「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

MOTHER3 1周年

2007-04-20 23:37:12 | MOTHER3日記

これほど待ってたゲームはない。

これほどラストで泣いたゲームはない。

これほど、大切なゲームは…他にない。

 

MOTHER3が世に出てから、今日でちょうど1年。

…なんだか、信じられない。

もっとずっと前からやってた気がする。

きっとやってるときだけじゃなくて

しゃかりきにプレイ日記書いたりとか

むりやり100質作ったりとか

ロクリアのこと(←限定かよ)考えてたりとかの時間が濃密で

意識上の時間が引き伸ばされてるのかな…

 

 

(以下、MOTHER3のネタバレありです。)

 

 

 

彼は、…はっきり言っていたのに。

10年以上の時間が経つことで…

あと、その間に「制作中止」という悲しいニュースがあったことで

忘れていた。

 

「シーユー アゲイン!」

2の、最後ではっきりそう言っていた彼は

本当に……最悪な形で、私たちの前に戻ってきた。

ある一つの、幸せな家庭を引き裂き…

そして、結果、

それが許せなかった、たくさんの「プレイヤー」の手で永遠に閉じ込められた。

 

もう彼は戻ってくることはない。

彼の意思を継ぐ者はいない。

彼に影響された者も…たぶん、いない。

だから「MOTHER」はもう出ない。

 

 

この手で彼を追いつめたのに、

…今は哀れに思う。

私たちにとっては、たったの十数年。

だけど彼にとっては、何千年、何万年ぶりの「帰還」だった。

どこの世界からも締め出され…

やっと(悪の親玉だとしても)手に入れた自分の場所。

そこからもまた、私たちの手によって締め出され…

いや、出されもしていない。永遠に閉じ込めた。

 

彼は今、あの中で何を思うのだろう。

また始まった、新しい時間。

…せめて、夢を見ていてほしい、と思う。

自分が生まれた、本当の世界で、

幸せに過ごせる…そんな夢を。

 

 

「もう つかれたでしょう。」

 

彼にも…その声が 聞こえたらいいのに。

 

 

 

 

(MOTHER3iを聴きながら書きました。

本当に、感動をありがとう…MOTHER3)


ポーキーとロクリアその4(MOTHER3ネタバレ)

2007-04-16 22:47:19 | MOTHER3日記

「ロクリアさまは もう かえってこないみたい。
ぼく? ロクリアさまに かわいがられてた ネズミだよ。
ヌヘヘヘヘとか きもちのわるい わらいかたを するから
みんなには かんじのわるい ひとだったかも しれないけど
ぼくには とても やさしいひと だったんだ。
もう かえってこないのかなあ。 さびしいよ。

 

…なに? ロクリアさまのこと まだききたいの?

もしかして、ロクリアさまにあったの?

ロクリアさま げんきだった??

 

あのひとはね かわいそうなひとなんだよ。

ずっとずっと ひとりぼっちでね

はなしあいては ぼくしか いなかったんだ

 

ぼくが さばくで しにかけていたところを

ロクリアさまが たすけてくれたんだ。

それからは ずっといっしょにいたけれど…

それまでは ロクリアさまは ほんとうにひとりぼっちだったんだ。

たぶん ながい ながい あいだ。

 

ロクリアさまには きっと すごく なやんでることがあったんだけど

ぼくには いちどもそのはなしをしなかったから

ぼくも ずっときかないでいた

でもほかのことは いろいろはなしをしてたんだよ。

ロクリアさまはね いっしょうけんめい ちゃんと

ネズミのはなしもきいてくれるんだよ。

 

ロクリアさまはあんまり おなかがへらないみたいだったけど

ときどき ぼくのために どこからか たべものを

もってきてくれてたりしたんだよ。

でもロクリアさまは「チーズ」をしらなくてね

きいろい、いいかおりのたべものですよ っておしえたら

「バナナ」をもってかえってきちゃったんだ

でもたべてみたら すごくおいしかったみたいで

それからも よく たべてたよ。

ぼく? ぼくもバナナはすきだよ もちろん。

 

さばくに だれかが おちてきて

ロクリアさまは そのひとといっしょに ここにきた

とってもいそがしそうで たいへんそうだったけど

ロクリアさまは まいにちたのしそうだった。

ブタみたいなマスクのひとたちに どなったり おこったり

だけど たのしそうだったんだ。

ぼくは ほんとうにうれしかった。

ロクリアさまが ひとりぼっちじゃなくなって うれしかった。

ぼく? ぼくは…ぼくはロクリアさまがいてくれるから いいんだよ。

 

 

 

 

ロクリアさま かえってこないんだ。

さいごにあったのは …なんにちまえだったかな?

そのとき ロクリアさまは もうおはなしできなかったんだけど

そばにいたひとが ロクリアさまのことばを

かわりにいってくれた。

「『おからだにきをつけて おすごしくださいますよう。ヌヘヘ。』

…と ヨクバは もうしました」

ロクリアさまに ぼくもはなしかけたかったけど

そばにいるひとは ぼくのことばはわからないんだ

だから きこえないかもしれないけど

いっしょうけんめい ロクリアさまにいったんだ。

「ロクリアさまも きをつけてくださいね」

ロクリアさまは わらっていたから

ちゃんと きこえたんだとおもうよ。

 

 

ロクリアさまは さばくにいるときから ずっと

だれかを まってるみたいだった

それは あの さばくにふってきたひとなのかな

それとも また べつの だれかなのかな

ロクリアさまが ほんとうに あいたかったひとに あえてると いいんだけど。

ほんとうに いきたかったばしょに いけてるのなら

…ここにはもう かえってきてくれないかも しれないね。

さびしいけど それなら いいんだ。

ひとりぼっちのロクリアさまは かわいそうだったんだ。

もう みたくないんだ。 

 

でも みたかな?

