いよいよ明日から二月。クリスマスよりもお菓子を作る人は多くなるのではないでしょうか!バレンタインですものね!手作り感、大事ですもんね!
私のような、普段から作る人も、この時期は手作り品を渡すやすい気がします。「本命」とやらで渡す人がいようといまいと関係なくね!!(オペラサン卑屈にならないで下さい)
普段あまり作らない方は、上手くできるかな…、とか、喜んでもらえるかな…とか、いろいろお悩みだと思います。そういう女の子らしい悩み…萌えですね!!(卑屈になりすぎて一気におっさん化)
萌えはともかく。
そんなかわいい女の子たちにおすすめしたい最近の新刊。
「板チョコで作る 土屋公二の本格チョコレートブック」(講談社)
板チョコで作る土屋公二の本格チョコレートブック (講談社のお料理BOOK)土屋 公二講談社このアイテムの詳細を見る |
帯も素敵です。「経験ゼロでもプロ顔負けのチョコレートが作れる本」!
…経験ゼロの方が本読んだだけで負けたらそれプロじゃないってかんじですが…まあそれはいいとして!
板チョコで作る、って…。普通のお菓子の本には「板チョコはおいしく食べるために作られているものなので余分な成分が入っているからお菓子には使わない!」とか書いてあるのに!?
…板チョコでも、できるんです。それがこの本!
やってみました。昨日の材料使いました。ほんとに板チョコでしたが、できました!
表紙にも載っている「和のトリュフ ゆず風味&栗風味」ですよ!
手前がゆず。奥が栗。
表紙ではもうちょい長めに作ってあって、さらに栗は粉糖で真っ白ですが…これ、溶けた(おい)。
材料はほんま、昨日のもの。スーパーで買い集めました。あと生クリームとかバターとか入るだけ。
ゆずの方についてるツブツブは、ゆず皮のフリーズドライをバーミックスで粉々にしたものです。ガナッシュの中にはゆず茶を。…って、レシピには「ゆずのコンフィ」って書いてあったから迷わずゆず茶を用意したんだけど、…もしかして違う?コンフィってコンフィチュール=ジャムだよね?いいよね?(ゆず茶をご存じない方のために一応書いておくと、お茶ではないです。ジャムみたいになってるものを、お湯や水でのばして飲むものです。)
栗は甘露煮を一部みじん切りでガナッシュに入れ、残りは裏ごして外側につけるんですが…
裏ごすのがちょっと大変だった!…というのも、裏ごし器(粉ふるい)を出すのが面倒で、味噌溶いてるちっちゃい漉し器みたいなのとすりこぎで無理矢理やってたから手が痛い痛い…(バカだ)。道具は用途にそって正しく使いましょう!やっぱラクしようって手を抜いたら痛い目にあうなあ。
で、またこれが…ガナッシュにつかないんだ!ゆずの粉をつけるのとはわけが違う!!
面倒だった…(まあ、2.5倍で大量生産してたせいなので、普通は大丈夫だと思います)。
そんな苦労(大部分はムダ苦労)をしながらできあがったわけですが…
これ、けっこういける!
板チョコやのに!安い植物性生クリームなのに!(最低だ)
つまり、いい材料使ったらもっともっとおいしくなるってことだ!
ゆずとか栗とかだから、普通のお酒入ったチョコが苦手な人とかにも新鮮でいいかもしれません。うちの母は基本的にお菓子全般を好んで食べないのですが(パティシエの母なのに…)、これはめずらしく「おいしいおいしい」と食べていました。
それを見て、確信。板チョコでも、おいしいのは作れます…!
確かにチョコは扱いが難しい。だけどおいしいし、楽しいものだから、もっとこの魅力を知ってもらいたい…それではまず身近な板チョコから…という土屋さんの考えから生まれたこの本。すでにチョコの魅力を十分わかっている方も、板チョコをバカにできなくなること請け合いです。
そして初めてさんにもオススメできるわけは…他の板チョコで作れる!本と違って、レシピがスタイリッシュです。…めちゃ失礼ですが、ああいう本って簡単に作れることが大前提なので、どうしても「おやつ」ってかんじで…プレゼントしてびっくりされるようなものはあんまり種類がないんですよね。この本はそんな事はないです。だって「テオブロマ」の土屋さんの本だもの!チョコを愛していらっしゃるんだもの!!
バレンタイン、大好きな彼氏さんに、又は未来の彼氏さんに、驚いていただこうではないですか!せっかく渡すんだったら、ね!!
再現率
ちなみにこのレシピは、この本の中では難しい(というか手間がかかる)ほうです。もっとお手軽なのはいっぱいですのでご安心を。
私は今年も身近な人(ほぼ女子)に大量生産、がオチなんだろうな~。ちくしょう(えー)。