主催・ご挨拶
展覧会テーマは、伝統工芸と花の調和を求め、
既存にとらわれない九谷焼と生け花の花の世界を追求し、
新しい美を創造しようとするものであります。
ことしは昨年の同展にご出品いただいた陶芸、華道作品の中から、
特に優れた40人をそれぞれ選抜致しました。
この展示会出品依頼が届いたのはひと月以上も前の夏、
作品出品は9月11日だった。
どの方が私の作品に花を生けて下さるのか、楽しみだった。
抽選で小原流の大島さんが生けられることになり、
お電話が掛かって来た。
「 どの様なお花がご希望ですか?」
「 どの様な花も選びませんので、お好きに生けて下さい。」
このような会話をして、今回の出合い展となった。
生けられた花を観て、この壺にピッタリ合っていると思った。
伝統花でとおっしゃっていられていたが、
躍動感ある、とてもステキな生け花だった。
余計な飾り物、一切なしだが、
凛として気品高く生けて下さった。
会場には40点の生け花があったが、
もしかしたら1番品が良かったように思った。
沢山の方々が展覧会にお越しになっていて、
中々写真を撮れなかったが、ようやく3枚写してきた。
そして今日15日、第40回九谷と花選抜出合い展は終了。
夕方、会場のサイエンスヒルズこまつに搬出に出かけた。
青磁壺、かなり大きな青磁壺、
会場では華やかな九谷作家の作品の中で、どっしりとして見えた。
会場に来られている方々の会話を聞いていたら、
「 立派な壺、すごく勢いのある生け方だね、」等々。
この青磁壺を出品して良かったと思った展示会だった。
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