おうちに バナナがいっぱいおいてあるでしょう?

ロクリアさま とりにくるかもしれないよね。

だからぼくは ここでもうちょっとまってみるよ。

もし ロクリアさまにあったら おしえてあげてほしいな。

「バナナが たべごろになってますよ」って。

いいかおりが ここまでするでしょう? こうきゅうな バナナなんだよ。

 

あ、もう いくんだね。

ありがとう。たくさんはなしをきいてくれて。

ロクリアさまにあったら くれぐれも よろしくね。

 

ぼく?

…うん、ちょっと、さびしいけど、だいじょうぶだよ。

ありがとう。さようなら。」

 

 

 

…あるネズミのつぶやき。(そのまんまやね)

 

うち的に、リダよりも度肝を抜かれたセリフがこのネズミのものでしたので

非常に印象深いです。

ていうか、ネズミ、あんたオイシすぎるよ…。代わってくれよ(えー)

ロクリアの心の友だなんて!(それは自分設定)

 

*補足(自分設定欄)

・ノーウェア島のネズミは砂地に生息するということでひとつ。このネズミ、あの7匹の子ネズミの叔父くらいにあたっててもいいかもしれない。…てことは、あのぐれた奴の弟!?砂漠で遭難しかけたのは、自分探しに出かけたということで…。兄とは違ったはみ出し方をしちゃった、という…おお!いーねーいーねー!(いくない…)

・バナナ好きと、ネズミのためのチーズ(MOTHER3i特典映像)を色だけでむりやりつなげてみた。でも、考え始めて思ったけど…マジプシーって、絶対食べ物いらんわな。生きるためには。…だからお茶会は、そういうたしなみって気がする。そう思うと、あれはかなりの贅沢で、パーティーらしさが引き立つ。…いえ、こじつけですけどね。

・ネズミがロクリアが一人でかわいそうかわいそうっていうのは、ロクリアには家族すらいないらしいというのを敏感に感じ取ったからです。今は同じ状況だけど、砂漠に来る前にはネズミには家族があり(ちょっと反抗的な兄と…←それ、今さっき思いついた設定やん!)、天涯孤独というわけではなかった。そのあたたかさを知っている。だから本当にそれを知らないロクリアに、ちょっとでも知る機会が与えられたら、と常々思っていたわけです。ネズミの自分には、その空白は到底埋められないと、信じきって。

・これを書きつつ一番悩んだのが、最後のロクリアとネズミの会話内容。(そこをとりあえず「  」にして最後らへんまで書いてから、うんうん考えてた)

最後の…というのは。ロクリアはあのミラクルバージョンで出陣する際、もう帰ってこれないだろうということをほぼ確信していた、から。だって相手が相手だし。だからこそあのミラクル(←あの装備、と言いたいらしい)。

だから、最後の言葉は、長年連れ添ったネズミへの感謝の言葉にするだろうな、と思った。

でも「今までどうもありがとう」とかは言いそうにない。…とりあえず、自分はもう帰ってこれないかもしれないことを含みつつ、そのあとも元気で暮らしていってほしい、という願いをこめて、

「…達者でな。ヌヘヘ」

と言った!(ということにしよう)

でも、ミラクル状態だったからツーヤクさんがいないとネズミすら理解できない(マジプシーの曲に聴こえる)。でもツーヤクさんはどうも丁寧に訳してしまう。だからこうなった。

「おからだにきをつけて おすごしくださいますよう。ヌヘヘ。」

それを聞いたネズミ。どうもロクリアさまの言葉にしてはおかしいなと思いつつも、ツーヤクの訳のクセなど瞬間で見抜けるはずもなかった。だから、これが最後の言葉だなんて思いもしない。でもなんだか…自分を気遣ってくれているようだ??これから大変な”お仕事”に行くのはロクリアさまなのに。

だからこう返したわけです。

「ロクリアさまも きをつけてくださいね。」

ツーヤクの、「きをつけて」をそのまま繰り返す形。でもネズミの純粋に自分の身を案ずる気持ちは伝わって、だからこそロクリアは微笑んだのでした。

…全部解説してどうする!

こういうのを説明なしに伝えられる人が「うまい」んだろうな~。むずかしいねえ。


ポーキーとロクリアその3(MOTHER3ネタバレ)

2007-04-14 02:17:55 | MOTHER3日記

…もし、神がいるとするなら。
なぜここで、私にこの出会いをもたらしたのか?
そこに何らかの意思はあるのか?

あるはずだ。
我こそは選ばれし7人のうちの1人。
この出来事が偶然で済まされるはずが無い。


ならば、神は何を望んでいる?
苦難の末の団結か?
全ての崩壊か?


…おもしろい。


他の仲間たちと断絶した先代の行動、
それをリセットしようと思ったならおあいにく様だ。
神よ、お前が与えた機会を利用して
私はこの運命に逆らってやろう。

 

ロクリアは、ポーキーの前に跪き、うやうやしく頭を下げ、言った。

「…仰せのままに。ポーキー様。」

 

神よ、運命はお前が決めるものじゃない。
ドラゴンを目覚めさせる奴を選ぶのは、俺だ。

 

 

 

久々です。でもあいかわらずロクリアの事考えてます、オペラです。

今日は仕事中に思いついたネタを。(えー)

やっとひざまづくシーンにつなげれた…。自己満足。

運命運命言うのはあきらかに今やってるゲームの影響受けてます。

 

誰に呼びかけたらいいかわからなくて、「神」にしたんだけど…。マジプシーたち、精霊なんだったら、ずっと上位には神がいてもおかしくないよなあと思ったんだけど…。単純?

