このあいだ、忘年会で頼まれた焼き菓子を焼く日でした（酔っ払ってて記憶にございませんとか言われたらどうしようとか思いつつ）。
２０個。さて、何を作ろう。
クリームチーズを久々に買ってきたから、これを使うのもいいかもしれない。くるみもあるし…
あ、しまった！アーモンドプードルない！！
でも…２０個、たぶん同じ人に送るんだろうな。てことは、いつもの大量生産みたく同じのばっかじゃちょっときついよな。もらったほうも。でもあんまり手間をかけるのもあれだし…んー…手間がかからず、味の変化がつけれるもの…。そしてなるべく一気に焼けるもの…。
…そうだ、パウンドケーキにしよう！
そういうわけで、意気揚々と引っ張り出してきたのは割と最近買った
「お菓子の学校シリーズvol．５ パウンドケーキ＆焼き菓子」！（学研）
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お菓子の学校(5) パウンドケーキ＆焼き菓子(GAKKEN HIT MOOK)
エコール辻東京製菓研究室
学習研究社
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これは全シリーズ買ってます！だってうちの愛する母校の本だもの！（正確には東京校の発行ですが…いいねん！）
そのパウンドケーキのアレンジから、４つ選んで作りました！
右下から時計回りに、「プレーン」「チョコレート」「バナナ」「紅茶」の４種類です！
バターをやわらかくして、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜ、卵を少しずつ加える…という工程は４種共通だったので、４つ分一気にやりました！（最後あふれそうになった！）
んで、その総量を計って、４等分して…そこにそれぞれの材料と粉を混ぜる！
ボウル、フル活用でした（笑）。
プレーンはレモン皮とバニラエッセンス。
チョコレートは、ココアを合わせた粉と、溶かしたチョコレートを。
バナナは、完熟したものをつぶして混ぜ込んで、上に輪切りのものを飾ります。
紅茶は、アールグレイのティーバッグから。
うん。全然味違う４種がこんな一気にできるのは、ちょっと快感♪
味見したけど、おいしかった！
特にバナナ。バナナだけは、焼きあがってまだ熱いうちにラム酒入りのシロップを打ちました。これが、かなり分量が多くて…「こんなに打って大丈夫！？ラム酒の香り強烈にならんの！？」とか思ってたけど、なじむとすごくいい感じでした！
あ、そういえばチョコ味のは、粉を入れた後に溶かしたチョコ投入、だったので戸惑いました…。混ぜにくい…。チョコ、すごい勢いでしまっていくし！…でもココアを加えただけよりも、いっそうチョコの味がして美味です！
さて、それでは本の紹介を。
このシリーズ、…なんかあんま注目されていないように…感じるんですけど…。
もっと評価されていい本だと思うんですけどね…。よし、ここは私がはりきって宣伝を！（えー）
まず…安い！！（おい…）
６８０円ですよ！６８０円！
お菓子の本なんて、安くてもたいてい１２００円はするのに！（薄いのになんでだろ？写真が多いから？）
高いのなら４５００円もするのに！（←自分内最高額）
安いのの約半分！２冊買えちゃいますよ！どうですか奥さん！（もう誰やねん…）
そしてもちろん、安かろう悪かろうでは、全然ない！
…ちょっとこの変なノリ、そろそろやめよ…。深呼吸～。
真面目に、良本です。
私がお菓子の本の実用性で重んじるのは「再現できるかどうか」。
このシリーズは、その名のとおり…「お菓子の学校」。
お菓子作り初心者さんを、きちんと導いていけるよう、構成されています。
基礎ではとにかく写真も豊富に、丁寧な説明で工程を解説…。
合間合間に、初心者さんなら当然疑問に思うだろう質問と、その答えも挟んでおり、…その場でふと思いつく疑問がすぐここで解決されるというのはなかなかいいんじゃないかと思います。
そして基礎を終えると応用へ。この構成は、ほとんど変わらない動作で、まったく雰囲気の違うケーキを作ることが可能…ということが、視覚的にも非常にわかりやすいと思います。
お菓子作りは、割と単純です。パターンがあるので、それさえできればたいていのお菓子は作れるんです。
それをうまく伝えている…まさにお菓子の学校が贈る、お菓子の学校らしい本です。
…なんであんま売れてないように見えるんだろう。大きさか？本の作りか？
たしかにちょっとちゃっちいかもやけど…だからこそこの値段なんだよ！
あと、開いたまま置きやすいです。私はキッチンに本を持ち込むのでこれはありがたいです。
レシピスタンドみたいなのも欲しいんだけどなー。それにしたって絶対立てられない本もあるもんなー。
うーむ。とりあえずお菓子の学校シリーズはいいですよ！おすすめです。
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