本日、とうとうネットで私のたいへん気になる作曲家グラズノフの交響曲全集のCDを予約する。2~3日後に到着予定である。昨年の暮購入したバッハの宗教音楽全集をまだマタイ受難曲とクリスマス・オラトリオしか聴いていない状態にもかかわらず、また全集である。
我が家の財務大臣閣下のせりふが聞こえそうである。
「こんなの買って、いったい、いつ聴くの!」
音楽雑誌「レコード芸術」の最新号が届く。特集はまたまた音楽評論家たちによる「名曲名盤」選びである。今回はブラームスやブルックナーの作品が取り上げられていたので細かく読んでみる。私のベストワンや好きな録音は、ほとんど沈没状態であった。どうも私は大多数の音楽評論家と言われる人たちと合いまみえる事の出来ない人間なのでしょう。
そんな中でびっくりしたのがブラームスのヴァイオリン協奏曲のベストワンにハイフェッツ(ライナー指揮シカゴ響)の録音が選ばれているではないか!今まではオイストラフかクレーメルの録音だっただけに驚きである。私は以前、この録音を聴いてたいへん気に入り記事にもしたことがあります。音楽評論家共もやっと私に追いついてきたか!と思ったしだいである。
http://blog.goo.ne.jp/0612-0523/e/559765f80a2efd25e0719e9226b9df49
またブラームスのピアノ協奏曲第1番では伊藤恵のピアノ、朝比奈隆指揮新日本フィルの録音を挙げられていた方が一人だけいて、大変嬉しくなりました。
そして久し振りに下記のCDを聴いてみました。
ブラームス ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ) カール・ベーム指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
1967年ウィーンでのスタジオ録音(原盤 デッカ)
「レコード芸術」誌の今回の名盤選びでは2位であった。1位はポリーニの1976年の録音(アバド指揮ウィーンフィル)だった。「ポリーニより下か!?」と何か納得できない気持ちで聴き始める。(ポリーニファンの皆さん、ゴメンナサイ)
バックハウス、ベーム、ウィーンフィルの組み合わせのこの録音。やはり私はこちらの録音が最高だと思います。いや演奏行為というものの最高の演奏を記録した録音の一つだと思います。
録音当時バックハウスは82歳、ベームは72歳のはずである。バックハウス、死の2年前の録音であるが死の影は全く見当たらない。ベーム指揮ウィーンフィルに一歩も引いていない。物凄い覇気を感じます。時には淡々と、時には力強く、ブラームスそのものといった感がします。
第1楽章の冒頭、ホルンの何とも言えない柔らかい響きのあと登場するピアノの調べ。そしてまさに円熟期に入ったベームが指揮するウィーンフィルの壮絶な響き。多くのベームの録音の中でも最高のものでしょう。
第3楽章でのチェロのソロを聴きながらバックハウスはどのような表情をしていたのでしょうか?思いを馳せるものがあります。
フィギュアスケートの新しいシーズンに入るまでベートーヴェンを腰を据えて聴くつもりであったが、気分しだいのたいへん行き当たりばったりな状態になってきました。
我が家の財務大臣閣下のせりふが聞こえそうである。
「こんなの買って、いったい、いつ聴くの!」
音楽雑誌「レコード芸術」の最新号が届く。特集はまたまた音楽評論家たちによる「名曲名盤」選びである。今回はブラームスやブルックナーの作品が取り上げられていたので細かく読んでみる。私のベストワンや好きな録音は、ほとんど沈没状態であった。どうも私は大多数の音楽評論家と言われる人たちと合いまみえる事の出来ない人間なのでしょう。
そんな中でびっくりしたのがブラームスのヴァイオリン協奏曲のベストワンにハイフェッツ(ライナー指揮シカゴ響)の録音が選ばれているではないか!今まではオイストラフかクレーメルの録音だっただけに驚きである。私は以前、この録音を聴いてたいへん気に入り記事にもしたことがあります。音楽評論家共もやっと私に追いついてきたか!と思ったしだいである。
http://blog.goo.ne.jp/0612-0523/e/559765f80a2efd25e0719e9226b9df49
またブラームスのピアノ協奏曲第1番では伊藤恵のピアノ、朝比奈隆指揮新日本フィルの録音を挙げられていた方が一人だけいて、大変嬉しくなりました。
そして久し振りに下記のCDを聴いてみました。
ブラームス ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ) カール・ベーム指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
1967年ウィーンでのスタジオ録音(原盤 デッカ)
「レコード芸術」誌の今回の名盤選びでは2位であった。1位はポリーニの1976年の録音(アバド指揮ウィーンフィル)だった。「ポリーニより下か!?」と何か納得できない気持ちで聴き始める。(ポリーニファンの皆さん、ゴメンナサイ)
バックハウス、ベーム、ウィーンフィルの組み合わせのこの録音。やはり私はこちらの録音が最高だと思います。いや演奏行為というものの最高の演奏を記録した録音の一つだと思います。
録音当時バックハウスは82歳、ベームは72歳のはずである。バックハウス、死の2年前の録音であるが死の影は全く見当たらない。ベーム指揮ウィーンフィルに一歩も引いていない。物凄い覇気を感じます。時には淡々と、時には力強く、ブラームスそのものといった感がします。
第1楽章の冒頭、ホルンの何とも言えない柔らかい響きのあと登場するピアノの調べ。そしてまさに円熟期に入ったベームが指揮するウィーンフィルの壮絶な響き。多くのベームの録音の中でも最高のものでしょう。
第3楽章でのチェロのソロを聴きながらバックハウスはどのような表情をしていたのでしょうか?思いを馳せるものがあります。
フィギュアスケートの新しいシーズンに入るまでベートーヴェンを腰を据えて聴くつもりであったが、気分しだいのたいへん行き当たりばったりな状態になってきました。