「土の時代」には、1789年のフランス革命が起こり、封建制が打破されました。同時に産業革命が起こり、経済力が飛躍的に拡大しました。
それまでの「火の時代」は君主制や王政がしかれ、家柄と血筋がものをいう時代でした。それが「土の時代」になり、お金、学力、肩書、資格など積み上げたものがものをいう時代に変わりました。言い換えれば、経済力が支配した時代といえそうです。
「土の時代」は地についたものが大事にされ、固定概念、不動産、終身雇用、生命保険など形あるものが重視されました。そうした物質主義から大量生産・大量消費の世界に入っていきました。
ところで、前回の「風の時代」はどんな時代だったのでしょうか。西洋占星術では1186年~1365年または1425年とされます。今から835年前から約200年間です。
1206年にモンゴル帝国が建国されました。機動力が高い騎馬軍団で領土を拡大し、東西の世界にまたがる大帝国をつくりました。風のように速い騎馬軍団です。
1299年にはオスマン帝国が建国されました。さまざまな民族、宗教、言語の人たちが風のように行き交い、多様性に富む社会を築いたのが繁栄した理由といわれます。