年末にドカッと雪が降り、今年度の冬は大雪にと心配をしていた正月。
今日は一月十五日、日陰には少し雪が残っているものの、
家の周り、山すそまでには白い塊が見えなくなった。
それでも今は冬真っ只中。 今後どうなるか予想もつかない。
その証拠に、太平洋側の関東近辺では大雪と報道されている。
アナウンサーも心得たもので、
「 雪国に住まわれている方々には滑稽かも知れませんが、」と
先に挨拶をしてから現況中継をしていた。
確かに雪の無い地域に住まわれている方々にとって、今回の雪は「 大雪 」かも。
テレビ画面で見る限り、10~15センチの積雪は雪国の我々にとっては普通のこと。
30センチ、40センチ積もったとしてもドタバタしていては暮らしていけない。
雪降りを想定して、12月中には冬用タイヤに切り替えてあるし、
雪が降っても雪かきが出来るように、スコップなどは常備している。
今回の雪で支障が出ている方々には申し訳ないが、
私達は毎年経験していることなのです。
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あさやけ |
関東で大雪と騒いでいる最中、何故か北陸には積雪が無かった。
加えて滅多に姿を見せてくれない冬の白山が、穏やかな表情を見せてくれた。
茜色に染まっている方角は東北、
画面右のなだらかな山は白山、方角は東南。
一日晴れることは期待できない北陸だが、それでも朝に白山の姿が見えると嬉しい。
朝日が昇るまで間があるが、今の時季は茜色の空辺りから朝日が昇ってくる。
季節が春に近づくにつれ、朝日も右、右の南の方から昇ってくる。
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午前7時 |
さて、午前6時半から観察していた朝日、
美しい姿で昇ってくるかと期待して外に立って眺めていたが、
うす雲に隠れて姿は見えなかった。
それでも何となくロマンチックな白山のあさやけ、
穏やかな姿がとても美しく、素晴らしい。
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窯変鉄耀壷=天目 |
雪の無い今、毎年採取している八重野水仙、
年末に見たときは全く蕾も無く、咲くか心配していたが、
その時から半月たった今、どうなっているかと出かけてみた。
何と年末に見た状態のままで、茎も葉も短い姿のまま。
当然ながら蕾は何処にも見当たらなかった。
12月の雪で成長がずれてしまったか?
出来るならば自然の水仙を生けてみたかったが、
採取できる水仙は何処にも無く、前庭の山茶花を生けてみた。
山茶花は冬に咲く花、蕾ばかりだったが、もうかなり咲き始めてきた。
花つきの良い枝を選び、瓢形の壷に生けてみた。
青磁壷に生けてみても違和感無く、窯変鉄耀壷に生けても様になった。
天目の結晶が全体に品良く浮かび上がっている、「 窯変鉄耀壷、」、
4月の千葉三越個展には、様々な瓢形の壷を出品したいと思っている。