ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

日本の伝統文化”鏝絵(こてえ)”

2013-12-13 21:55:52 | アート・文化

12月13日(金曜日)
家の蔵に漆喰で、模様やネズミが施してあるが、これが何たるか知りませんでした。

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昨年鳥取へ帰省したとき、たまたま「鏝絵(こてえ)」の数々を展示しているのを見て、漆喰アートの世界を知りました。鳥取県琴浦町でも、「鏝絵(こてえ)」を見ることが出来る集落があるようです。
10日前のことです。農作業をしていると、隣のおじさんが額縁をフェンスに立てかけました。

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何だろうと傍に行って見れば「鏝絵(こてえ)」でした。龍が見事です。何をするのかと聞けば、これを写真に撮るとのこと。私も便乗して写させてもらいました。

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隣りのオジサンは現役の左官職人(77歳)です。左官職で名工で表彰されたことがある、腕の確かな方です。「どこかに奉納されるのですか?」と聞けば、「龍福寺に奉納します」の返事が返ってきました。龍福寺は家のそばのお寺さんです。
最近の建築では土壁の家が少なくなり、漆喰のコテ作業はほとんど無いそうです。数年前に母屋を改修したとき、壁に楽しそうに模様を入れていた姿が思い出されます。

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その時、手に持って使い分けていたコテの多さにはビックリしました。やっぱりプロの職人は違います。
日本古来から伝わる「鏝絵(こてえ)」の技術伝承は、これから先どうなることでしょう。すたれてしまうのか。

【参  考】
鏝絵(こてえ)とは、江戸時代末期から全国的に流行した庶民の建築文化です。左官職人が漆喰壁に浮き彫り模様を塗り、絵画的に装飾したものを言います。

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初冬の風物詩「古老柿」作りは最盛期だ!

2013-12-13 05:47:08 | まち歩き

12月12日(木曜日)
12月の上旬になれば、必ずと言っていいほど新聞報道されるのは、宇治田原町特産の「古老柿(ころがき)」作りです。昨日の新聞に掲載されたのは、禅定寺地区の「柿屋」でした。私が行くのは主に立川地区です。天気が良いので、プールで泳ぐ前に散歩がてらに行って来ました。
小さな柿屋は見つかりますが、新聞報道のような大きな柿屋は見つかりません。時間も余り無いので、本日は探すのを止めにしました。ここまで来れば立川地区に寄って帰りましょう。ここには宇治田原町で1番大きな柿屋と、小さな柿屋が有ります。

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いくら小さくても格好は一人前です。宇治田原町を走ると、お茶の産地なので、あちこちで美しい茶畑を見ることが出来ます。

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これを見るのも楽しみの一つになっています。宇治田原町の晩秋の風景はいいですね。「柿屋」「茶畑」「柿木」

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帰路に役場のある地区の柿屋を覗いて見ました。柿屋の棚では、忙しそうに柿を一つづつひっくり返しています。

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ここで2週間乾燥させて、田んぼの上のムシロで10日ほど天日干しをして最終工程に入ります。専用の柿をもむ機械が2台回っています。

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これはヒルと言って最終工程です。この作業を繰り返し白い粉を吹かせます。
京阪神地域では年末年始の贈答品として人気の高い「古老柿」。宇治田原町のJA農産物販売所に立ち寄り、お世話になった友人にお歳暮で贈りましょう。

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買った後、「古老柿直売所」の看板が立っている農家があったので、ひょっとしてJAより安いのでなかろうかと入って見ました。
この期待は裏切られました。箱ですか?と言いながら、おばちゃんは早速に箱を折っています。「値段はいくらですか?」「1箱2,300円です」「JAと同じ値段ですね。手数料がかからないので安いかと立ち寄りました」。おばさんは、買ってくれるものと思い、紙に乗せた「古老柿」を持って来ました。
6~7個あったので200円を払い、「家に帰り味見して、また来ます」と言い残し出ました。「販売価格は、JAより安くしてはダメ」と通達でも出ているのかも知れません。知り合いの農家で無ければ、安く手に入れるのは無理のようです。

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