神=ドラゴン、ではないと思うのよね。

あ、先祖たちに呼びかけ…るのもちょっとちゃうか。

 

じゃあロクリアの動機って…「自分の可能性を試してみたかった」、ってこと!?ギャー!急に青春ってかんじー!!

結局先代の言いなりになってる気もするが…そうであってもロクリアはそのことには気づかないでしょう。青春だねー。


連日MOTHER3の話題です。

2007-02-09 23:01:07 | MOTHER3日記

もう、カテゴリーもMOTHER3日記に分けてやる。(えー)(日記ちゃう…)

 

だってお祭りですよこれは!ほぼ日でもそう書かれている!

昨日は動画でMOTHER3のダイジェストが……

……って、あれっ??あれもう消えた??まじで??なんで??

 

えーと、気を取り直して!

今ほぼ日のMOTHER3特設サイトではクイズをやってる模様です!

正解者には抽選でおしのびどせいさんぬいぐるみプレゼント!わー!欲しい!

まあ当たらないだろうけど(懸賞とか当たったためしがないので、もう当たらないものとして捉えているワタシ…)、おもしろそうなのでさっき挑戦してきました。

…ま、まにあっく!!

その名に違わず、マニアックでした!!むずかしかった!!

うちはあの難解で知られるファイブスター物語の公式サイトのクイズにもかなり答えられる(しかし機体名とかはわからないのでそこでアウト…)くらい、こういうのはお得意なのですけど…。別に覚えようと読んだりプレイしたりしてるわけじゃないけど、セリフとか人物名とかはかなり覚えれるんです。(リアルで他人の名前と顔は全然覚えられないくせに…)

なのに、わからない箇所いっぱいあった!く、くやしい…。

これはもう一回やり直さなければ!!(クイズじゃなくて、MOTHER3自体を。)

 

まあ、最後、送信直前に糸井さんへのメッセージを自由に書ける欄がありまして。

そっちの方が時間かかったかな…。クイズよりも。

感謝してもしきれないですね。糸井さん、重ねて御礼申し上げますよ。

MOTHERシリーズを作ってくださって…本当にありがとうございました。


がんばれ、イエッタ(MOTHER3iを聴いて)

2007-02-08 23:22:33 | MOTHER3日記

なんとかダウンロードは出来ました。

パソコンで聴くことができます(今もまた、聴いてます)。

あとはこれをケータイに移せたら最高なのに!!いつでも聴けるのに!

一回CDに焼いて、それをとりこむ、とかしたら大丈夫なの、かな??

つーかCDってどこに売ってるの?電気屋さん普通のCD-ROMしかなかった…

 

あ、イエッタとは、もういろんなソフト無理矢理入れられて息切れしているうちのパソの名前です。しつこくてすみません。

 

 

さて…内容ですが。

いい!予想以上に、いい!!

もともとサウンドプレーヤーで何十周も聴いてたくらいだし、MOTHER3の音楽は大好きなんだけど…。

なんつか、いいさじ加減のアレンジ?になってて…聴いてて心地よい。

あんまりゲームで聞いたときの印象と違うとさ、悲しくなるんだよね。それがあんまなくていい。音はより深く広くなっているけど、オリジナルの要素はかなり残してくれている、という。普通のサントラとは違うし、アレンジアルバムでもない。うん、あんまこのくらいの加減のものって知らないなあ。好きです!!

 

MOTHER3の音楽は、「同じメロディーが違う曲になっている」というのが意図的にいくつもある。

一部のアレンジやリズムが違うだけでほぼ同じのもの(「やんちゃなブルース」と「もっとやんちゃなブルース」とか。バトルのテーマでは多いよね。あとメイドロボとジェネッタ君なんか、めっちゃ一緒)、イメージががらっと変わってるけど同じメロディーのもの(こうもりさんツイストとラスボス?ソングとか。YADOと映画館とか)、…うちは一回や二回聴いた曲を覚えたりっていうのが全然出来ないので、そういう明らかにわかるやつしかわからなかったけど…。よく聴いてる人にとってはもっともっとあるんだろうなあ。ライナーノート見てびっくりしたもんなあ。奴のテーマとおサルの宅急便……どこがいっしょなん??しかも2のEDの変形って、マジで?なんで?どこが??

…うーん、そういうの、すぐわかる人になりたいなー。

それやったらさあ、ルドラだってもっと早くにフィールド曲=ボス戦と気づけたのに。最近ひさびさにロマサガ3のサントラ聴いてるんだけど、何回聴いてもサラのテーマとエレンのテーマは同じメロディーかどうかがわからん…。なんで比べるとか出来るの?サラのテーマ聴いて覚えても、エレンの聴くとそこで忘れちゃうんですけど、うち。

 

 

ていうか酒井さん、かわいい!!なんかコメントがいちいちかわいい!!

「ことばぜめ」のとことか……。是非、聴いてみようっと。あの曲、けっこう好きやしな。

えーと…あれ?アドバンスどこや??

 

 

あ、そうそう。MOTHER3+の方のボーナストラックの「愛のテーマ」も最高です。

MOTHER3からの最後の贈り物……。最後と思うと悲しいですが、

心して受け止めて、力いっぱい愛しましょうよ。


来た来た来たよ!「MOTHER3i」!

