オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

2008年05月20日 15時28分59秒 | 映画
今日、Amazonに予約しておいた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のDVDが手元に届く。財務大臣はまだ知らない。この前「クリスタ・ルートヴィッヒの芸術」などのCDが届いた時は約1週間仕事から帰ってもビールが冷えていなかった!昨日からの雨も上がり天気は快晴だが我が家だけは大嵐の予感!

冒頭のシーンはやはり凄い。本家も顔負けである。今回、見直してみて、やはり薬師丸ひろ子のお母さん役の温かみのある演技が印象に残りました。

携帯電話、高速道路、そしてインターネットなどこの世の中、舞台になった昭和30年代前半と比べて大変便利になりましたが、失ったものも、忘れてしまったものもあるということか・・・
この作品を映画館で見た直後、私が子供の頃、よく蝉取りに行っていた所が取り壊しになって大型マンションの工事が始まりました。私の悪がき時代の面影を残す数少ない場所だっただけに工事現場を初めて見たときの何か共通する寂しさを感じます。

特典映像盤もあるので、ゆっくりと見る事にしましょう。詳しくはこちら

「グレート・スリー・テナーズ・ガラコンサート」

2008年05月20日 10時21分59秒 | オペラ
昨日、NHKハイビジョンで一昨年サントリーホールであった「グレート・スリー・テナーズ・ガラコンサート」の放送がありました。ほとんどの方は三人のテノールと言うと、どうしても、あの「三大テノール」を思い浮かべると思われますが、今回のコンサートは「三大テノール」ではありません。ヴィンチェンコ・ラ・スコラ、ニール・シコフ、ジュゼッペ・サヴァティーニと言う知る人は知る現在、欧米の一流歌劇場のステージに立っているバリバリの現役テノール・オペラ歌手三人の登場です。実はコンサートの直後NHK教育放送で一度放送があり何も気に留めないで観たら、たいへんよかったのですが、残念ながら録画していなかったので今回の再放送は嬉しくてたまりませんでした。
私自身「三大テノール」のコンサートを本当に面白いと思ったのは1回目の1990年のローマでのコンサートのみでそのあとは予定通りのルーティンな印象で興味は全く薄れてしまいました。今回の「グレート・スリー・テナーズ」のコンサートは、それは忘れさせてくれる好企画だったと思います。
何が魅力だったかと考えてみるとやはり1番の魅力は何と言っても、声、声、声、そしてあふれる「歌心」だったと思います。「三大テノール」のように単に有名な3人が並んで歌っているだけという次元とは違っている。テノールの持つ声の魅力、デリケートな部分そして独特な節回しを今回の再放送でも堪能する事が出来ました。なお誤解をまねいては困るのですが私自身は「三大テノール」の一人一人は大好きです。
シコフは相変わらず最初からエンジン全開。伸びのある高音には魅了させられました。ラ・スコラはこの3人の中で一番甘い声。やはりプッチーニのアリアが良かった。そして私が一番好きなサヴァティーニ。前半のオペラアリアでは精彩を欠いていましたが後半のウエストサイド物語からの「マリア」では目が覚めるような素晴らしさ。本当にピンと糸がはったような綺麗な声。CDでの録音がほとんど無いのが素晴らしいテノールだけに本当に残念である。
プログラムの最後の3人でのナポリ民謡メドレー。単なる美声の垂れ流しでは無い歌の世界。特に、この中で私の大好きなトスティ作曲の「かわいい口もと」が歌われたのは本当に嬉しかった。本当に心の底からジーンとしてきました。そしてラストの「オー・ソレ・ミオ」でも三大テノールの時のように単に声を張り上げるではなく、この曲の持つメロディの美しさを味合わせてくれました。

しかし私が一番印象にに残ったのは、やはりラ・スコラの歌う歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」でした。
「・・・夜よ去れ!星よ沈め!夜が明けると私は勝つのだ!・・・」
ここの部分になると今でも、どうしてもリアルタイムに過ごしたあの日の事を思い出してしまいます。忘れることが出来ない大切な私の心の1ページになってしまいました。
最後はどうしてもトリノでの荒川静香さんになってしまいました。