オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

モネの絵

2011年09月02日 16時31分27秒 | 
台風が日本に接近中で、どうやら四国を直撃するようである。明日は朝6時出社なので、一番、激しい天候の時かもしれない。
それにしても台風接近が先週だったら、私はとんでもないことになっていた。飛行機や新幹線が止まってしまったら帰れなかったかもしれない。

さて「フレンズオンアイス」を見た前日の8月26日の昼前に私は東京に到着したのですが、羽田空港で軽い食事を取ったあと、向かったのは六本木にある国立新美術館である。ちょうどワシントン・ナショナルギャラリー展が9月5日まで開催中で脚を運びました。
ルノワール、モネ、ゴッホ、セザンヌ、ロートレックなどの日本初公開約50点を含む全83点の絵画が太平洋を渡っての公開である。特に私は印象派の絵画が大好きなので、たいへん楽しみにしていました。
一番見たかった絵はモネの「日傘の女性、モネ夫人と息子」と「ヴェトゥイユの画家の庭」である。2年前の「フレンズオンアイス」の公演の前日、上野の国立西洋美術館を訪れ初めてモネの絵を見ることがでました。有名な「睡蓮」の絵。光と水の輝きの中で浮かぶ睡蓮の花と葉。うつろいやすい光と色彩に、絵の前で立ちすくんだものです。
今回、もちろんルノワールやゴッホの絵も楽しみでしたが、一番のお目当てはモネの絵でした。館内を進んで行って、いよいよモネの「日傘の女性、モネ夫人と息子」の前に立った時、本物を目の前にすることが出来た感動が込み上げてきました。
日傘をさして、振り返る女性。白いドレに風がまとわりつき、花々を揺らし、本当に風が目の前を吹き抜けているようであった。明るい陽射しと吹き抜ける風。光が踊っているようだ。
あれこれモネの絵だけで1時間近く見入ってしまった。その他、傑作揃いの絵画ばかりで、時間を経つのを忘れる思いでした。

国立新美術館を出て、上野の国立博物館へシフ様ご推奨の「空海と密教美術展」へ行くつもりであったが、いきなり物凄い雷雨のゲリラ豪雨に直撃してビショビショになり断念。ホテルへ直行。本当に心残りである。
それにしても都会在住の方は本当にうらやましい。最高の絵画や美術を見るチャンスがいつもあるのだから・・・。本当に地方は情けなく、面白くない。
来年の「フレンズオンアイス」の公演の前日は何処へ行こうか?お楽しみである。



「日傘の女性、モネ夫人と息子」



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2 コメント

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モネの絵 (ハルくん)
2011-09-03 12:20:27
素晴らしいものをご覧になれて良かったですね。
僕も4年前に同じ国立新美術館で開催された「モネ/大懐古展」で「日傘の女性」を観ましたが、それは別の絵だったと思います。
解説のBGMに流れるドビュッシーの曲にモネの絵が何と似合っていたことか。
当たり前のことなのですが、改めて感動しました。
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モネの絵 (オペラファン)
2011-09-03 21:21:22
ハルくんへ

コメントありがとうございます。
「日傘の女性」は「日傘の女性、モネ夫人と息子」より約10年後、書かれたパリのオルセー美術館収蔵の作品だと思われます。
この時、すでにモネ夫人のカミーユはこの世の人でなく、モデルは当時一緒に住んでいたアリス・オシュデの娘シュザンヌと言われています。
モネの生涯を見ると、カミーユの死から、この頃が、一番、「壮絶」だった頃のではないかと思います。
この「壮絶」を乗り越えて一連の「睡蓮」につながっていったのではと思ったりします
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