2007-02-07 23:52:01 | MOTHER3日記

本日より配信開始です!

MOTHER3+に続く、MOTHER3サントラ!

どうしてCDで出してくれないの…とか泣いても始まらないので、早速ダウンロード!……

ていうか、「音楽をダウンロードするためのソフト」を今ダウンロードしてますが…いつ終わるんだこれ。今晩中にMOTHER3の曲を聴くことはできるんでしょうか…。もうイエッタ(うちパソ愛称)もいっぱいいっぱいって感じ…。この文章もさあ、めっちゃ時間かかるんですよ!だって、変換押すたびに微妙に固まるんだもん!!(最悪だ)

 

しくったなあ。音楽をダウンロードするとかありえないと思ってたから…準備もしてないし。「CDをやく」とかってこのパソでもできんのかなあ??

つーかホントに重い。しかも再起動の命令が出た。

もう今日はここでやめときます。本当はブックレットの特別画像について色々叫びたかったんだけど!!ヨクバとネズミとかーーーー!!あああ!!4人家族とか…ヨーヨーとか…泣いたよ。

あと、温泉に落ちてたんだ……っていうのも。

 


We miss you

2006-11-04 23:16:17 | MOTHER3日記

「ただひとり 道を行く

小さきものに 灯(あかり)を」

 

MOTHER3+(プラス)のCDを届いた日に聴いて、さっそくこの一曲目で声を上げて泣いてしまったんですが(早)

 

なんか…この曲聴いて、MOTHER3観が変わった…。

 

この曲のタイトルと、歌詞。特に最後のアレを聴いて…

 

 

あ、以下、MOTHER3ネタバレなんでご注意!

まだの方はぜひ!CDも買ってね!(宣伝)

 

 

 

 

最後に、「私」に呼びかけられたせいもあると思うけど、私は、MOTHER3の物語全体のことを考える時、リュカたちを後ろから支えてた「プレイヤー」として考えていた。

物語のはじまりのきっかけ。豚王の誕生の流れ。大好きな2の世界も視野に入れた考え…

いくらでも想像できるその前の世界の話。ロクリアの事。ドラゴンの事。

壮大な流れがあって、MOTHER3があると思ってた。

 

だけど、この歌を聴いて。

MOTHER3の物語というのは、単純に

「かわいそうな迷子の子供を助けてあげるお話」

なのかも…と思った。

もちろんそれは…クラウス。

ただただ、不幸な事故で、操り人形にされてしまった彼を、助けてあげる。

それだけの物語。

 

たった一人の双子の兄を助けるため。

リュカはポーキーから針を守る。

 

たった一人の大事な息子のため。

フリントは毎日山へ入る。

 

たった一人の大事な子供のため。

ヒナワは呼びかけ続ける。

 

それだけのお話。ドラゴンとかポーキーとかは本当は二の次で、みんな、ただ、クラウスを助けようと思ってた。

 

バラバラになってしまった家族が、ひとつになれる可能性もただ、そこにあった。

いくら努力しても、皆がそれぞれの方向を向いていたら、ひとつになるのは難しい。だけど、同じ目標に向かって突き進むのだとしたら…。それぞれのアクセス方法は違っても、立ってる場所が違っても、…それは確かに絆になるのではないだろうか。(もちろんそれは、ある意味皮肉で、悲しいことだけれど)

 

”あなたがいないと さびしい”

 

みんな、ただ、クラウスに戻ってきてほしかった。

 

 

 

 

…え、そんなん当たり前って?

気づくの遅いって?ロクリアの事ばっか考えてるから?(つーかあれじゃロクリアじゃないよな。あのしゃべり。どこをどうしたらあの行商人とつながるんだ)

まあ、あたりまえのことほど気づくのが難しいということで。

 

MOTHER3はクラウスを中心とした物語。それだったらいいな。うちクラウス好きだし。だけどそれやと弊害も出るけど…クマトラとかダスターとかはいったい…みたいな。あと、クラウスがあんなんなってるなんか知らんときにリュカが動いていた理由がなくなるし…。いやでもあれは、うちが気づくのが遅かっただけで、リュカは「予感」はめっちゃしてたのかもしれないよね。なんてったって、双子だし!


ポーキーとロクリアその2(MOTHER3ネタバレ)

2006-10-04 23:58:48 | MOTHER3日記

MOTHER3未クリアの方はご注意。

すさまじくネタバレです。

ついでに妄想大爆発です。

私はわりと、こんなことばっかり考えてます。(……)

あとハルヒのダンスのことを考えてます。(もうええって)

 

 

 

 

昔々あるところに、ロクリアという男がいました。

毎日、砂漠の真ん中で、日が昇って沈むのを眺めていました。

こんなところには誰もやってきません。

でも彼は人間ではなかったので、

実はそれは都合がよいことでした。

 

一匹の白ねずみだけが、彼の話し相手でした。

…ある日、わけのわからないものが目の前に降ってくるまでは。

 

砂漠では雨は降りません。空から物が降ってくるなんてありえないのです。

だけど「それ」は確かに、目の前に突然現れたのでした。

 

「それ」はどうやら、人間のようでした。

しかしこんな人間は見たことがありません。

わけのわからないもので身を包んでいます。

それがこっちを向いた、と思った瞬間…

ロクリアは地面に倒れていました。

見えない力で押さえつけられているように、動けません。

 

これは、人間ではない。

ロクリアはただ、それだけ思いました。

マジプシーの自分が、最高位の魔法使いが、

立ち上がることもできないなんて。

それ以上の力を持ったなにか…

 

悪魔の使いかもしれないな、と考えたとき

「それ」が何か言いました。

 

 

質問に答えろ、答えなければもっとひどいことをしてやる…

そう聞こえました。

そして、体にかかっていた力が緩められました。

そうしないとロクリアが答えることができないと思ったのでしょう。

 

ロクリアはゆっくりと顔を上げて、もういちど「それ」の顔を見ました。

わけのわからない装置越しに見えた顔は、

…声からして子供だと思ったのですが、子供ではなさそうでした。

だけどやり方にしろ、なんにしろ、まるで子供のそれです。

ロクリアが今反撃しないという保障がどこにありましょう?

