創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

野草観察

2013年08月05日 | 日記

8月に入り、ようやく梅雨明け宣言?らしいものがあった。
気象庁の発表では、「 東北、北陸は梅雨が明けたらしい。」と。

明けたのか、明けていないのか、もしかして?、たぶん? いったいどっちなんだ。
毎日変動する、ややこしい天候。 さすがの気象庁も断言は無理なのかな?

梅雨明けがあったその日と翌日は、確かに夏!を感じた。
でもその後の天候は梅雨に逆戻りの天候となっている。
事実、今日はムシムシと湿気タップリの強烈な暑さである。

先日から作っている平皿、今回も型お越し方法で作っている。
ロクロで数をまとめて作り、その後、型に押さえ込んで皿を作る。
しかし工房の中は暑く、作った矢先から乾燥してしま為に養生が欠かせない。

とても洒落た平皿、どのような食べ物をのせても良く、使い勝手が抜群に良い。
白磁にしようか、青磁にしようか、中央に草文をサッと掘り込もうか、
などと考えながら、決心がつかないまま製作を続けている。

Photo

   ゆめみづほ


梅雨明けはしたものの、空模様がハッキリとしない。
夕方近くになっても気温は下がらない。
午前中、用事で出かけていたが、外気温は35度を示していた。

とりあえず仕事の手を休め、歩きに出かけることにした。
去年植えてあったか記憶は無いが、コシヒカリを改良したらしい稲が育っている。
気象庁のことは言えないが、改良品種らしい「 ゆめみづほ 」、どんな味がするのか。

仙台では昨日地震が発生したばかり。
いつまでも続く不安な日々に、生活なさっていられる方々の心の内は計り知れない。
早く地震が収まって、穏やかな日が戻ってほしいと心から願っています。

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   ノコギリソウ・・・?


その仙台で十数年間も個展を行わせていただき、
多くの方々と心を通わせていただきながら作品を発表しています。
ただ個展などで家を離れ、外食が中心になり献立を選ぶのに悩むことが多いのが実情。

バランスの良い和定食を捜し求めてあちこちの店をのぞいてみるが、
昼にはご飯を提供していた店が、夜には居酒屋に変身。
結局無難な駅の食堂街で夕食をとることに。

Photo_3

   ヤナギハナガサ


コシヒカリが北陸の主食の米、仙台で食べた米の味はまったく異なっていた。
東北人の優しさと心意気がこもったご飯、とてもおいしいのである。
どのような米を炊いているのか分からないが、まことに美味。

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   ヤナギハナガサ


駅内の食堂街、旅行客相手だから、まあそれなりに、の感覚で提供していたご飯、
ところが仙台駅内、また仙台市内の食堂で食べるお米が本当にうまいのである。
コシヒカリが一番うまいと思っていたが、宮城米はまことに美味。

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   ヒメジョン


何とか震災から立ち直って、と願いつつ個展を行わせていただいているが、
昨日発生した震度5強~5弱の地震、なんとか何とか収まってほしい。
津波で作れなくなった、おいしいお米、何とか復活をと祈るばかり。

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   ヒメジョン


南北に長い日本列島、そして東西にも少し差がある日本列島。
時差は無いが、宮城と石川では確かに30分の時差がある。
当然、関東とも少しの時差を感じている。

数年ごとに各地で個展を行えることは本当に幸せと思っています。
その地で知り合った方々と再びお目にかかれ、心通わせていただける事、
陶芸家冥利に尽きると思います。

Photo_7

   夕日


色々なことを思いながらの堤防の野草観察、
そろそろ日も暮れ始めた小松、東北はもう暗いのでしょうか?
そして関東は?

ハッキリしない天候の毎日ですが、水分をしっかりとって乗り切りましょう。


コメント
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