藤崎個展の準備を続け、
先日は日本工芸会、石川支部伝統工芸展の作品搬入。
そして翌日は、審査が終わった作品の整理に出かけた。
支部の幹事から、
工芸展の手伝いをと依頼があったのは今月初め。
頭の中で計画を立て、作品整理なら出かけられると話し、
その通りに準備を進め、とどこおりなくお手伝いも出来た。
そして今は仙台藤崎個展の準備、真っ最中。
すべての作品がそろい、出品する作品を選び出し、
今日、そのリストを藤崎に送った。
問屋、中間業者、等々、私には誰も付いていない。
九谷焼中心の地元には、多くの問屋が作家を扱っているが、
残念ながら、誰一人として私の作品を扱ってくれなかった。
と言うより、私の作っている青磁など、分からないようだ。
私の作品、いわゆる、本窯(ほんがま)作品は、
上絵の九谷焼とは全く異なって、別の世界感なのである。
どうすれば色が出るか、焼き上がるか、等々の説明が難しい。
若い時から、幸か不幸か誰一人として扱ってくれなく、
こんなもんだ、と、どうにかこうにか仕事をしてきた。
仕事をする上で大変なことも多いが、すべて私が決めるので、
お客様には適正な価格でお渡しできる利点もある。
数年前まで銀行を退職した方が、約15年間お手伝い下さった。
この時季、藤崎個展前になると、亡くなった方を想いだす。
4年前の2月、藤崎に行くのだから、頑張って、と
励ましていたのが、ついこの前のようにも思える。
個展作品の準備を進めながら、
疲れてくると敷地内の畑を見ることにしている。
スナップエンドウは一気に成長し、もう少しで食べられる。
問題は、一気に実って食べきれないほど実る予感がする。
キュウリはまだ小さく、もう少し時間が掛かりそう。
12日に仙台に向かうが、その頃には大量に実るだろう。
トラばあちゃんのお世話を頼むオバちゃんに食べて頂こう。
トマト2種、ナス2種、ゴーヤも順調に育っていて、
野菜不足の心配がいらない位、勢いが良い。
その他、葉類もすべて芽が出て来た。
さ、作品の準備、確認しながら完璧に行おう。