 

だけどロクリアは、毎日毎日たった一人で暮らしていたため

考えてしまうことが多すぎて

目の前の「それ」がなんだとか、

逆らおうとか抵抗しようとか、

もう考えるのも嫌になっていました。

 

外の世界は滅び、人間がこの島にやってきました。

彼らは世界を蘇らせるため、針を探し始めるでしょう。

自分がどうするかを、決めなくてはいけないときでした。

針を探して守るのか、それをしないでいるのか。

そんなこと、ロクリアはどっちだっていいんです。

彼は先代を恨みました。

決めてくれたのなら、楽だったのに。

 

 

だからさっきも、悪魔の使いに殺されてしまうのなら楽でいいなと思っていました。

なのにこいつも殺してくれそうにありません。

 

 

「それ」はここのことを聞いてきました。

どうやら他の次元からやってきたようです。

それはたぶん本当のことでしょう。

この島以外にもう生き物はいないからです。

 

「それ」は、激しく笑っているようでした。

こんな滅びかけの世界は、いてもおもしろくないでしょうよと言ったのに。

彼には、あの生き残りの人間達の行動が

おもしろくてたまらないようでした。

ロクリアは、かぜのうわさに聞くだけでしたが

全く理解ができなかったというのに。

 

笑いすぎて、苦しそうに咳き込んでいる「それ」を見ながら

ロクリアは気づきました。

「それ」もきっと、元は人間だったのだろう…

だから理解が出来て、笑うことができるのだろう、と。

 

ドラゴンの話には、「それ」はもっと興味を示しました。

ロクリアは、7本の針のことは話しましたが、

自分がその針を守るマジプシーであるということは言いませんでした。

 

ロクリアは、もう自分でもわからなかったのです。

針を守っていない自分は、果たしてマジプシーなのか。

マジプシーでなければ、自分はいったいなんなのか。

 

 

さんざん笑ったあと、「それ」は急に笑うのをやめ、何かつぶやきました。

ぼそぼそ言うので、ロクリアははじめ、聞き取ることができませんでしたが、

「それ」は何度も、同じようなことを言っていました。

「ばかじゃないの?」

「過去のことを忘れて、新しくやりなおそうだなんて。」

「そんなのうまくいきっこない。」

声はだんだん大きくなり、最後は叫んでいました。

「いやというほどわからせてやるよ…!この僕が!」

 

 

 

「それ」は、ロクリアを「けらい」にしてやる、とえらそうに言いました。

名前を聞かれますが、ロクリアはどうしても答えたくありません。

自分の名前が、先祖代々伝わる由緒ある名前だということは知っていました。

だけど、やはりわからないのです。

針を守っていないのに、自分はなぜ「ロクリア」なのか。

 

答えようとしないロクリアに、「それ」は再びあの強烈な力を加えようとしますが、

ふと、思いついたようにやめてしまいます。

そして、僕が名前をつけてやる、とこれまたえらそうに言いました。

そうしてロクリアに「ヨクバ」という名前をつけたのです。

 

 

「僕はポーキー。

ポーキー様だ。

ヨクバ、お前は今からポーキー様の家来だ。

わかったな!?

僕に、さからったら…

どうなるかわかるな?

絶対に、さからうなよ。」

 

 

 

 

…つかれた。(えー)

なんか3時間くらい書いてた気がする…。書きながら考えてるんだもんなあ。そりゃ時間かかるわ!

しかもいまいち「ひざまずき予告」につなげられなかったし…

もう疲れました。なんでロクリアがポーキーについていこうと思ったか…なげやり以外のいい理由を思いついたらまた書きます。(てきとうだ…)

 

*補足(自分設定)

・白ねずみは砂漠時代からの心の友(えー)

・ポーキーはまだベッドではない。でもすでに体はおかしくなっているので何らかの生命維持装置はつけている。(宇宙服状のもの)ポーキーのベッド制作はこの世界にて。

・ロクリアは他のマジプシーには会ったことがない。(あーでも…イオニアたちが「ちゃん」づけでロクリアのこと呼んでたなあ…。代々マジプシーはオカマ的で、先代ロクリアから急にこうなった…とか。でも遺伝子にはおようふくを気にするDNAが残っていて…)(そこはもういい)

・ロクリアは人間を見たことはある。(というか、前時代の「オソヘ城下の人間の撤退」にロクリアが一枚かんでてほしいんだけどなー…なんかないかなー)

・ポーキーが「ヨクバ」と名前をつけた理由は「欲張りそうに見えたから」(ミもフタもねえ!)。

又は、ポーキーは生前、欲張り欲張りと言われていたから。一種の悪趣味な演出(えー)。


ポーキーとロクリア(MOTHER3ネタバレ)

