なんて、唐突に書いてみたりして。
やらなきゃいけないことがあると、他の事が異様にはかどりますよね!ダメ人間!(やらなきゃいけないこと=フランス旅行記完成)
もしかしたらこの勢いでヒューイリングの行方も進むかもしれません(……)
あと辻製菓日記とか!(それが一番じゃないのかむしろ…)
(以下、MOTHER3超ネタバレになります。未クリアの方はご注意ください。いや…ご遠慮ください)
私がMOTHER3で一番衝撃を受けたのは、
…実はヨクバが裏切り者のマジプシー、ロクリアだったということでした。
ラストダンジョン、エンパイヤポーキービルのひとつのフロアに、唐突におなじみの「マジプシーの家」があり、中はからっぽ。部屋の中には大量のバナナ、そして見覚えのあるラッパ。
青い、空を描いた壁。
わざわざ運び込んだ砂。
そして隣の部屋には、そこにいた主人のことを語る一匹のねずみ…。
ここでこうして明かされて、そしてそのまま。
以後、ポーキーがロクリアの名前を出すわけでもなく、
エンディングでフォローされるわけでもなく、終わる。
ロクリアは、物語の中…まずは「あやしい行商人」として現れる。サルサをさんざんいじめながら、タツマイリに「しあわせのはこ」を配り、「カネ」を取り入れる。平和な村の変化のきっかけをつくる。
さらにオソヘ城に乗り込みタマゴを奪おうとする。それは失敗に終わるが、その後3年かけて、タツマイリを完全に変貌させてしまう。
逆らうものを黙らせてきた巨大なタワー、主人公達が乗り込んできたことで、そこが最期の地と…思われたが、その後改造され、さらに2度も「にっくき敵」の前に姿を現す。
しかし、それが最期。その後は、誰も彼の姿を見ていない。
ポーキーの部下として、かなり高い地位にいたと思われる彼こそが、ずっと行方不明だと言われていたマジプシー・ロクリア。
彼はなぜ、ポーキーに従ったのか?
なぜ、マジプシーを裏切ったのか?
そもそも、マジプシーの役目とは。
…7本の針を守ること。
遠い昔、マジプシーの先祖が、ドラゴンを眠らせた針を守ること。
ドラゴンの力は大きすぎて人間には扱えない。
だけど、必ず必要になるときがやってくる。
そのときに、良い心を持ったものが針を抜いて、全ての命が輝くように。
悪い心を持ったものが針を抜いて、世界が破壊しつくされないように。
そのときまで、守っていく。
そして、役目が終われば消える。
ロクリアは、そんな宿命に疑問を感じたんじゃないだろうか。だから裏切った…あれ?でもこれじゃおかしい。
ロクリアはポーキーに針のことを教えた。つまり、ポーキーを利用して針を抜こうとしたわけだ。
だけど、抜いちゃえば、自分は消えるのに。
それでもよかったんだろうか。消えてもいい。どうせこんな世界、消えるんだから。って?
まさか、その「消える」ってことを知らなかっ…いや、それはさすがにないだろうな。
やっぱり…一種の復讐?こんな宿命を持たせた世界には、すっぱり消えていただこうと?
あの、「しろいふね」事件がその思いに拍車をかけた…んだったらまだ納得はいくかな。
愚かな人間め!お前らなんて守る価値などない!…みたいな?
ポーキーはおもしろがってそれを言ってるようなところがあるけど
ロクリアはマジメにそう思ったのかもしれないな。
自分の一族が一生をかけているのは、そのドラゴンのため、人間のためなのに、って。
「みんなゴメンネ、 私達すべてを破壊して、すべてを終わりにしてしまうわ。」
サラ的ノリ?
……すみません。各方面にすみません。サラちゃん大好きです。
で、(←しれっと続けるんか)謎なのが。
マジプシーであるロクリアが、なぜ7本目の針の場所を知らなかったのか?ということ。
ポーキーとロクリアの関係というのは、完全にポーキーが上であると思う。ロクリアがマジプシーだから、情報を提供したから、という理由で「協力関係」にあったとは考えにくい。最後のロクリアのセリフから考えるとね。
だから、知っていたら教えたはず。隠しても利点は何もない。それと引き換えにポーキーとかけひき…そんなの考えられない。
だから、知らなかったんだ、と思う。場所はだいたいこの辺だ、とはわかっていても。一人で探すことはできないから、ポーキーの力(人材派権力←拉致です……)がロクリアには必要だった。抜くことも自分ではできない。ポーキーのあやつるクラウスが必要だった。場所を知っているのなら一番に抜くだろう。ドラゴンを目覚めさせるのが、ポーキーとロクリアの利害の一致点なんだから。
なぜ知らなかったのか?
