創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

畑のラカン樹

2017年04月10日 | 日記

今年でお別れの畑、
ミカン樹5本、富有柿1本、直径30センチのラカン樹、
これ等ともお別れしなくてはならない。

先日、町内の耕運機を借りて畑を徹底的に耕した。
7月以降は作れなくなる、そのように聞いていたが、
それでも何か作れるかもしれない、
そう思い、細かく耕した。

畑の片隅には直径30cmのラカン樹、我が家の庭にもあるが、
直径は15cmあまり。ここに住み始めて39年。
畑のラカン樹は私が生まれる前からあるということになる。

枝を落とし、どうにか切り倒す段階まで来た。

最初、自前のノコギリで切り始めたが、ラカン樹は生木。
ちょっとや、そっとでは簡単に切れなかった。

町内の大工さんにお願いして斧(オノ)を借りた。
これならすぐに切り倒せると思い作業を進めた。

TV等で見聞きしていた木こりの作業、実は大変な作業と分かった。
わずか30cmのラカン樹、おいそれと簡単には切れない。
と言うより、斧(オノ)が目的の箇所に当たってくれない。
重さ約3キロ、真横に打ち当てることの難しさを実感。

まき割りのように、真上から振り下ろすのなら簡単だが、
直角に斧を打ち当てることは至極むずかしかった。

無意味な時間だけが経過し、疲労も半端ではなかった。
丸一日かかって、ようやく切り倒した。
出来ることならそのままで、は無理。
国の決めたこと、詫びて切り倒した。

お隣のおばちゃん、キャベツ食べんか?と言って下さり、
ありがたく頂いてきた。

おばちゃんや、おっちゃん方には本当にお世話になった。
今年は何とか畑に出ることもあろうけれど、
来年は完全に畑で作物は作れない。

ミカン樹も3本、もらって下さる方が居て安心。
富有柿はどうなるのか。もし行き先が無かったら、
ラカン樹のように切り倒さなくてはならない。
場所を変えてもいいから、生き延びてほしい。

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