2006-10-03 23:11:18 | MOTHER3日記

なんて、唐突に書いてみたりして。

やらなきゃいけないことがあると、他の事が異様にはかどりますよね!ダメ人間!(やらなきゃいけないこと=フランス旅行記完成)

もしかしたらこの勢いでヒューイリングの行方も進むかもしれません(……)

あと辻製菓日記とか!(それが一番じゃないのかむしろ…)

 

 

(以下、MOTHER3超ネタバレになります。未クリアの方はご注意ください。いや…ご遠慮ください)

 

 

私がMOTHER3で一番衝撃を受けたのは、

…実はヨクバが裏切り者のマジプシー、ロクリアだったということでした。

ラストダンジョン、エンパイヤポーキービルのひとつのフロアに、唐突におなじみの「マジプシーの家」があり、中はからっぽ。部屋の中には大量のバナナ、そして見覚えのあるラッパ。

青い、空を描いた壁。

わざわざ運び込んだ砂。

そして隣の部屋には、そこにいた主人のことを語る一匹のねずみ…。

 

ここでこうして明かされて、そしてそのまま。

 

以後、ポーキーがロクリアの名前を出すわけでもなく、

エンディングでフォローされるわけでもなく、終わる。

 

 

ロクリアは、物語の中…まずは「あやしい行商人」として現れる。サルサをさんざんいじめながら、タツマイリに「しあわせのはこ」を配り、「カネ」を取り入れる。平和な村の変化のきっかけをつくる。

さらにオソヘ城に乗り込みタマゴを奪おうとする。それは失敗に終わるが、その後3年かけて、タツマイリを完全に変貌させてしまう。

逆らうものを黙らせてきた巨大なタワー、主人公達が乗り込んできたことで、そこが最期の地と…思われたが、その後改造され、さらに2度も「にっくき敵」の前に姿を現す。

しかし、それが最期。その後は、誰も彼の姿を見ていない。

 

ポーキーの部下として、かなり高い地位にいたと思われる彼こそが、ずっと行方不明だと言われていたマジプシー・ロクリア。

彼はなぜ、ポーキーに従ったのか?

なぜ、マジプシーを裏切ったのか?

 

 

そもそも、マジプシーの役目とは。

…7本の針を守ること。

遠い昔、マジプシーの先祖が、ドラゴンを眠らせた針を守ること。

ドラゴンの力は大きすぎて人間には扱えない。

だけど、必ず必要になるときがやってくる。

そのときに、良い心を持ったものが針を抜いて、全ての命が輝くように。

悪い心を持ったものが針を抜いて、世界が破壊しつくされないように。

そのときまで、守っていく。

そして、役目が終われば消える。

 

 

ロクリアは、そんな宿命に疑問を感じたんじゃないだろうか。だから裏切った…あれ?でもこれじゃおかしい。

ロクリアはポーキーに針のことを教えた。つまり、ポーキーを利用して針を抜こうとしたわけだ。

だけど、抜いちゃえば、自分は消えるのに。

それでもよかったんだろうか。消えてもいい。どうせこんな世界、消えるんだから。って?

 

まさか、その「消える」ってことを知らなかっ…いや、それはさすがにないだろうな。

やっぱり…一種の復讐?こんな宿命を持たせた世界には、すっぱり消えていただこうと?

あの、「しろいふね」事件がその思いに拍車をかけた…んだったらまだ納得はいくかな。

愚かな人間め!お前らなんて守る価値などない!…みたいな?

ポーキーはおもしろがってそれを言ってるようなところがあるけど

ロクリアはマジメにそう思ったのかもしれないな。

自分の一族が一生をかけているのは、そのドラゴンのため、人間のためなのに、って。

 

 

「みんなゴメンネ、 私達すべてを破壊して、すべてを終わりにしてしまうわ。」

サラ的ノリ?

……すみません。各方面にすみません。サラちゃん大好きです。

 

 

 

 

で、(←しれっと続けるんか)謎なのが。

マジプシーであるロクリアが、なぜ7本目の針の場所を知らなかったのか?ということ。

ポーキーとロクリアの関係というのは、完全にポーキーが上であると思う。ロクリアがマジプシーだから、情報を提供したから、という理由で「協力関係」にあったとは考えにくい。最後のロクリアのセリフから考えるとね。

だから、知っていたら教えたはず。隠しても利点は何もない。それと引き換えにポーキーとかけひき…そんなの考えられない。

だから、知らなかったんだ、と思う。場所はだいたいこの辺だ、とはわかっていても。一人で探すことはできないから、ポーキーの力(人材派権力←拉致です……)がロクリアには必要だった。抜くことも自分ではできない。ポーキーのあやつるクラウスが必要だった。場所を知っているのなら一番に抜くだろう。ドラゴンを目覚めさせるのが、ポーキーとロクリアの利害の一致点なんだから。

 

なぜ知らなかったのか?

マジプシーなのに。守る役目をそもそも、持っているのに。

 

 

考えてて、もしやこれは…「先代ロクリア」からの意思なのではないかと、思い至ったのです。

(あの、もちろんうちの妄想ですので…)

マジプシーって…何百年も生きる、んだったっけ?でも、針を刺したのは彼ら(彼女ら…?)ではなく、「先祖」。長寿のマジプシーも、針を抜く抜かないにかかわらず寿命があり、その定めは子孫へと引き継がれていく。…ええと、マジプシーは年を取らない、みたいなことはアレックが言ってたような…。アレックがマジプシーの真実をどれだけ知りえたのかはともかく、なんとなくマジプシーは精霊っぽい感じがする。生まれ、育っていくのではなく、必要になるときに発生し、つとめをはたし、消えていく。

「7人の選ばれしマジプシーは、その名前と使命を順々に継ぎながら、長い間ドラゴンを守ってきた。」

ってなんか…よくない?

