2010年11月の開院祝いにいただいたコチョウランが2回目の花を四つもつけました。専門学校で知り合った鍼灸師の女性が贈ってくれた鉢植えの花です。4本の茎から多数の花を咲かせていましたが、一輪、一輪と花が落ちていきました。それでも、この春まで1年数カ月にわたって花をつけていました。
窓辺のガラスケースに置いて、表面の水苔が乾いたら水をやっている程度で、取り立てての手入れはしていません。肥料もあげていません。ネットで2回目のコチョウランを咲かせる方法を調べたら、花茎は下から2、3節を残して切るように書かれていましたので、花のすべてが落ちてしまった3本の花茎を下から2節を残して切りました。
残る1本は4月まで花を一輪つけており、その後、花が落ちました。コチョウランは1年間に蓄えた力を目いっぱい使って開花するので、もう一度開花させるのは残った力を使い果たすことになるといいます。下から2節残して切ると、そこから花茎が伸びてくるとあります。
ところが、残る1本の花茎の一つ下から茎が伸びてきました。20センチほど伸びたところで、つぼみを四つつけました。つぼみは少しずつ膨らみ、6月中旬に一つが開花したのに続いて下旬までに四輪が花を咲かせました。花の大きさが少し小ぶりになりましたが、あでやかさは変わりません。30日朝、もう一つの花芽が出てきました。ところで、2節残して切った花茎は何の変化もありません。
でも、コチョウランの花を1年8カ月も見ることができるとは喜びです。