オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今日聴いたCD 2月25日

2013年02月25日 13時10分50秒 | 名演奏家の思い出
R・シュトラウス 歌劇「影のない女」より第3幕 (1987年録音 EMI盤)
R・シュトラウス 歌劇「エレクトラ」よりフィナーレ (1990年録音 EMI盤)
以上 ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮バイエルン放送交響楽団、合唱団
R・シュトラウス歌曲集より ルチア・ポップ(ソプラノ)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)(1984年録音 EMI盤)

昨晩、サヴァリッシュの訃報を知ったあと、NHK・BSで放送されたNHK交響楽団の演奏会の録画を見る。
昨年12月のシャルル・デュトワ指揮の定期演奏会。
レスピーギのローマ三部作全曲を一気に聴かせる意欲的なプログラム。
究極のオーケストラ演奏。一糸乱れぬ「ローマの祭り」第四曲ノ「主顕祭」でのアンサンブル。
N響の実力は正に世界のトップレベルと言っていいだろう。そのN響の実力を見事に引き出したデュトワの力量、統率力。
私が東京での大学生時代にN響の定期演奏会に通っていた頃には、想像もしなかった現在のN響の姿である。こんなにオーケストラが変わるとは!改めて時代の流れを感じてしまいました。
もし、現在のN響をサヴァリッシュが振ったら、どんな演奏になるであろうかと思いを馳せてしまった。
特にR・シュトラウスの作品などは凄い演奏になっていたであろうなあ。

一晩明けての公休日。
手に取ったCDはサヴァリッシュのCDばかり。
この数年サヴァリッシュは引退して指揮台には立つことはありませんが、やはり亡くなってしまうと本当に寂しい。本当に私自身にとって大切なものを無くしてしまったと言う気持ちが、たいへん強い。
今日、聴いたなかでは、やはりR・シュトラウスの歌曲「万霊節」が一番、心に響きました。
カトリックの万霊節は日本のお盆にあたると言っていいでしょう。その日(11月2日)に死者がこの世に帰ってくる。
聴いていて、何か迎えきれない感情が募ってくるものがあります。

「テーブルに匂やかなモクセイを生けよう
 最後の赤いアスターもそこに供えよう
 そしてまた赤いアスターもそこに添えよう
 そしてまた愛を語り合おう
 かつての五月のように

  
 手をこちらに出し、それを握らせておくれ
 ひとに見られてもかまいはしない
 そして美しい眼でじっと見つめておくれ
 かつての五月のように

 今日はどの墓にも匂やかな花が供えてある
 一年に一度、死者がこの世に帰って来る日
 私の胸においで、そしてまた抱きしめたい
 かつての五月のように」


  





  


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