創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

庭の訪問者

2010年06月10日 | 日記

Photo

    麦刈り


   自宅と工房

ついこの前まで、青々とした麦が渡り来る風に揺れていたが、
半月あまりで刈り取り時季を迎えた。 稲に比べると管理も楽だし成長も早い。

我が家のうしろ、麦畑にコンバインが小気味良く動き回り、麦の収穫を始めた。
同じ田に麦や米を植えるのに、なぜ 「 麦ばたけ 」と表現するのだろう。
「 麦田=むぎた 」は間違いなのか? 何気に使っているが、どちらが正しいか分からない。

例年だったら梅雨のジメジメした毎日だが、今年はカラっとして気持ちの良い日々が続いている。
子供の頃、麦刈りにかり出され、穂の先がチクチクと皮膚に刺さり痛かった。
そのことも遥か昔の懐かしい思い出、今はコンバインが一気に刈り取っている。

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   木漏れ日


   庭のモミジ


数年間、庭木の手入れを行っておらず、木々はこれ幸いと伸び放題。
その分、庭は自然な雰囲気を保っていて、狭いながらもうっそうとした森のよう。
と、手入れを怠っている事を正当化している私。

数種類のモミジ、その一種、葉の赤いモミジが木漏れ日の中に浮かび上がり美しい。
緑葉のモミジも清々しくて気持ちよいが、緑の中に浮かび上がるこのモミジも趣があって良い。

Photo_3

   モズのヒナ


この時季は鳥達のヒナが巣立ちを始める頃。
我が家の庭にもいくつもの巣があり、親鳥達がせっせとヒナに餌を運んでいる。
いつもいる部屋の外、手水鉢の横に植わっている赤葉の木、その枝にモズのヒナが一羽。

ガラス越しにそっと観察していると、親鳥が一生懸命に餌を与えている。
その様子を撮ろうと思って構えているが、中々そのチャンスをくれない。

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   雉 ・ キジ


何とかして写真に収められないかとチャンスを待っていたら、
その枝の下にキジが現れた。

毎年の事だが、キジが何処かに巣を作っているのか、一日中鳴いている。
ある時は朝まだ早い時刻に、寝室の外で「 ケーン、ケーン 」と。
布団を頭からかぶっても、独特の甲高い鳴き声は聞こえてくる。
もう少し寝かせてと、「 うるさい!」と怒鳴ったら静かになった。
それもつかの間、再び 「 ケーン、ケーン 」。

そのキジ、ようやく撮ることが出来た。
コーヒータイムにモズの親子観察中、垣根からそ~っと姿を見せてくれた。
目の前3メートル先、美しい姿のキジ、「 お前さんが目覚まし時計の代わりか 」。

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     壷製作


秋の個展作品、多々事情があり、製作がずれ込んでしまった。
加えて今頃になって種々の形が浮かんできている。
焦り始めているが、どうすることも出来ず、とりあえず確実に一つずつ仕上げている。

手を加えたもの、素直な優しい形の物、いくつか形になってきているがまだ満足できない。
焦りつつも、このような卵形の壷も作っている。 小鳥の卵のように。


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2 コメント

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きじをこんな近くで撮影することはなかなかないで... (Kazune)
2010-06-15 02:17:09
きじをこんな近くで撮影することはなかなかないですよね。
雉ってこんな綺麗な色をしていたんだ、と再確認です。
素晴らしいです。
返信する
Kazune 様 (by 堂前)
2010-06-15 07:17:24
Kazune 様

自然に勝るものはないですね。
手入れを怠っている庭だからこそ、キジが訪れてくれたと思ってます。
でも朝早くから窓の近くで鳴くのはどうも・・・。

いろんな小鳥が来ていますので、エサ台でも設けようかと計画中です。
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