2人に1人ががんにかかる現代、日本人の男性が最も多く罹患するのが前立腺がんです。厚労省によると、前立腺がんの患者数は8万7700人でがん患者ぜんたいの16.4%を占めます。
前立腺は男性の生殖器官で約20グラムの小さなクルミのような形をしています。加齢とともに女性ホルモンがつくられなくなり、男性ホルモンが優位となります。それによって前立腺の細胞が増え、がん化していくので、前立腺がんは男の宿命ともいわれます。
週刊文春(8月8日号)に前立腺がんを招く5大タブーが載っていましたのでチェックしてみました。
□PSA検査を受けていない
□肉が好き、お茶やコーヒーを飲まない
□睡眠時間が6時間未満
□発毛剤を使用している
□あまり射精をしていない
PSA検査は前立腺から分泌されるたんぱく質を血液検査するもので、基準値は4ng/ml以下です。私は0.4~0.5ng/dlです。赤身肉にはヘム鉄が多く含まれ、男性ホルモンのテストステロンを増加させます。お茶やコーヒーには前立腺がんを抑制する作用があるとされます。
睡眠によって生まれるメラトニンにはがんの抑制効果あるといいます。6時間未満だと前立腺がんの発症率が高まるという研究報告があります。
AGA(男性型脱毛症)を治療する発毛剤には男性ホルモンをブロックする働きがあり、PSA検査の数値を減らし、正確な検査ができなくなります。射精頻度が高いと前立腺がんになりにくいという米国・ハーバード大の研究報告があります。
私は「あまり射精をしていない」にチェックが入りますが、そのほかはノーチェックです。PSA検査の結果を見ても、今のところは心配がないようです。