創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

菊もみ、たたきもみ

2008年01月25日 | 日記

気温の低い日がつづき、
先日の雪が消えたと思ったら、昨晩から断続的に降り続いている雪。
幸いなことに心配していたほども無く、ほんの数センチの積雪でおさまっている。
降ってはやみ、また降る。 そのようにして今日もサラサラの雪が降っている。

Photo_5

   菊もみ

先日から、ひらめたアイデアを形にしようと朝から土もみを行った。
焼き上がりが30cmを越える作品を作るには、やはり多めの粘土をこねる必要がある。
その場合はなんと言っても 「菊もみ」 が一番良く練れる。

ただ、上手くこねないと空気が入って余計悪くなってしまう。
今からもむぞー、と気合をいれ、いち、にい、さん、・・・と約50回もみ、次は反対方向から50回。
そして完成。
ところで、こねる、もむ、はどう違うのだろうか?

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   たたきもみ

菊もみがどうしても上手く出来ない時や、小物を作る時に土をもむ方法の一つが 「たたきもみ」。
このもみ方はいたって簡単で、はずみをつけながら手前、手前と順々にもんで行く方法である。
ソバ打ちをしている映像を見たことがあるが、確かこのようにして練っていたような?

「たたきもみ」 も30~40回ほどリズムをとるようにもみ、次は反対方向から同じくもむ、
そうして形を整えていって土もみは完成。
大物を作る時、たたきもみをいくつか作り、それ等を一つにまとめて大物を作ることが時々ある。
でもやはり気をつけなくてはならない事は、絶対に空気を混ぜないことが条件となる。

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   たたきもみをした粘土

      形を整えて

たたきもみができた粘土の形は調度クロワッサン。
このもみ方をするたびにクロワッサンを連想してしまう。
たたきもみをした材料が小麦粉だったら、クロワッサンそのもの、それもかなりの大きさのクロワッサン。

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   白磁長角皿
        たて 18cm
        よこ  27cm

形を比較するために白磁長角皿に盛ってみました。
クロワッサンは確かにうまい! しかし、カロリーもかなりある。
大きさによって差はあるかもしれないが、これくらいだと一個あたり280キロカロリーくらいだろうか。
となると、一個食べると、大盛りのご飯を食べた計算になる。
ついつい美味しいから2個くらいすぐにペロリ。 合計560キロカロリー。

太るからパンを、とか、オニギリよりもパンの方がオシャレ、と思って食べているお嬢さんたちがいるが、
大きな間違いをしている。 バターや砂糖を練りこんだパンは、誰が食べても確かにおいしい。
しかし飽食の現在を考えると、健康面からそれは逆行していると思う。

欧米の毎食の主食として食べられているパンは、余計なものが全然入らない雑穀パンである。
だから飽きがこないし、また健康にも良い。
少しづつではあるが、良心的なパン屋さんの中には雑穀パンを作って販売しているところも出てきた。
毎日の食卓には安心できるものを、を心がけたいと思う。

コメント
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