書いてて思ったけど、マジプシーって別に、他にもいたのかもしれないな。世界が滅びるときに、ノーウェア島にいなかったマジプシーは一緒に滅んでしまった…。(それもまた、ロクリア暴走の一端となる、とか!あ、でも「しろいふね」の話はわりと最近なんだから、そのときは「今のロクリア」じゃないとあかんか…ううむ。)

 

 

マジプシーは針を守る。

寿命が来たら、次の代のマジプシーを生み、使命を与え、消えていく。

流れを途絶えさせないために。

しかし、「頭」の針を守る「ロクリア」が、ある時、その流れを断つ。

 

「おかしいとは思わないか。

我々は何を守っているのだ?

人間どもか?

あの、争いをやめようとしない愚かな奴らをか?

見ていろ。

奴らはそのうち、自分達で自分達の世界を壊してしまうだろうよ…。

守る価値などないのだ。

じきにわかることだ…。」

次の「ロクリア」にそう語りかける。

「お前はそれを、自分の目で見ておくがいい。

…針を守るなら守るでいい。

お前もマジプシーだ。

探せば針は見つけられるだろう。」

そして針の場所を教えずに、家ごと砂漠へと移動して…消えてしまう。

「世界が滅びても、この島は残る。

奴らの生き残りが、ここへやってくる可能性もあるだろうな…。

どうするかはお前が決めればいい。

どちらにしろ、頭の針は最後に抜くべきものだ…。」

 

 

 

っていうかロクリアは代々男口調なのかよ!<自分

でもそれじゃ「おようふくのことをかんがえている」とつながらない…いやそれは本能ってことで!

でもさ、マジプシーがみんなあれでさ、ロクリアだけああだったら

…あのオカマ生活がイヤで逃げ出した、とか思うよね!?(←最初はそう思ってた奴)

「もう耐えられない!こんな生活!」とか言って、内股ダッシュで…

すいません。冗談です。そんなロクリアいやだ…。(つーかその口調、抜け切れてないよキミ!ってかんじ)

 

というわけで今日はこの辺でおやすみなさい。ああちょっとスッキリ。もやもや考えてること字にしたらスッキリ!

あと、ポーキーとの出会い→ひざまずくまで が、考えてみたいな~。

…絶対ひざまずいたと思うんだよね!だってポーキー、それ喜びそうだし。

ロクリア、「慇懃無礼」って感じがするし。(ポーキーに対しては)

 

 

ロクリアは、ポーキーの前に跪き、うやうやしく頭を下げ、言った。

「…仰せのままに。ポーキー様。」

 

 

とかね!!

あと…「ヨクバ」って名前も、ポーキーがつけたんだと思います。

 

つーかどんだけロクリア好きなんだよ…自分。

いや、うちMOTHER3では一番、双子が好きなんだけどなー…。


MOTHER3日記 その29(さいごのさいご)

2006-06-30 22:04:43 | MOTHER3日記

 

最強ガーディアン姉妹…を、描いてたのに!ほぼできてたのに!

消えた……ショック。

だからってあれ↑ひでえな!

翡翠が洗脳しようとしてる絵だったの。←……

 

そういえばブログなのに「リュカ」と「クラウス」になってるから

この双子の存在理由がわけわからんね…

 

 

 

さて、MOTHER3日記、本当に最後です。

今回はめちゃくちゃ時間かかりました。字少ないけど。

あとさすがにクラウスのセリフは書くのがまん!大好きだから書いて覚えときたいけど…。

 

 

****************************

 

 

 

そして。

少年は永い眠りにつく。

最後に大好きな弟を、抱きしめて。

少しの言葉を残して。

 

 

そして。

少年は7本目の針の前へ。

大好きな兄を、そっと、地面におろして。

立ち上がり、進む。

 

 

仲間が見守っている。

お父さんも、無事だった。

クマトラも、ダスターも、ボニーも、無事だった。

クラウスだけが…眠っている。

仮面が、足元にころがっていた。

 

 

ポーキーの「ロボット」としての象徴のようなその仮面を

はずせてあげたことだけでも

今は、喜ぶべきだろう。

 

でも、やはり思う。 

クラウス

助けてあげられなくて

 

ごめんね……

 

 

 

針を抜く。

封印された闇のドラゴンに、ぼくの心をうつす。

本当にぼくの心がうつるなら

きっとドラゴンは出てきてまず、涙を流すね。

クラウスのための、涙を。

 

 

最後の針を抜く。

すべてを かけて……

すべてを 信じて……

 

 

 

揺れる。

世界が揺れる。

逃げ惑う人々。動物たち。

だけどこの世界すら

おびえて震えているかのようだ。

 

地面は震え

海は泣き

火の山は怒る

それはすべて、闇のドラゴンの力。

気の遠くなるような長い間、そこに眠っていた

強大なパワーが今目覚めて、

この世界を裁く。

 

 

 

かつて、世界の崩壊から、「しろいふね」で逃げのびた人々

彼らは自分達が生き残るために

その忌まわしい過去すらからも逃げた。

それは先人達の目にはどう映るのだろう。

ポーキーが言うように「ばーっかじゃないの!?」と思うのだろうか

 

それとも、そのぎりぎりの選択を、同情をもって許してくれるのだろうか。

 

 

そして、その事実を本当の意味で知らないリュカやクラウス達のことを

どうするだろう?

