創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

焼成試験

2012年05月15日 | 日記

1月に修理に出した土練機、
我が家に帰ってきたものの、何度もつまずきがあり、
いまなお不信感がつのっている。

とりあえず、ステンレスを削ってしまう原因は無くなったが、
その後は正常に作動するかと、毎日土練機を動かしている。

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   また錆が!


私の仕事は窯元と異なって、頻繁に窯を焚くことがない。
作品として納得いかない限り、本焼きの高温焼成は行わない。
土練機から出てきた粘土の状態を確かめるには、高温焼成が必要である。

連休前、窯元にお願いした焼成試験、先週末に我が家に届いた。
なんとも困った結果になっていた。

土練機から出てきた粘土、500グラムを水に溶かして不純物を焼いてもらった。
8個の四角い試験板、大きさは1cmくらい。 そこに不純物を載せ焼いてもらった。
結果は上記の写真のように、8個の内4個に鉄粉が出ている。
何と、確立は50%。 良しかダメか・・・これではどうしようもない。

鉄工所の社長が毎日訪ねてくれるが、このままでは土練機は使えない。
さらにテストを繰り返して結果を見、次の対策が必要となった。
彼に渡す次の試験品、木曜朝に決めた。社長が再び窯元に焼成をお願いする。

Photo_8

   青空の下


気分はとっくに落ち込んでしまっているが、いつまでも引きずるわけにも行かず、
何とかして気持ちを切り替えねばと、あらゆることを試みている。

実家の畑のミカン、剪定はしたが果たしてミカンの花が付くか心配でもあり、
昨日天気も良くて畑に出かけて観察した。

先月、ジャガイモを植えた時には剪定をしすぎたかなと、少し心配に。
畑に出かけている母はガッカリしているだろうな、と思っていたが、
いつの間にやら沢山の蕾が付いていた。

Photo_9

   つぼみ


果物の好きな母、「 お前の剪定は切りすぎ、」と言って本当にガッカリしていたが、
この頃は、「 かなり花が咲いてきた!」と言って喜んでくれた。

私に劣らず、母も体の支障がありながらも元気で畑に出かけてくれる。
昨日一緒に畑に出かけ、野菜の状態を確かめながら、ミカンの様子も確認。
「 嬉しい、冬の間もミカンが食べられる。」と喜んでくれた母、
今年で85歳になる。

パプリカを植えるのかと聞いてきたので、「 そろそろ苗を買おうと思っていたところ、」と私。
では、と昼少し前に一緒に出かけた。 ところが農協にもホームセンターにも、どこにも無い。
遅すぎたか!と困ってしまい、それでも諦めきれず、母とそれらしい店を回った。

そして、まさかここには無いだろうと入った苗屋さんに6本のジャンボピーマン苗が。
3本だけ良い苗を選んで購入。 ヤレヤレと時間を確かめると1時前。

今日は外食したくないと母は言っていたが、
時間も昼をとっくに過ぎてしまい、ランチを出しているレストランに入った。
とりあえず今日のランチを注文して待つこと10分あまり。
母の言うとおり、家で昼食をすればよかった、と思うランチが出てきた。

タップリのご飯に、丼鉢の「 小松ウドン 」、鳥足1本のから揚げ、
ヒジキの煮物、小鉢のサラダ。 粉ものが多く、母はウドンと惣菜だけ食べた。
「 年寄りには、とてもじゃあないが、こんなに食べられない、」と、お願いして、
ラップとトレイを頂いて、ご飯とトリ唐揚げは持って帰った。

Photo_7

   レタス


一月前には玉葱しかなかった、実家の畑、
母の生きがいである畑には、母が育てた幾種類もの野菜が元気に育っていた。

その中に、サラダ菜がかなり大きく成長していた。
「 もう少しすれば食べられるから、いつでも採っていって、」と母。

母の日や敬老の日には、取りたてて何もしない私だが、
母が育ててくれる野菜を有難く食べるのも親孝行、と勝手な解釈をしている私。


コメント (4)
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