オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

浅田真央さんの「火祭りの踊り」(リチュアルダンス)への期待

2016年06月28日 16時48分01秒 | 2016-2017年シーズン
浅田真央さんの新しいシーズンのプログラムの曲はファリャのバレエ音楽「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」(リチュアルダンス)と発表されました。
昨晩、仕事を終えて帰宅すると財務大臣閣下(私の妻らしい)が一発。

大臣閣下「真央ちゃんの新しい曲(新しいプログラムの曲のこと)が決まったの知っとんか?」
私「もちろん」
大臣閣下「家(うち)にはCDあるんか?」
私「ある」
大臣閣下「よかった!もし無かったら、またCDがふえるところだった」
しかし大臣閣下の喜びも束の間、今日の朝、ネットで手配していたCD(中田喜直ピアノ作品集)が届く。
何故かしら大臣閣下のご機嫌が悪うなったでござった。

さて浅田真央さんの新しいプログラムの曲目「リチュアルダンス」の作曲者はマヌエル・デ・ファリャである。
スペインを代表する作曲家で1876年11月23日生れ、晩年はフランコ政権を避けてアルゼンチンに亡命。1946年11月14日 アルゼンチンにて没。
代表作のバレエ音楽「三角帽子」や交響的印象「スペインの庭の夜」などが 、よくコンサートでも演奏されています。
バレエ音楽「恋は魔術師」はファリャの出世昨で、1914年、ジプシー系女性舞踏家のパストーラ・インペリオからの依頼をうけて1915年初演。
初演は不評に終わるがファリャはこれを改作し、1916年に再発表した。そして、さらに音楽に最終的な改訂を行い1925年に上演された。
「リチュアルダンス」はバレエ音楽「恋は魔術師」より第8曲「火祭りの踊り」(Danza ritual del fuego)である。

このバレエの舞台は南スペインのアンダルシア地方。若くて美しい未亡人のカンデラスは、カルメロという二枚目の若者と恋仲になるが、それに嫉妬したカンデラスの死んだ亭主が幽霊になって、二人の恋の邪魔をしようとする。
そこでカンデラスは、彼女の友人のグラマーな娘ルチアに、亭主の幽霊を誘惑させて、ルチアに夢中にして、その間にカンデラスとカルメロは、めでたく結ばれるという物語。
「火祭りの踊り」は悪魔払いの際の音楽で、燃えさかる炎の前で、カンデラスは激しく踊り、悪魔払いの儀式を行う。
全曲中、最も人気が高いスペイン的な舞曲で、ピアノに編曲される。

浅田真央さんは新しいシーズンではショートプログラム、フリー共に「火祭りの踊り」である。
そして浅田真央さんは新しいシーズンのプログラムのイメージを「ショートプログラムは黒のようなイメージで、フリーは赤いイメージ」とコメントしています。
おそらく浅田真央さんはショートではピアノ版、そしてフリーではオーケストラ版での演技かな?と私は予想しています。
ショート、フリーを同じ曲で挑んだプログラムは私は記憶がない。それを演奏方法の違いで、どう変化を出すのか?またショートとフリーで、どう表現を変えるのか予想が出来ない。
衣装はショートでは黒、フリーでは華やかな赤を基調にしたものになるのだろうか?
本当に大胆で画期的で、若いスケーターには真似の出来ない浅田真央さんのプログラムになるのは間違いないないでしょう。
クラシック音楽ファンとしても、ショートとフリーでの浅田真央さんのアプローチの仕方の違いで曲への感じ方が、どう変わるのか楽しみです。
まさに浅田真央さんの新たなる挑戦!
新しいシーズンが待ち遠しい気持ちで一杯です。






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