オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今シーズンの浅田真央さん。

2010年04月05日 09時42分06秒 | 2009-20010年シーズン
今シーズンも世界選手権で終わりとなりました。4年に一度の冬季オリンピックシーズンということもあり、たいへんなシーズンでした。
私にとって、今シーズンは昨シーズン以上に浅田真央さんの演技に一喜一憂のシーズンで、そのピークがバンクーバー冬季オリンピックでした。フリーの演技直後のインタビューは何度見ても、こちらも涙が出ます。
NHKのオリンピックの生放送では表彰式と、その後のメダリスト3人がリンクを一周する様子をたっぷりと見る事ができ、初め硬かった真央さんの表情がリンクをまわるにつれて、だんだんと柔らかい表情に変わっていく様子を見ながら、彼女の胸中に思いを馳せると、私は何か叫びたくなる気持ちになります。
それにしても世界選手権の地上波の放送では生放送でもないのに表彰式の映像が割愛されていたのは本当に不思議!昨年はたっぷりと表彰式の映像があったのに・・・
昨晩のBSでの再放送では表彰式の映像が流れたので一安心。BSの放送の録画をDVDで保存しましょう。それにしても、今回の放送では荒川静香さんの解説が一部、削除されたとの噂あり。これが本当なら許せない!削除するなら国分とかいうタレントの、どうでもよいコメントの方でしょう!

話が脱線しました。大変、失礼しました。
今シーズンのフリーの曲目はラフマニノフの前奏曲「鐘」のオーケストラ版でした。昨年の「仮面舞踏会」以上に重厚で難度の大変高いプログラムで賛否両論でした。GPシリーズのロシア大会の後、タラソワコーチからプログラムの変更も勧められたそうですが、彼女の強い意志で真央さんはシーズンを通して見事にやり抜き、オリンピックでは銀メダル、世界選手権では優勝と強いインパクトを私たちに与えてくれました。
この難度の高いプログラムの中ででトリプルアクセルを二度挑戦するという凄まじさ!
またキム・ヨナとのライバル関係。今まで世界のフィギュアスケート界の中でこれ以上のライバル関係があった記憶がありません。世界の頂点に立つ2人が毎回どんな演技を見せてくれるか本当に楽しみだったし、最高の期待を持って演技を見る事ができました。今後、この2人以上のライバル関係を目の当たりにする事は無いのでは?と思うくらいです。

前奏曲「鐘」は今シーズン6回、放送で見る事が出来ました。全て録画しています。
①GPシリーズ・フランス大会
②GPシリーズ・ロシア大会
③全日本選手権(大阪)
④四大陸選手権(韓国)
⑤バンクーバー冬季オリンピック
⑥世界選手権(トリノ)

この中で私が一番好きなのは③の全日本選手権での演技です。オリンピックは別格!
オリンピック代表を賭けての全日本選手権ではGPシリーズでの不調や苦悩を乗り越えて何か悟りきったような表情での演技で圧巻という言葉がふさわしい。
今年の1月発売された公式写真集では、この全日本選手権の時の表情が見事に撮えられて何度眺めても飽きることがない。演技後の、にこやかな表情の写真は本当に素晴らしい。
全日本選手権の翌日の「メダリスト・オン・アイス」は幸運にも私は会場へ脚を運ぶことが出来ましたが、当日、真央さんはアンコールで前奏曲「鐘」の後半のステップを披露してくれました。一部とは言え、あの「鐘」の音楽に乗っての演技を見ることが出来た事は私にとって大変な思い出となったことを私事ですが、付け加えておきます。
なお音楽ファンの私としては、前奏曲「鐘」のオリジナルであるピアノ独奏版での演技も見てみたいという気持ちがあります。おそらく無いと思いますが・・・。オーケストラ版とはまた違った印象になるのは間違いないでしょう。

来シーズン、浅田真央さんはどんなプログラムで臨むのか今から楽しみです。
今、私はショパンのエチュード全曲を聴きながらパソコンを前にしています。
久し振りの真央さんのショパンを見てみたいという気持ちが強い。この2シーズン「仮面舞踏会」「鐘」と言う、たいへんなプログラムを演じきった後に、どんなショパンになるのか見てみたい。以前のショパンと全く違うものになるのは間違いないと思います。
浅田真央さんにはショパンがよく似合う。
ただ、これは凡人の私が単純に思っているだけで、新しいプログラムの曲目は、予想もつかない、あっと驚くものに違いありません。
とにかく来シーズンも私は浅田真央さんに振り回されそうです。