創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

豪雨の夏休み

2012年08月15日 | 日記

フタ付き壷の製作は一応終え、
次の作品作りに取り掛かった。

Photo

   輪花


私の得意とする作品の一つ、輪花壷の製作を始めた。
まだ土練機が安定していないし、どうしようかと迷いつつ、
ダメで元々、の覚悟で青磁釉薬作品として壷を作った。

澄み切った青空に浮かび上がる山野草をイメージしたデザイン、
ロクロで仕上げたばかりのこの壷、ゆっくりと水分が抜けるのを待ち、
手で触って、泥がつかなくなった時点で仕上げを行う。

胴体部分には線文を彫りこみ、その部分に青磁釉薬がタップリと溜まるようにする、
そうすることによって更に青い釉薬が際立つ、その思いをこめて創り上げた。

土練機を作動するごとに、鉄粉の有り無しを確認しているが、
残念なことに、わずかだが小さな小さな鉄粉が混ざっている。
釉薬を施す時に目一杯気をつけて検品するが、果たして上手く焼き上がるかどうか?

一か八かの思いで青磁作品として創り上げた輪花壷、
何とか思い通りに焼き焼きあがって欲しいと願い、ロクロからおろした。

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   ゴーヤ


天気も良く、前庭の畑のゴーヤも一気に成長し始め、日に日に大きくなり、
毎日収穫しているが、食べられる調理の種類もそれ程思い浮かばない。
定番の、ゴーヤチャンプルは手を変え品変えしてきたが、そろそろ飽きてきた。、
種を取り除いた後に詰め物をし、蒸して食べてはいるものの、それにも飽きてきた。

朝にはゴーヤとバナナ、畑で取れた肉厚パプリカ、青シソ、
そして低脂肪牛乳をミキサーにかけてジュースを作って飲んでいる。
このジュース、苦味は全く無く、加えて青シソも入っているので栄養満点。
これだけは飽きもせず、飲んでいる。 もちろん体を気遣ってのこともあるが。

今年の夏は雨の日を忘れたくらいに良い天気が続き、
収穫を一二日伸ばしただけでゴーヤが黄色く実ってしまう。
緑色のゴーヤの方がビタミンなどの栄養素が多く含まれることは分かってはいるが、
そんなにも食べられるわけではないので、熟しても、こればかりは仕方ない。

先日はアイコを大量に収穫し、トマトピューレを作ったばかり。
もう次の収穫時期が来たのか、まるでブドウの房のように赤く色付いてきた。
つい数日前、知り合いが来て数百個をプレゼントして喜ばれた。
それなのに、早く収穫してと言わんばかりにフルーツトマト・アイコは赤くなってきた。

Photo_3

   玄関先


壷の製作が終わり、ゴーヤを取っていたら雲行きが急に変わってきた。
ゴーヤの横にはフルーツトマト・アイコが早く収穫して、と真っ赤になっている。

そうこうしている内、雷と同時に叩きつけるような雨が降り出した。
我が家の前の鎮守の森までが霞(かすみ)始めた。

Photo_4

   車の屋根にも


全く雨が降らなかった小松、
けれど今回の雨は異常な降り方だった。
急いで玄関に飛び込んで雨が止むのを待っていた。
次第に雨や風も強くなり、野菜収穫どころではなくなった。

叩きつける豪雨、車の屋根に跳ね返る雨のすごさはすさまじい。
長い間車を洗っていなかったが、この雨で車は見違えるくらいにキレイになった。

おりしも大阪から姪が子供3人を連れて遊びにきた。
男の子3人なので、福井勝山市の恐竜館に行く予定や、
宿泊する山中温泉での渓流遊びの計画も立てていたが、この雨で変更に。

特に山中温泉での渓流遊びは増水で危険。
自然現象だから仕方ない、と幼いながらもわかってくれて、
車でのドライブを楽しんだ。

大阪に帰る段になって、特急電車が運休と報道された。
それぞれ個人的に計画があり、何としても帰ることが出来ればと願っていたら、
午後5時13分発のサンダーバードが運行することになった。

それまで朝から駅に問い合わせてみたり、インターネットで調べたりしていたが、
無事定刻の電車に乗って姪親子は大阪に帰って行った。

ほんの二日間の田舎への旅行だったが、バアチャン(母)とも会えたし、
来年又来るから、バアチャンも元気でね、と手を振りつつ、
アリガトウ、アリガトウと言いながら大阪に帰って行った。

一昨日、昨日の豪雨がウソみたいに、朝から太陽が照り付けてきた。
冷房をかけつつ車を走らせていても、窓からの陽射しは強かった。
スイッチを切り替えて外の気温を調べてみたら、何と36度。
一雨ごとに涼しさが増して・・・は、当分先のことか。


コメント
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