自転車通行を認めた以上、交通ルールを守らない自転車から自分の身を守るためには、「勇気を持って歩き、細心の注意を払って事故を防ぐ」行動をしなければならないのでしょうか。

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