創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

突然の大嵐

2010年12月05日 | 日記

Photo

   マンゲツの紅葉

まさか、これほどに強い大荒れになるとは想像もつかなかった先日、
朝カーテンを開けてみると、庭の様子がいつもと違って見えた。
窓辺のマンゲツ(おおもみじ)は家の壁に守られて、かろうじて紅葉が残っていたが、
垣根ちかくのモミジはすっかり落葉していた。

その荒れた日、雷はすぐ近くで鳴り響き、強風で庭木は大揺れにゆれ、
アラレ交じりの雨はガラス窓を大きな音で、バラバラと割れんばかりに打ちつけて。

Photo_2

   ネギの畝

「 野菜の収穫を早く!」と母が言っていたが、
私にだって都合があり、いつも母の言うことを聞いてはいられなかった。
その挙句の台風並みの冬の大嵐。

昨日、畑の様子を見に行って愕然!
今年のネギは何故か順調に育ち、さび病も出ずに美しい姿をしていたが、
今回の嵐で美しかった青葉が折れたり、大きな穴が開いたり。

Photo_3

   痛んだネギ

母が頼んできた時に収穫をすればよかった、と思っても後の祭り。
自然現象、こればかりはどうすることも出来ず。
近所のオバちゃんたちも、「 こんなにひどい嵐が来るなんて!」とため息。

嵐の後の静けさか、昨日今日と天気は穏やか。
野菜を確かめつつ、それぞれを収穫。

Photo_4

   白菜、キャベツ

穴だらけになってしまったネギ、青葉の部分は仕方ないけれど、
根っこの部分はしっかりと育っていて、立派なネギに。
農薬消毒を一切していないので、痛んだ青葉だってきれいに洗えば炒め物にできる。

このごろ、「 カツオのたたき 」にはまってしまい、健康面も考え、いつも買っている。
母が毎日のように畑に出かけ、丹精こめて作ってくれたネギ、
根っこの部分が白く大きくなるように土を盛っていてくれたお陰で、立派に育っている。

痛んだ青葉を細かく大量に切り、ショウガを細く短冊に切ったものと合えて、
カツオのたたきにたっぷりと載せた。

酢は、同じく母が大切にしている畑のミカンが代用。
薄塩の醤油にミカンをギューっと絞って、酢醤油の出来上がり。
新鮮なネギと大ぶりのカツオのたたき。 これまた近頃飲んでいる焼酎にぴったり。

Photo_5

   無農薬栽培

さて、昨日はネギを収穫したが、今日は他の野菜を少し収穫。
空は穏やかに晴れて、気温もさほど低くはなかった。

ひとかかえもするほどの白菜、これもまた無残な姿に。
加えて無農薬だから虫食いもひどくて。
けれど虫も食べられない野菜は、われわれ人間にとってはいかがなものか?

白菜の向こうにあるキャベツもしかり、しっかりと虫たちに食われている。
何気に店で買うキャベツやその他の野菜、キャベツをあれだけ美しい形に保つには、
最低で、15~20回の消毒を撒かなくてはならない。
もちろん他の野菜も同じことが言える。

以前にも書いたと思うけど、きれいで美しい姿の野菜がいいのか、
少しばかり姿かたちが悪くても、安全な野菜がいいのか、
それは買う人々の判断。

Photo_6

   赤カブ

白菜は、自分で食べる分には虫食い部分を切り落としたり、
汚れた部分を洗えばいいが、人様に差し上げるとなると、そうはいかない。
ごそっと周りの葉をすべて落とし、小さくなった株にして差し上げるしかない、残念である。

今年も丸大根と赤カブを植えてくれた母、そろそろ収獲時期がせまってきており、
天気の良い日に再び畑に出かけなくては。
作品づくりと平行しつつ、この時期になると急に慌しくなる私の環境である。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする