「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

劇場版遊戯王 一周年

2017-04-23 23:56:45 | きょうのできごと
劇場版遊戯王の公開から今日で一年です。
公開日の私の行動の様子はこちらの記事で → 20160423
ここから始まって5月6月と、原画展やらコメンタリーやら大喝采やら大忙しで超楽しそうなわたしの様子がブログからうかがえます。自分だけど楽しそうでうらやましくなるくらい…。

さっきまでツイッターにて「同時再生企画」がやっていたので参加してました。
いやあ…… 何度見ても…… こんな素晴らしい劇場版をありがとうって気持ちしかありません……
一年経ってんのにおかしいと思うけど、まだどこか、信じられない気分もある…。
原作が終わって何年も経って、「続編」を描いた劇場版ができた。それがこんなに素晴らしいって、本当のことなのか??
みたいな。


公開前は(何度もこのブログに書いてたけど)怖くて怖くて震えてました。
社長が、闇遊戯が消えてしまったことで、狂気をはらんだ表情に戻ってるって、原作者の和希神が言ってたことで。
どうしてそんなことするの、って、
また「社長にひどいことしないで」って頭抱えて泣くのか…って、思うと、怖くて。
いや、きっと社長は何か大変なことになっても、乗り越えていくんだよ!社長だもん!! と思いこもうとしてたけど、
本当に怖くて、席に座って上映開始を待つ間(正確には舞台挨拶開始を待つ間)、緊張が振り切れて無心になってました。忘れられない。

でも始まると……社長がもんのすごく、かっこよくって!!(おい…)
てか、途中で思ったんだよ!どのへんだったのかな。AIデュエルのあたり?
「(あれ!?これって、日本中の遊戯王ファンが待ち望んだ「遊戯王」の続編…本編のその後の物語の劇場版、だったよね!?なんか社長主役すぎない?うちこれ社長が主役のプロモーションビデオ間違って見てるんじゃない?)」って。
アホかって感じですが、初見時は結構真剣に心配してました。「(これ社長ファンじゃない人大丈夫!?うちらは幸せだけど…!)」とかw

でも全く無用の心配でした。社長が「主役」だったんだよね。
社長が行動を起こしたからこそこの物語は始まったんだもの。

初見では、結構わかんないことも多くて……でも、最後は、泣いた。
モクバの様子を見ると喜んでいいのか迷うけど、社長の望みは、叶ったんだ。


何度か劇場に通って繰り返し見て……、京都の映画村でやってる展示を見に行った時、そこに飾られてた和希神のメッセージに、この映画は「(遊戯王の)もうひとつのエンディング」です、みたいなことが書いてあって、
……それで思い出したことがあった。
(ちなみに遊戯王新聞のインタビューでも「海馬瀬人バージョンのエンディングです」って言葉が出てる)

遊戯王文庫版の18巻(ちょうどバトルシティ編が完結する巻)の、和希神の後書き。
「実は『遊☆戯☆王』の最終話のエピソードは、別バージョンが存在していました。
表遊戯が歩み出すラストカットの後で、バトル・シティの闇遊戯vs城之内の決闘で物語を締め括るという、もうひとつのエンディングでした。」

この後、デュエルの様子が説明されてます。勝敗だけは秘密にされてるんですが(和希神の中では決めてあるそうです)。
で、それの最後。
「ラストカットは、わずかな笑みをたたえた闇遊戯のアップ。」

……和希神は後書きの最後に、(この案もあったけど)この物語は遊戯ともう一人の遊戯が主役だから、あのエンディングで良かった、と語っています。

私はこれを思い出して、ああ、あのラストはそういうことなんだ、と思いました。
だから、「もうひとつのエンディング」。
「海馬瀬人バージョンのエンディング」なんだ、って。

「遊☆戯☆王」なんだ、って……。



ありがとう、劇場版遊戯王。
この映画のおかげで、本当にこの一年は、生きていて一番「濃い」一年になりました。

遊戯王が好きでよかった。社長が好きでよかったです。
ありがとう……。

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5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ドラゴン)
2017-05-09 22:19:46
僕もこないだ、えっもう一年たったんか~と言っていました。
一年経つとか早すぎです。

観に行く時はもうわくわくが止まりませんでしたし、観に行った後は何とも言えない気持ちになったのもありましたが、一年経ったと思うと、なんだか考え深いです。

あの頃に戻りたい・・・時よりそう考えていますね。

映画の最期の海馬の笑みはなんだかやっとだ・・と思える表情でしたし、勝っても負けても海馬は満足してけじめつけるんだろうと。

僕も海馬は大好きですし、津田健次郎さんも大好きです。

海馬の執念は怖いですが、だがそこには何とも言えない欠乏感、どこか哀愁すら感じることありました。

だがそれすらも超える海馬の行動力は自分も見習いたいです(笑)

