団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

やらなかった後悔はしたくない

2012-12-28 09:39:48 | 健康・病気

Nさんの熱意と前向きな生き方はどこから出てくるのでしょうか。でも、そんな質問をぶつけたいと思ったことはありません。きっと、Nさんは「そういう性分だから」と答えるのではないか、と推量しています。京都「第九」をうたう会で一緒に合唱の練習をしてきたMさんは、Nさんと一緒の職場で仕事をしたことがあります。その人が「これほど前向きな人とは思っていませんでした」と言うのですから、かつてのNさんは、はた目にはさほど「前向きな人」と映らなかったようです。

その契機になったのは、網膜色素変性症で両目がほとんど見えなくなったことだ、と私は考えています。事情は知りませんが、妻と離婚をして50代から一人暮らしを始めました。息子2人、娘1人との交流はありますが、それぞれが独立し、別の家族を営んでいます。そのころから、目が徐々に見えなくなってきたといいます。

1昨年5月、東京のマンションから京都のマンションに転居し、東京の私立大学に週1回、講義で新幹線通勤を始めました。非常勤講師の交通費の上限は5000円と聞きましたから、往復の新幹線料金は「持ち出し」です。それでも「マンションの家賃が東京より10万円も安いし、第一、京都は環境もよくて住みやすい」と気にしていません。

目の不自由な人たちを支援するライトハウスで、白杖の使い方を教わり、これまでと同じ、かなり速いペースで歩いています。パソコンは送られたメールなどを音声で知らせるシステムに変えました。文字を読まなければならない場合は、文字を拡大して白黒反転させると、何とか読むことができるといいます。

春からピアノの個人レッスンを始め、バッハの鍵盤楽曲「インベンション」に挑戦し、自宅のアップライトピアノで練習に励んでいます。そして、8月から京都「第九」をうたう会に入り、12月19日の京都交響楽団のベートーヴェンの交響曲「第九」で合唱デビューをしました。

私は40代で虚血性心疾患で倒れたとき、これからの人生では「やってしまったことの後悔はしても、やらなかったことで後悔することはしない」と自分に言い聞かせました。それから、いろんなことに積極的に取り組めるようになりました。Nさんも、きっとやらなかったことで後悔はしたくないと「前向きな人」になったのでは、と勝手に推測しています。

29日から1月4日まで、91歳の父の世話と大掃除などの力仕事をするため、東京の実家に帰ります。その間、ブログは休載します。みなさま、良い年をお迎えください。

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その熱意と前向きな生き方はどこから出てくるのか

2012-12-27 09:51:49 | 健康・病気

京都「第九」をうたう会のベートーヴェンの交響曲「第九」(合唱付き)の大合唱を聴いたあと、うたう会のメンバーの友人2人と「打ち上げ」と称してインド料理を楽しんだことへの、お礼のメールを女性のMさんに出したところ、次の返信メールが返ってきました。

先日はコンサートに来てくださってありがとうございました。ごちそうになって感激です。。とにかく無事に終わり、ほっとしました。Nさんの熱意に引っ張られてきたようなものです。これほど前向きな人とは思っていませんでした。

このブログに何回も登場しているNさんは、網膜色素変性症で60代になってから両目が徐々に見えなくなりました。白杖を使って歩く講習を受け、パソコンは音声ソフト仕様に切り替えました。東京の私立大学に週1回、新幹線通勤をして、非常勤講師として「情報公開」を教えています。

その傍ら、バッハの鍵盤楽曲「インベンション」を弾けるようになりたい、と思い立ち、69歳からピアノの個人レッスンを受けています。そして、Mさんが京都「第九」をうたう会に入って「第九」を合唱すると聞いて、すぐにMさんに連絡を取って入会の手続きを尋ねたといいます。ドイツに勤務したことがあり、ドイツ語が堪能な友人に「歓喜の歌」をレコーダーに吹き込んでもらい、それを繰り返し聴いてドイツ語の発音をチェックしたそうです。

その熱意と前向きな生き方には、私は感動し、強い刺激を受けます。それで、Nさんから誘いがありますと、時間の許す限り、参加するようにしています。「熱意と前向きな生き方」の源泉についての私の見方は次回に。

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Hot Sakeはお湯割り?

