新聞社時代の先輩、同僚、後輩が集まる旧友会に出たら、70代半ばを過ぎた先輩たちに今年は杖を使う男性が目につきました。杖を手にしないものの、脚力が衰え、よちよち歩きの人も目立ちます。
現役時代、さっそうと取材活動をしていたり、私たち後輩を叱咤激励したりした先輩たちの衰えた姿は、私が「これから行く道」ですから、他人ごとではありません。
75歳は「サルコペニア(筋肉減弱症)の壁」といわれます。75歳を境に足腰などの筋肉がめっきり衰え、杖なしでは歩けなくなったり、さらに弱ると車いすの生活になります。この壁を乗り越えられれば、「日常生活が制限されることなく生活できる期間」である健康寿命を先延ばしすることができるのです。
サルコペニアの次に訪れるのが、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)です。骨や筋肉、関節といった運動器の機能が衰える症状で、要介護、寝たきりになったり、そのリスクが高まったりします。
要介護・要支援が必要になった原因をみると、ロコモティブシンドロームから転倒しての骨折、膝関節症、股関節障害などの関節疾患は合わせて2割に上り、脳血管障害と同じ割合というデータもあります。
ロコモティブシンドロームを防ぐため、日本整形外科学会は、ロコモ体操として、スクワットと片脚立ちを推奨しています。私は相撲のしこのように片脚を上げる相撲スクワットを左右1分間ずつ、2.5キロのバーベル二つを両手に持ってのスクワットを30回、2セットを続けています。
最近、自転車に長い時間乗ると、時折、お尻が痛くなるようになりました。お尻の筋肉が少し衰えたのかな、と考え、スクワットでお尻を深く下げて、殿筋を鍛えています。
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