作品目録を藤崎デパートに送信してからのち、
作品が運送中に傷つかないように、割れないようにと、
一点一点をパッキンなどで何重にも養生し、それぞれを小箱に詰めた。
石川県から宮城県仙台市まで、かなりの距離を運ばれる作品達、
仙台市の中央に位置する藤崎まで、無事に到着するよう完璧に荷造りを行った。
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大箱に詰めた作品達 |
大箱7個、中箱1個、全部で8箱。
作品一つが入っている小箱を、パズルをするように順々に大箱に詰めた。
少しでも隙間があると動いたりぶつかったりする為、大量のクッションを詰めた。
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玄関に置いた大箱 |
パズルを楽しむように、この箱は向こうへ、向こうの箱はここへ、と、
出したり入れたりして大箱にピッタリと詰めた。
展示場を兼ねている応接間、
つい先日まで作品やらパッキンなどで足の踏み場もないほどだった。
ようやく梱包も完了し、いつもお世話になっている運送会社の人に連絡。
あす午後一番に我が家に来てくださることになり、
梱包がこれで大丈夫か、いつ発送するかの相談を行うことになった。
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午前11時 加賀産業道路 |
作品の準備が完了し、今度は私の持参品の点検を行わなければならない。
忘れ物がないか、一覧表を作って確認作業を行った。
持参すべきものを順番に用意し、、一覧表にチェックを入れた。
全部揃えたつもりだったが足らないものがあり、小松まで出かけて買ってきた。
私が住んでいるこの地域、この町内はもちろんのこと、歩いていける範囲には店がない。
どうしても車で小松まで出かけて買う必要がある。
まだ午前11時なのに、我が家から出て産業道路方面を見てみると、
西の空は今にも降り出しそうな黒い雲がびっしり。
ここ数日、雨、アラレが強く降り、雷が一日中鳴り響いている。
雷が落ちないかと心配しつつ、パソコンでの作業を行っていたが、
万一雷が落ちると、パソコンに取り入れてある情報がすべて消えてしまう。
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白山方面 |
ピカッと光ってからゴロゴロと雷が鳴るまでの秒数で、雷までの距離が分かる、
光るたび秒数を数えて作業を行った。
それにしても天候が急激に変わってきた。
全く太陽が姿を見せてくれなくなった。 もちろん温かい太陽光線もない。
降り続く雨、アラレにうんざりしながら、小松から帰ってきた。
当然ながら白山の姿は黒い雲の中で、見えるはずもなく、
この天気が数日続けば向こうに見える山々も白く冬景色になるだろう。
とりあえず、作品発送希望は日曜日。
日曜に発送すれば19日月曜日には届いたか確認できる。
確認できれば、私は安心して20日昼の便で仙台に向かうことが出来る。
仙台までの道中、大切な作品達が無事に藤崎に着いてくれれば、と。
日曜日は晴れてくれることを願って白山方面の山々を眺めた。