他の記事ですが、オペラさんocgはやってなかったんですね。
デュエルリンクスはおやりにやっているようですし、この機会にぜひやってみては。

ただ最近大幅なルール改正があり、様々な意味でかなり話題になりました。

見て下さるとわかりますが、ややこしくなっています。

オペラさんの海馬への愛がめっちゃ伝わってますよ。

オペラさんとお話しができたらいいですね。









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ドラゴンさん! (オペラ)
2017-06-18 01:11:34
コメント返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした!!

劇場版公開から一年。あっという間でした。
アニメや原作が終わった後に「劇場版企画進行中!乞うご期待!」みたいな予告があって、それから数年待たされて……みたいな流れとは真逆ですよね。遊戯王。
主人公も、世界もどんどん変わる新シリーズが続いて行ってて…きっと誰も予想してなかった、原作の「その後」。高橋和希先生ですら、企画を持ってこられるまでは続編なんて考えたこともなかった、とインタビューでおっしゃられていたので、本当に色んな奇跡が重なってあの作品が作られたんだなあと思います…。

社長の行動力、本当にすごいですよね。あの最後の少しだけ笑ったような表情を見ると、どうしてあの原作のラストで満足できてたのか、…どうしてこの社長の顔を見れずにそれでも「よかった」と思えていたのか、もう思い出せません。
実際見るまでは本当に怖かったけど、社長の執念を、行動力を、そしてあの笑みを見れた劇場版に、感謝の気持ちしかないです…!

せっかくBD買ったので、あと100回位見ないとですw
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Unknown (ドラゴン)
2017-07-23 15:28:05
いえいえ全く問題ないですよ。

返信してくれるだけでも十分うれしいです。

僕も返しが遅くなりました。ごめんなさい。

暑いので熱中症など体調には十分気を付けてくださいね。
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Unknown (Unknown)
2017-10-07 08:53:55
今でもBDで何度でも見返す作品です。

今作の発端は、すっごくアテム側を悪く言えば「ライバル」「友」と認めていたのに、社長には何も告げずに勝ち逃げしたのが理由です。
「オレ達の闘いに終わりはない」というモノローグには今度こそ決着をつけるという思いもあったはずでですから。

アニメ版のように闘いの儀を観戦できていれば、おそらくここまで社長が執念を持つことはなかったと思います。アニメ版では表遊戯の覚悟を認め、最後のデュエルを譲り、彼等のデュエルを最後まで見届けましたから、きちんと区切りがあったはずです。実際、GXでは社長は自身の夢の実現のために頑張っていましたから。

だからこそ、この映画で表遊戯を認め、そしてアテムのとの決着を着けに行ったシーンでは驚きつつも感慨深いと思いました。あの笑顔がこの1年間、ずっと待っていた展開に満足できた社長の証明なんだろうと。ネタ的に勝つまで何度も冥界に行くんじゃない?という人はいますが、どちらにせよ、最後のあれで社長はけじめや区切りはついたと思っています。


ちなみに高橋先生のインスタグラムには(あくまで“一つの可能性”と他の説を推している人にも考慮したコメントはありますが)、後日談イラストがあって、あの後帰ってきてゲームクリエイターとしての一歩を踏み出した遊戯が作ったゲームを共同開発し、宇宙で対戦するイラストでした。

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初めまして! (オペラ)
2017-10-11 21:54:29
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなって申し訳ありません。

本当に・・・そうですね。
アニメの社長は、ただ無意味に出番を増やされただけではなく、きちんと気持ちの区切りができていたのですね。
「アテムが現世に帰って来ていない」という事実は劇場版次元とアニメ次元で同じはずなのに、社長は狂気をはらんだ表情に戻ることもなく、GXでも元気な姿を見せてくれたんですものね。

原作では表遊戯のことも認めていないままで、途中、「器の遊戯」とかひどいこと言い放ってましたが、最後には真の決闘者って認めたんですものね。意味が解ると本当に感慨深いシーンですね。

私はつい、モクバの心情を想像してしまって、「いくらそれが社長の望みでも・・・!!モクバを置いていくなんて;;」とか考えてしまうのですが、そんな私にはあの後日談のイラストは本当に本当に嬉しいものでした。

コメントを頂いて、また劇場版を見直してみたい気持ちになりました。
ありがとうございました!!
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