団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

両耳の聞こえが悪くなったら加齢性難聴です

2019-06-28 10:17:28 | 健康・病気

70代半ばの男性は両耳の聞こえが悪くなりました。とりわけ聞きにくいのが左耳です。このため、電話は右耳で聞くようにしています。70代になったころから、聞こえが悪くなり、年々悪化しているようだといいます。

NHKラジオの健康ライフ「放置すると危険! 耳の病気」で、東京医科大八王子医療センターの小川恭生教授が「加齢性難聴は放置すると認知機能を低下を招く恐れがある」と指摘していました。

小川教授によると、加齢性難聴は文字通り、加齢に伴い内耳にある有毛細胞が減ってくることから生じます。65歳から急増し、3人に1人がなるといわれ、75歳以上になると7割以上に達するそうです。両耳の聞こえが悪くなるのが特徴で、片方の耳が聞こえにくくなる突発性難聴とは異なります。

自分が加齢性難聴を起こしているかどうか、をチェックするには①子どもの歌声など高音域の声が聞き取りにくくなっていないか(私は少年少女合唱団の歌声が聞き取れないことが増えました)②佐藤さん、加藤さんの区別ができるか③聞き返すことが増えていないか④テレビ、ラジオの音量が大きくなっていないか

4項目に該当するところがあれば、耳鼻科医院を受診して検査を受けた方が良いそうです。

小川教授は、加齢性難聴は老化現象ですから、良くなることはないといいます。補聴器で落ちた聴力を補うしかありません。聞こえにくいままで放置すると、認知機能が低下するといわれます。

補聴器は2か月ほどかけて耳と脳を慣らす調整が必要です。このため、小川教授は、日本耳鼻咽喉学会のホームページに載っている補聴器相談員の医師を受診するよう勧めています。そのうえで、認定補聴器医療者が扱う補聴器を購入するよう呼びかけています。

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昨日痛くなかったところが今日痛み出す

2019-06-27 09:57:00 | 健康・病気

80歳前の男性が「左肩が急に痛くなった」と訴えます。「何もしていないのに、どうして痛くなったのでしょうか」と尋ねます。

左肩を上まで上げてもらうと、上までちゃんと上がります。運動機能には異常はないようです。肩周辺の筋肉を触りますと、痛いところだらけです。肩こり筋といわれる僧帽筋上部線維をはじめ、前鋸筋、肩甲下筋、三角筋粗面、肩甲骨周りなどに強い痛みを訴えます。

頸周りの筋肉をみると、頭を支える胸鎖乳突筋、頸椎を囲む頚長筋は軽く押圧するだけで「痛いです」と悲鳴が上がります。

「これだけ肩頸周りの筋肉がカチンカチンに張っていたら、強い痛みが出ます。筋肉は動かさないと、弱くなって硬くなります。すると、筋硬結が起こり、痛みが発症します」と説明しました。「何もしないことが、筋硬結を起こすので、肩や頸を動かす運動をしてください」と話し、ラジオ体操を勧めました。

私たちの体は加齢に伴い、弱く硬くなります。弱くなればそれまで支えていた体を支えられなくなり、痛みが出てきます。硬くなれば、動きが悪くなり、無理に動かそうとすれば、これも痛みの原因になります。

「子どもは昨日できなかったことが今日できるようになる。老人は昨日できたことが今日できなくなる」とよく言われますが、「老人は昨日痛くなかったところが今日痛み出す」のです。

それを防ぐためには筋トレ・ストレッチが欠かせないと私は考え、自ら実行しています。

 

 

 

 

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片方の耳が突然聞こえなくなったら、すぐに耳鼻科医へ

2019-06-25 15:27:07 | 健康・病気

高校時代の同窓生の男性(72)は朝、目覚めたら左耳が聞こえなくなったのに気づきました。「疲れたのかな」と思いましたが、翌日になっても聴力が戻らないため、ゴルフ仲間で同窓生でもある内科医の男性を受診しました。

