一年ぶりに、ひいバアチャン(母)に会いにきてくれた姪と子供達、
大阪から石川、山中温泉に泊まるのを楽しみにしていたが、
先週月曜日は雨に遭遇し、温泉での夜祭りは中止に。
この夏、全く雨が降らない北陸だったが、旧盆のその日はあいにくと雨だった。
それでも男の子3人は、勝山市恐竜館を十分に楽しんだ。
ただ、年下の三男は怖がって泣いていたそうな。
数年前の夏休みには、石川、白峰の恐竜館へ連れて行き、
目の保護にゴーグルをかけ、時間も忘れて一生懸命に石を割っていた。
何か見つけるたび、係りの人に化石かどうかを訪ねて喜んでいた。
思えば私の小さい頃、夏休みには水かさの少なくなった川原に下り、
何か化石は無いか、魚はいないかと水の中を懸命に探した。
特に泳ぎを教えてもらわずとも、近くの、かけはし川の川原での遊びで、
自然と泳ぐことを覚えていた。 もちろん足がつかない深みでは立ち泳ぎをしていた。
いま、歩きの運動でかけはし川の堤防を歩いているが、人影は全く見えない。
もちろん子供達が水遊びをしている姿も見えない。
危険だから・・・確かにそうかも知れない、が。
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入道雲 |
姪親子が大阪に帰ってから一週間、その後全く雨が降らない。
姪の好きなスイカ、食べてもらおうと母が丹精こめて育てていたが、
今年の出来はとても悪く、数個しか収穫できなかった。
残念ながら姪が来た先週にはスイカの蔓も枯れてしまって。
折角だからと、母が毎日出かけている畑、
その様子を見たいと言ってくれたので、畑に出かけた。
収穫できるのは、ナス、キューリ、カボチャなど。
子供達は照りつける日差しの中、収穫を楽しんでくれた。
その日の気温は36度。
手を差し出すと、手をつないで歩いてくれた三男坊、
長男、次男、三男と毎年大きく成長し、来年また会えるのが楽しみである。
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コロニー |
お盆過ぎから、夕方には涼しい風が渡ってくるようになった。
6時に仕事を終え、歩きの運動にかけはし川の堤防に出かけた。
昨年までは見られなかった、白鷺の群れ、
今年は何故か同じ柳の枝に多くの白鷺が夕方に集まってくるようになった。
よく見ると、青サギまでもが同じ枝にとまっている光景が見えた。
寝ぐらに丁度いいのか、時間の経過と共に沢山集まってきていた。
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鳥型の雲 |
この頃、日の落ちる時間も早まって、午後6時半には太陽が沈む。
空を見上げると、偶然にも鳥が飛んでいるような珍しい形の雲。
先ほど見た白鷺にも似て。
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落日 |
家を出たのは午後6時過ぎ、
姪親子のことを思いながら、また自分自身の子供の頃を思い出しながら、
30分の歩きを続けて折り返し地点近くまで。
丁度太陽が西の空に沈もうとしているところ。 落日はあっと言う間に経過する。
特にどうってことない風景だが、何となく秋めいてきた感じがしてシャッターを押した。
折り返し地点から上流に向かって再び歩き、
来た時よりもかなりの数が増えた白鷺を左に見、
薄暗くなった堤防を歩いて7時に我が家にたどり着いた。
何も無くてもいい、平凡な毎日が幸せ、そう思えた一週間だった。