2012-12-25 11:06:32 | 健康・病気

関西に在住している大学の同期生7人が集まって忘年会を開いた席での話です。ヒレ酒を飲んで、継酒の熱燗を頼みました。大手家電メーカーを定年退職したあと、嘱託で勤務している友人が「熱燗って英語で言えば、Hot Sake」と言い出しました。友人はスペイン語が堪能で南米販売担当として海外に頻繁に出張していました。アメリカン航空に乗っていたときの出来事だそうです。

機内食のメニューに「Sake」があったので「Hot Sake」と注文すると、CA(キャビン・アテンダント)の女性がコップに入れた日本酒を持ってきました。ぬるいので「More Hot」と言いました。温かくなったSakeを口にしますと、なんとも水っぽいのです。どのように温めたのか、を聞いても要領を得ないので、Hot Sakeをつくる調理場に行きますと、CAがつくり方を示しました。

見ると、日本酒に熱い湯を加えていたのです。「水っぽいはずだ」と友人は納得し「Hot Sake」は酒そのものを温めるのだ、と説明しましたが、CAの人たちは理解できないようでした。

アルコールそのものを温めて飲む習慣は欧米にはありません。ホット・ウイスキーはウイスキーのお湯割りですし、ホット・ブランデーも同様です。欧米の女性たちが熱燗を日本酒のお湯割りと思ったのは無理がありません。友人は外国の知人らにも尋ねましたが、酒そのものを温めて飲むことはないそうです。

忘年会では、日本酒以外にどんな酒を温めて飲むかが話題になりましたが、中国の紹興酒しか思い当たりませんでした。熱燗って、極めて日本人らしい飲み方なんですね。

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コンビニの車止めにはご用心! 続

2012-12-24 09:32:06 | 健康・病気

コンビニのコンクリート製の車止めは、かつては車輪があたるところに長さ約30センチの車止めが2か所置かれていました。コインパーキングでよく見られるタイプです。それが長さ約1.5メートルの車止めが設けられるようになりました。私の推測では、2か所の小さな車止めでは、そのすき間を車が通ってコンビニの建物にぶつかるケースが増えたためでしょう。店舗を車の衝突から防ぐために長い車止めになったと考えています。

このため、車止めに足をひっかける高齢者が目につくようになりました。とくに、夜間は店内はすごく明るいのに外は照明があっても思った以上に暗いものです。ちょっとの間「鳥目現象」を起こし、足元がはっきり見えないため、両手、両膝を打撲した女性の患者さんのように足が引っかかり転倒するのです。別の高齢の女性の患者さんは顔と両手足をコンクリートの路面に打ちつけ、お岩さんのように目の周りを腫らせて来院されました。

コンビニ側の事情はわかるものの、入り口に出入りするスペースをもう少し広げれば、言い換えれば、入り口のすぐそばに駐車スペースをつくらなければ、車止めに足を引っかけて転倒する買い物客は減るのではないでしょうか。

車止めに足がかかって前から転倒した高齢の女性は、けがをしてから1週間がたち、左手首の内出血は青あざが残るものの、周辺は褐色に変わり、出血した血液の吸収が始まっています。腫れも引きました。両膝は膝立ちしても痛まない程度に回復しました。

知人・友人からは「骨がよく折れなかったね。よっぽど転び方が上手だったのね」と口々に言われたそうです。両手、両膝、額、それに両脚のつま先の7か所で体重を支えたので、骨を折るなどの重傷を負わなかったと思います。

両膝、左手の打撲がひどかったところが改善するのに従って、女性は左肩に続いて左肘が痛むようになったと訴えます。倒れたとき、左手で強く支えたため、左肩、左肘の関節が衝撃を受けたようです。直接打撲した患部が治ってきたことで、痛みを感じるようになったとみています。

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コンビニの車止めにはご用心!

2012-12-23 09:37:19 | 健康・病気

80歳近い女性が昨夜、コンビニのコンクリート製の車止めに足を引っかけて転んでしまった、と午前11時過ぎに来院されました。コンビニの入り口を出て、歩き出したところ、暗かったためか、車止めがあるのに気づかず足が引っかかり、前から倒れました。あわてて両手を出しましたが、両手首と両膝をコンクリートの路面で強く打ちました。

視診しますと、両手首には小さな内出血があり、両膝は内出血の青い跡があります。左手で止めようとしたのでしょう、左の手足に大きな打撲痕がありました。両手、両膝を痛くない範囲で動かしてもらいました。きちんと動かすことができました。骨折、脱臼はありません。捻挫の心配はありましたが、あったとしても軽度です。アイスパックで患部を20分ほど冷やして、冷シップ薬をはりました。安静にして、時折冷やすようお願いしました。そして、内出血は夕方までにさらに広がるでしょうから、びっくりしないでください、と伝えました。

夕方、お見えになり、左手首は内出血が広がり、10センチ以上青くなっていました。右手首はさほど広がっていませんでした。患部は努めて冷やすよう言いました。2日間、仕事の都合で来院されませんでしたが、3日後、来られましたので、見ると両手、両膝とも内出血の範囲が小さくなり、腫れも引いていたので一安心しました。

それにしても、私の患者さんの中で、このコンビニの車止めで転倒してけがした人は2人もいます。患者さん以外でも、足を引っかけて転んだ人はかなりあると思います。その原因と私の考えは次回に。

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