マジプシーなのに。守る役目をそもそも、持っているのに。
考えてて、もしやこれは…「先代ロクリア」からの意思なのではないかと、思い至ったのです。
(あの、もちろんうちの妄想ですので…)
マジプシーって…何百年も生きる、んだったっけ?でも、針を刺したのは彼ら(彼女ら…?)ではなく、「先祖」。長寿のマジプシーも、針を抜く抜かないにかかわらず寿命があり、その定めは子孫へと引き継がれていく。…ええと、マジプシーは年を取らない、みたいなことはアレックが言ってたような…。アレックがマジプシーの真実をどれだけ知りえたのかはともかく、なんとなくマジプシーは精霊っぽい感じがする。生まれ、育っていくのではなく、必要になるときに発生し、つとめをはたし、消えていく。
「7人の選ばれしマジプシーは、その名前と使命を順々に継ぎながら、長い間ドラゴンを守ってきた。」
ってなんか…よくない?
書いてて思ったけど、マジプシーって別に、他にもいたのかもしれないな。世界が滅びるときに、ノーウェア島にいなかったマジプシーは一緒に滅んでしまった…。(それもまた、ロクリア暴走の一端となる、とか!あ、でも「しろいふね」の話はわりと最近なんだから、そのときは「今のロクリア」じゃないとあかんか…ううむ。)
マジプシーは針を守る。
寿命が来たら、次の代のマジプシーを生み、使命を与え、消えていく。
流れを途絶えさせないために。
しかし、「頭」の針を守る「ロクリア」が、ある時、その流れを断つ。
「おかしいとは思わないか。
我々は何を守っているのだ?
人間どもか?
あの、争いをやめようとしない愚かな奴らをか?
見ていろ。
奴らはそのうち、自分達で自分達の世界を壊してしまうだろうよ…。
守る価値などないのだ。
じきにわかることだ…。」
次の「ロクリア」にそう語りかける。
「お前はそれを、自分の目で見ておくがいい。
…針を守るなら守るでいい。
お前もマジプシーだ。
探せば針は見つけられるだろう。」
そして針の場所を教えずに、家ごと砂漠へと移動して…消えてしまう。
「世界が滅びても、この島は残る。
奴らの生き残りが、ここへやってくる可能性もあるだろうな…。
どうするかはお前が決めればいい。
どちらにしろ、頭の針は最後に抜くべきものだ…。」
っていうかロクリアは代々男口調なのかよ!<自分
でもそれじゃ「おようふくのことをかんがえている」とつながらない…いやそれは本能ってことで!
でもさ、マジプシーがみんなあれでさ、ロクリアだけああだったら
…あのオカマ生活がイヤで逃げ出した、とか思うよね!?(←最初はそう思ってた奴)
「もう耐えられない!こんな生活!」とか言って、内股ダッシュで…
すいません。冗談です。そんなロクリアいやだ…。(つーかその口調、抜け切れてないよキミ!ってかんじ)
というわけで今日はこの辺でおやすみなさい。ああちょっとスッキリ。もやもや考えてること字にしたらスッキリ!
あと、ポーキーとの出会い→ひざまずくまで が、考えてみたいな~。
…絶対ひざまずいたと思うんだよね!だってポーキー、それ喜びそうだし。
ロクリア、「慇懃無礼」って感じがするし。(ポーキーに対しては)
ロクリアは、ポーキーの前に跪き、うやうやしく頭を下げ、言った。
「…仰せのままに。ポーキー様。」
とかね!!
あと…「ヨクバ」って名前も、ポーキーがつけたんだと思います。
つーかどんだけロクリア好きなんだよ…自分。
いや、うちMOTHER3では一番、双子が好きなんだけどなー…。