知らないではすまされない、と一緒に罰するのか

新しい命に罪はない、と許すのか

 

 

崩壊していく世界の姿は

とっくにその答えを示しているのだろうか

 

それともこれは

リュカの答えか

 

 

ドラゴンが目覚め、崩壊していく島の遠景。

大荒れの海。

それが激しく揺れて……

 

 

真っ暗に。

 

 

そこへ

「END」

えっ!?

あ、「?」がついた。

「END?」

 

動ける。真っ暗な中を。

誰かが、いる。

たくさん、いるみたい。

 

みんな、無事だったって!

真っ暗でどうもよくわからないけど、とにかくみんな生きてるんだって!

ドラゴンの復活が、すべての命に力を与えたって…

え、「オペラさん」って?

リュカが、会いたがってたって!うちに!!

 

みんなが、うちに、ありがとう、って言ってくれてる…。

 

うちはたいしたことしてないけど…

がんばったのはリュカたちだけど…

そういってもらえるのは、単純にうれしい。

こちらこそ、ありがとう!

 

えっ…クマトラ……っていうか今かーわいいなーとか言ったん誰!?ダスター!?

ああ、明かり!明かりはないのか!

ボニーがいた。

え、ドアノブ…?ドアノブ手に入れたよ!

これでやっと家のドア… ああ違う、これは「私」なんだっけ。

リュカの家の、ドアノブなんだから。リュカに渡して…

リュカは、どこ?どこにいるの?もう、知らないうちに話しちゃってるのかな…。

 

みんなが、ありがとうありがとうって。

また会おうって。

そっちでもがんばれって。

こちらこそ、楽しい時間を本当にありがとう。

さようなら…。

 

……。

 

……。

 

「ありがとう……。」

 

 

 

 

 

わーーー!!キャストロールだ!!

2でもこういうのあったっけ?あったよね?

今回も色々動きもあって、すごい楽しい!

ウエス踊ってるし!ダスター、見てるし!

で、走って退場…→DCMCのところで再登場!とか!

楽しい~~!!

クマトラも、ヨシコシとして先に出てくるし!

 

ネンドじんとか、オケラとか、

あと、もちろんどせいさん~!

はしごごっこしてるし!

ヒモヘビもいる!

 

ああ、マジプシー…

消えちゃったとか、いまだに信じられないなあ。

最初は本気で怖かったけど

みんな、大好きだよーー!

 

ロクリアは…?

 

あ、フツーに「ヨクバ」として出てきた。(ツーヤクさんが上空を通過)

フツーのヨクバ。バナナ食って、皮捨ててるヨクバ。

ヨクバ…聞きたいことがすごくあったよ…

でも さようなら…。

 

わ~ブタマスク、並ぶと壮観やね~!

大佐が好き!白い、マントの。

 

ヨクバからは、「ポーキーサイド」のキャストだった。(酸素補給マシンは微妙やが)

ヨクバ、ブタマスクたち、運転手、プチポーキー、やばいマシン、

次に、ポーキー。

最初はあの、子供の姿。それが爆発して、ベッドの姿に。

 

そして、ちょっとだけ…そんな恐ろしい予感はしてたのだけど

そのあとが 「かめんのおとこ」

 

 

…だけど、彼は、さっと仮面を取った。

 

 

 

そして最後に流れるキャストは、主人公の「仲良し家族」。

 

そこへ、仮面を取ったクラウスがそのまますたすたと降りてくる。

お父さんと、お母さんに話しかけ、

ボニーの相手を少しして、

 

最後にリュカの隣へやってくる。

 

二人は近づいて…並んでまっすぐに走り出す!

 

うわああああああああああああああああああああああああああああん!!

こんな…こんな最後に、また泣かされるとは思ってなかった!ニコニコとキャストロール眺めてたのに、最後のこれでまた声上げて泣いちゃったよ!だってね、リュカがね、おりてくるクラウス見てるの!じっと見てるの!そうやって、ずうっと待ってたんだよね……うわーん。

 

で、泣きすぎて、最後の最後に流れたものが一瞬じゃ何か分からなくて

「なにこれ?ナッツ?」とかぼんやり考えました。ナッツのわけがない!

 

 

そして涙、涙のまま、エンディングのスタッフロールへ。

曲がまた…こんどこそ、1のエイトメロディー。2のエイトメロディー。

そして… MOTHER3 愛のテーマ。

数々の名シーンを振り返りながら、

本当に、MOTHERシリーズをやっててよかったと思った。

MOTHERシリーズの完結作として、すばらしいと思った。

待っててよかった。

生きてて…よかった。

 

PLAYER   OPERA

 

名前を聞かれた瞬間から、こうなるのは知っていたけど

あらためて見ると、やっぱり感動する。

これを見るために、やってきてるようなものだなあ。

 

MOTHER3の世界は、プレイヤーの数だけある。

そうだとしたら、これはまさに、私の物語。

私の、MOTHER3なんだ。

 

 

 

そして、あのロゴ…MOTHER3の、木と金属が合わさったようなロゴが

最後には、木と、地球のロゴに生まれ変わっていた。

ああ、そうか。

なにもかも、なにもかも、助かった。

なにもかも、なにもかも、救われた。

 

「愛」で。

 

 

ENDの文字を見ながら、美しい音楽をじっと聴いていた。

ボタンを押すと、ゆっくり、ゆっくり、名残を惜しむように

ロゴが消えていった。

ありがとう、MOTHER3。

さようなら、MOTHER3。

 

 

「また あえるよな。」

 

 

 

 

 

 

MOTHER3日記 完