私の自動車、まだ冬用のタイヤを付けたまま。
いつもの年なら3月中に普通タイヤに交換しているが、
今年は特に急ぐ必要もなかったので、そのままにしていた。
訳あって、知り合いの自動車を預かることになり、
私の車と、その方の車を交互に運転していた。
でも4月半ば、いくら何でもと交換した。
車屋さんは我が家から2キロ先のところ。
普通タイヤを載せて行き交換を頼んだ。
整備士の方「今頃交換ですか?」と。
訳あって別の車も運転していたからと答えた。
整備場内を眺めていると、さまざまな車があった。
前がペッシャンコになっている車、どうやって直すのか、
横からぶつけられた車、ドアがひどく傷ついている。
高級車も左前がつぶれている、聞けば電柱にぶつけたと。
色んな事情で持ち込まれた車達、
幸いにも今まで事故にも遭わずに来れたことを有難いと思った。
20分ほど待っていると、終わりましたと整備士さん。
土練機は最低2週間に1度は運転させねばならない。
今回は作品作りに没頭していたので、しばらくの間があった。
どうにかして鉄粉が出ないようにと願っているが、
やはり小っちゃな鉄粉が混ざっている。
一体どこから出てくるのか?
鉄粉さえ出なければ、手で揉む必要もないのに、
どうにかならないものか、とため息をつきつつ作動させた。
土練機で揉んだ粘土、厳密さを要求する青磁には使えない。
この粘土は鉄燿作品にしか使えない。
原因が分からない以上、どうしようもない。
体にかなりの負担が掛かるが、手で揉むしかない。
何とかなる、そう言い聞かせて土練機を作動させた。