「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

それは私にとっては異次元の会話だった。

2008-09-23 23:27:21 | きょうのできごと
若いカップルが、テーブルいっぱいに資料を広げて、
熱心に、でもどこか楽しそうに、話をしていた。

他のテーブルへの用事で、何度か横を通るたびに聞こえてくる会話。
どうやら、これから住む家?のことを話しているらしい。
「リビングは広めにしておいて…」
「子供ができたときのために…」

それらを聞くともなしに聞きながら、
まるで異次元の会話だな、と思っている自分に気づく。


誰かと人生をつくっていくなんて、私には想像もできない。



未来のことを話し合うのは、学生時代から大っ嫌いだった。進路相談でも。親とも。…友達とも、あんま進んではそういう話をしなかったような気がする。決めるときは勝手に決めて、絶対に変えなかった。迷う時間が大嫌い。その決められない状態の迷いを相談するのはもっと嫌い……。
気恥ずかしさもあったのだろうけど…とにかく、口に出すのが嫌だった。
未来なんて、これから状況がどうなるかわからないのに、…言った事ができなくなったらどうするの、と思ってるんだと思う。…あとは、軽く口にしないことが美徳だとでも思ってるんだな。


でも、皆、誰かとああやって話し合いながら、人生をつくっていくんだな。
お互いの意見を出し、ときにはぶつかり合いながら、納得のいく結果を選んで、それを押し進めていくんだな。
別にカップルに限らず。仕事でもなんでもそうなんだな。きっと。



そんなことすらわからないのに
一人でどうやって生きていけばいい…。
もう、過去のためには生きられないのに。