「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

最近のアニメ

2010-06-28 23:39:17 | きょうのできごと
改変期ですね。
夏アニメの情報が来てたから見てみたけど…なんか、あんまティンと来るの、ないなあと思ってた。
…でもそれって、今まで当たり前だったんだ。
「デュラララ!!」は私にとって、それこそ数年ぶりの、「夢中になったイマドキアニメ」だった。しかも2クール、飽きさせずにたっぷり楽しませてもらえてたから、忘れてた。最近のアニメって、そもそもあんまり気に入るのがなかったんだ、って事を。気に入るどころじゃなくて、もう見続けることすら相当ムズい…って思うのがほとんどで、それが普通だったんだって事を。
それでも今期は、「荒川」とか「薄桜鬼」とか、すごく楽しめたと思う。奇跡のような期間でした。ありがたやありがたや。


「荒川」は二期制作決定とのことで。おめでとうございます!
なんかもう最終回が放映された地域もあるようですけど、関西はまだなんですよね。
…てか、12話で終わると思った。ちょうど100話(!)だったし。キリのいいとこまでいったし。予告も嘘予告っぽかったし(←ひでえ!)。あと1話あるとか予想外すぎる…。
いやあ、…荒川アニメは人気あるだろうから私が言うまでもないですが、本当にうまくアニメにして下さいました。ありがとう!新房監督!!…なんかどこかで、シャフトの独特な作風について書いてあるの読んだ時に、…ああいう奇抜な演出をするから、監督は原作クラッシャーっぽく思われているかもしれないけど、実は原作の持ち味をすごく大事にしている、ってあって…荒川見て、すごく納得した(絶望先生もネギまも…ぱにぽにも、原作読んでないので今まで比べられなかった。あ、化物語も)。何度でもいいますが、あの単行本のカラーページをあんな風にアニメに入れてくれてありがとうございます!あれ大好きなので、泣くほどうれしかった!!

「薄桜鬼」はねえ、まあ、津田さん目的で見てたんですが。とにかく絵が綺麗なアニメだった…。やたら展開速いよな~と思ってたけど、それは千景様が出てないところを私が普通に1.3倍速で見てるからだった!(ごめんなさい)
つか、千景様……敵だから仕方ないのかもけど、なんかもう…行動がおもしろすぎて笑っちゃったよ!ヒロイン攫いにせっかく襲撃かけたのに、なんか一対一での戦いを受けちゃってしかも途中で「興がそがれた」とか言ってヒロイン置いて帰っちゃうし!なんじゃそりゃああ!!最終回ではヒロイン助けたのに、なんか本人に怒られてる(みたいになってた)し、その上ヒーローがかけつけて「お前がやったのか」って言われたらつい「だったらどうする?」とか言っちゃってバトルに……。頭からアレ(一応伏せてみる)が出てきた時も、やたらかわいらしくて笑っちゃったわ!それで顔に怪我させられたら「よくも俺の顔に傷を!」とかマジギレで、なにそのテンプレな台詞は!みたいな…
…ごめんなさいごめんなさいファンの方。薄桜鬼はすばらしく真面目で、愛と友情に溢れているお話だと思ってます!しかし見方を変えるとちょっと、いやかなりおもろいですよ…(おい)。こちらも二期決定済み。見ます!
いやあ、笑ってばっかりだったけど(いや本当はすごく真面目なお話です)、…その、マジギレあたりのつんちょの演技は最高でした…!たまたま遊戯王の再放送を見た後だったんですけど(乃亜編クライマックスですよ!)、…同じ人とはとても思えない、心の底から目の前にいるものを憎んでいるような、そんな声でした。ああつんちょ…好きです!