内科医は突発性難聴と診断し、知人の耳鼻科医に紹介状を書いて、すぐに受診するよう告げました。男性は耳鼻科医院を訪ね、ステロイド治療を受けました。数日間、通ったところ、左耳は元通りに聞こえるようになったそうです。

突発性難聴は突然、片方の耳が聞こえなくなります。耳鳴りやめまいが生じることもあります。内耳の有毛細胞がダメージを受けて壊れることから発症します。その原因はわかりませんが、ストレスや疲労がかかわっているといわれます。

発症してから数日以内に耳鼻科医を受診し、ステロイド治療を受ければ、聴力を取り戻すことができるとされます。しかし、落ちた聴力は2週間から4週間で固定されるといい、2週間を過ぎると、元の聴力に戻るのは難しいといいます。

男性は恐妻家で知られ、口の悪い友人たちは「奥さんからのストレスが原因では」と言っているそうです。男性は「持つべきものは友。紹介状を書いてもらい、耳鼻科医を受診して、本当に助かった」と喜んでいます。

 

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椎間板の髄核の移動が腰痛の原因⁈

2019-06-24 09:41:43 | 健康・病気

NHKテレビの「あさイチ」の「ビックリ! 腰痛の新常識SP」(19日放送)を見ていたら、腰痛の原因について、東京大医学部付属病院の松平浩(こう)特任教授が腰椎の椎間板にある髄核が後ろに移動することから発症すると説明しました。

髄核が椎間板から後方に飛び出すと椎間板ヘルニアになりますが、その途中の状況が腰痛をひき起こしているとの説明でした。この考え方は、私にとって初耳でした。柔道整復師の専門学校では、習ったことがありません。

検査機器の発達はめざましいですから、髄核の動きを明らかにすることができたのでしょう。この動きと腰痛を結びつけたのは新説と思います。ネットで松平教授の論文を調べましたが、残念ながら私は新説を医学的に証明する資料を確認できませんでした。

「あさイチ」では、松平教授の「3秒でできる腰痛体操」紹介していました。

それは、①足を肩幅より広く、並行に立ち、両手を尻にあてる②息を吐きながらゆっくり体を反らす(両手で骨盤を押し込むイメージ。あごは首につける)③この状態を3秒間キープする

腰痛の予防には1日1回、腰痛がある人は1日10回程度行います。

3秒でできるので、腰痛の予防にタケちゃんもやってみます。

 

 

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著名な陶芸家のぐい飲み9個もあげてしまった

2019-06-21 10:06:48 | 健康・病気

文楽人形の製作者大江巳之助さん(故人)からいただいた文楽人形を描いた色紙7枚を友人にあげた先輩記者の男性は徳島県鳴門市の大谷焼窯元、矢野陶苑の矢野款一さん(76)とも昵懇でした。

矢野さんとも酒を酌み交わす仲になり、個人的にも親交を深めました。ある日、矢野さんは「ええ焼き物に仕上がった」といって、ぐい飲み9個を手渡しました。先輩は「もらうわけにいきません」と固辞しましたが、繰り返し持っていくようにいわれ、自宅に持ち帰りました。

これも、先輩のところを訪れた友人が「ええぐい飲みやなあ」というものですから、「それなら持って行って」と9個ともあげてしまいました。後で、ぐい飲みは1個4万円もすると聞いて、先輩は「一つぐらい残しておけば」と反省したそうです。

この話を酒の席で聞いた別の先輩記者の男性は「俺も、備前焼の藤原雄さんを訪ねたとき、箱書きされたぐい飲みをいただいたことがある」と切り出しました。藤原雄さんは人間国宝で岡山県・備前焼の」第一人者でした。2001年10月に69歳で亡くなっています。

ところが、せっかくいただいたぐい飲みですが、箱から出して他のぐい飲みと一緒にしていたら、どれが藤原雄さんのぐい飲みかわからなくなったといいます。

藤原雄さんのぐい飲みは一つ25万円といわれますから、これで飲む酒はさぞかし美味いと推察します。それにしても、ものの価値が分からない記者にやさしい「良い時代」の話です。

 

 

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