12月14日(土曜日)
今夜は京都山科ライブスタジオ58で、ハーピンジョー / SHINKAのツーマンライブが有ります。SHINKAは、ライブスタジオ58のマスターが率いる沖縄民謡バンドです。ハーピンジョーと言うバンドは、何も知識を持ち合わせておりません。
ライブスタジオ58は、食べ物はお菓子しか無いのが特徴です。これは、「音楽だけに集中出来る様に」の配慮とマスターは言っています。入り口からステージまで3メートルも無い所で、あれやこれは無理で、本音とは番うかな。飲み物の持ち込みはお断りですが、「食べ物はOK」は、有り難いところです。泡盛のオツマミに、家から私の大好きな「竹輪」「味付け海苔」を持参しました。
全国広しと言えど、そんなやつはメッタにいないでしょう。
7時前に入店し、泡盛を飲みながら始まるのを待ちます。初めて見るお客さんが何名もいます。ハーピンジョーさんのファンの方でしょうか。
持参の海苔、竹輪、古老柿を、会場の皆さんに「お一つどうぞ!」と食べていただきました。ライブの始まる頃には、出演者とお客さんで満席です。
いつもは私がお客さんの中では最年長ですが、今夜は70代前後の方もチラホラ見えています。三線教室に通っている方。SHINKAのメンバーのお母さん。ライブ友達の給田さんのお母さん。珍しくマスターの親類の豊里さんの娘さんが、ライブに初めて見えました。豊里さんが「娘です」と紹介してくれました。父親は背が高いのですが娘さんは小柄です。母親似でしょうね。豊里さんは、私が姪っ子とライブに来ている姿を見れば、「羨ましい」と言うので、「何で?」と聞けば「娘は、一緒に行くのはイヤ」と拒否されると嘆いていました。今夜はこの娘さんを教育しておきました。「お父さんの行くライブは楽しいライブです。お金は有り余っているはず。思い切ってスネをカジれば泣いて喜びますよ!」。一度味を知れば、親子で見える回数は増えることでしょう。楽しいことに、お金が出ていかないとなると、一挙両得です。
トップバッターはライブスタジオ58のマスター率いる「SHINKA」です。SHINKAとは沖縄方言で「仲間」と言う意味です。
フルメンバーが揃えば10人とのことですが、今夜は6人です。
MCは三板、ボーカル:新垣智子さん。
沖縄なまりのしゃべりがいいですね。唄に先駆けて、まずはアリ乾杯!
唄は、7時40分から始まりました。
メンバー紹介致しましょう。
【メ ン バー】
三線:嘉数一文(愛称:カズさん)
三線、ボーカル:大橋亜希(愛称:あきちゃん)
三板、ボーカル:新垣智子(愛称:さーとー)
キーボード:中島 正彦(愛称:なかじ)
ハープ:森久杜志(愛称:もりりん)
ギター:津田 隆宏(愛称:赤ヒゲ)
スタート曲は「島唄」です。女性二人がハモルと沖縄民謡も心に沁みます。
さーとーは、寒い冬でも裸足で唄います。それは彼女の信念です。ハダシは心が引き締まるからでしょうか。
沖縄民謡で、ハーモニカが加わる演奏はめったやたらに聞けません。 「満月の夕」では”もりりん”さんはソロで歌います。
カズさんはBEGINとヤイリギターが「三線とギターのチャンプルー」として考案・共同開発した、創作楽器「一五一会(いちごいちえ)」と、お父さんの形見の「三線」を、曲により使い分けです。
「SHINKA」のオリジナル曲、 「琉球風歌」を歌い終えると、お客さんの女性が号泣です。
よっぽど彼女には、この唄が心に沁みたのでしょう。レキオのバラード曲でも、涙している女性も何度か見ました。歌のチカラは凄いの一言です。
アンコール曲の「泡盛Rock(オリジナル)」も盛り上がります。手にはグラスを持ち「乾杯!乾杯!」。
持ち時間約50分で、沖縄民謡7曲を楽しみました。
セットリスト
1.島唄
2.安里屋ユンタ
3.くにぶん木の花
4.竹富島で会いましょう
5.満月の夕
6.琉球風歌(オリジナル)
7.泡盛Rock(オリジナル)
本日のトリはハーピン・ジョーさん率いる「Harpin'Joe Blues Harp Band」の皆さんです。
私は初めて見るバンドなので、演奏が始まるまでブルースバンドとは知りませんでした。ステージの前にCDが並べてあり、これを見れば名前の通ったバンドのようです。
MCはハーピン・ジョーさん。お客さんで知り合いのブルースハープ奏者ansonさんが見えたので、尋ねました。ハーピン・ジョーさんは彼女のお師匠さんとのこと。そりゃ上手は間違い無い所です。
全部で10曲ほど聞きましたが、素晴らしいバンドでした。ハーピン・ジョーさんのブルースハープは、お客さんを惹き付けます。
最後の方になり、ハーピン・ジョーさんが面白い演奏をしてくれました。ハーモニカは口に当て、横に吹くのが当たり前です。何とこれを口に立てに入れました。
手を使わず、器用にハーモニカを口をモグモグしながら演奏です。これにはお客さんもビックリ~。拍手喝采でした。ansonさんに、「貴女はこれ出来るの?」と聞く「無理です」。彼女がこの演奏を目にしたのは二人だそうです。それほど、ハーモニカを立てにして手を使わない奏法は、難しい技のようです。
ブルースに、大きなベースの爪弾く重厚なベースの音も、心に染み入ります。
異なった二つのジャンルの音楽は十分楽しめました。
SHINKA、ハーピンジョーブルースハープバンドの皆さん、楽しい夜を有難う!
マスター、ママさん遅くまでお疲れ様!