…話題の「Angel Beats!」ですが。
えっと、私これ、数回見た時点で「ダメだ、どうしてもこれは受け入れられない」って思って、それ以来見ないようにしてました。弟が見るときは、意識的に席を外すようにしてました。…どのへんが、っていうのを書き出すと、もう文句ばかりダラダラ出てきそうなので控えます。話題になってるのは知ってたし、弟もそこそこお気に入りみたいだったんですけど、どうしても、ダメだったので。せっかく緒方恵美さんが出てるのに、…死ぬほど残念だったんですけど!もうほんとにどうしても……!(今、その理由を一つ書きかけて、やっぱ消した。好みの問題ですもんね、もうホント)
最終回のネット上での…賛否?みたいなのもちょっと目にした上で(ABも関西はちょっと遅いのかな?)、最終回の録画分を弟が見る時だけは、同席してました。ただし画面見ると一から十まで文句言ってしまいそうなので、うちはあんまり見ずに(デュラララ感想文の編集とかしてた。つか、弟が帰ってくるまでそこで感想書いてたので)。
……結構、ショック受けてた…ような感じでした。ショックっていうか、「最終回として受け入れがたい」みたいな?
見終わった後も、一人でずっと「どうしてこうなった…」とか考えてて、唐突にうちにそのやりきれない思いの丈をぶつけたりしてきたのでした…(うち、後半なんて全然見てないからわからんのに)。こういうのはすごく珍しい。弟は私とは違って、アニメはエンターテイメントとして楽しむ感じで見てるんですよね(いやはっきりそう聞いたわけじゃないけど)。…私は、最近ちゃんと意識したけど、アニメに対して色々たくさんのものを求める傾向がある。見てて、何がやりたいのかわからない・伝わってこない・メインじゃないとこにやたら力が入っていてバランスがおかしい、とか感じると、すごく文句を言うし、イライラして大抵見るのをやめてしまう。あともちろん単純に「メインキャラの行動が気に食わない」とかもある。…弟は絶対そういうことは言わない。明らかに「なにこれおかしいでしょ!」ってうちが思うような時でも(さすがに本人お気に入りのアニメには絶対そんなん言わないけど)、「まあこんなもんだ」くらいの姿勢を崩さない。で、次回をまた見てる。
…なんか書いてみると、本当に性格が違うなあ…。うちはすぐ気に入らないものを「こんなの時間の無駄」とか蹴っ飛ばすけど、弟はじっくり見極めてるというか…。最終的にイマイチでも、その作品に対して文句を言う事はほとんどないし(うちやったらマジギレ)(姉…、いいかげんにしろよ)。
その弟が、…消化できなかったんだから、これはちょっと、相当なのかな、とか。それだけ楽しみに見てたんだから、かわいそうな気もしたり。…思い出した。バカテスの時もこんな感じだったかも。あれは始まったばっかりの頃だったけど、「どうしてこうなった」みたいなこと、あの時も言ってたかも。まあまだ混乱中なのかもなー。新たなトラウマにならないといいと、姉は思います。
…しかし、うちもある程度ABが好きなら、このショックに共感もできたかもしれんのに、申し訳ないなあ。「やっぱりね」とか口走らないように必死ですよ!(最低ですね…)



…見てないABの話が長くなってしまった。
ああ、「デュラララ!!」、終わってしまったんだなあ…(最終回の感想これからだけど…)。
色々、思う。言葉が出てくる。
けどそれは、感想の方に書きましょうか。
とにかくとにかく、ありがとうと。半年間、とても楽しかったと、それだけは書いておこう。
…シュタゲの話を弟としてる時に(何度も言いますが、弟しかこういう話をする相手がいないんです…)、「でもあれ買っちゃったらすごい時間いるよね。あ、デュラララ終わったら買えるかも!」とか冗談で言ってたけど、…本当に買えるかもしれない。それくらい、毎週の感想には時間かかってました。濃密な時間を過ごさせていただきましたよ本当に…。

先々週の紀田正臣くん(デュラララ!!23話感想・後半)

2010-06-27 23:55:37 | デュラララ!!
(前半からの続き)


・今までの感想文にはっきり記述があるんですが…、私、途中までは「1クール12話=全24話」ってちゃんと理解してたはずなのに後半で突然「全26話くらい」とか勘違いし始めてて…自分でもなんでかすごく謎なんですけど!前回の感想のラストに「あと4回くらい?」とか書いてるし。だから、次回予告を聞いても「なんか1話に戻ってるみたいだな」とぼんやりしか思わなくて、公式サイトに行ってこの次の回で終わるって知った時すっごいびっくりしました(相変わらず鈍い)。まあでもこのクライマックスぶりは最終回1話前にふさわしいか…。
・見ながらやっぱり泣きまくった今回ですが、ようやく、ようやくタイトルを変えて、紀田くんの行動を全部残す事にしましたよ!!おかげですっごい時間かかったけど…!紀田くんは今回で将軍をクビになったわけですが、うちの感想文的にはクビになったのはイザヤさんでした!ざまあ!!(イザヤさんが好きな人すみません)(いやうちも好きなはずなんですが)…本編感想内でセリフピックアップくらいはしてあげるよ!それともオマケコーナー的にしたほうがいいかな!?(何この扱いの差)
色も一応変えとくか。しょうがない。この色はイザヤさんのセリフです。
というわけで本編感想始まり始まり。いや、紀田くんほぼ主役でその行動が本編なわけで、もうほとんど書いちゃってるから…「本編感想」はおかしいか。



・まずいきなりびっくり!…沙樹ちゃん!?
「…誰にかけたらいいかわからなかったので、そちらにかけることにしました。
あの人が何を考えているのか、伝えたいと思って。」

な……裏切り!?狂信してるイザヤさんを!?マジで!?
つかなんでロシア寿司にかけるの!?なんで番号知ってるの!?…ああ調べれるかそんなの。

・裏切られてる事も知らず上機嫌なイザヤさん。波江さんに話しかけてたけど返事がない。「…なぁんだ、いないの。」  恥ずかしっ!!
・そして波江さんもまた、外で誰かと電話していた。声は聴こえない。相手は…沙樹ちゃん?それとも、ロシア寿司の人??

・うあああああん紀田くうううううん!(さっき書いたやん)
「(俺の行く所なんてもうどこにも…。)」のセリフ、ヤバイです。聴くたび泣いてしまう。

・しずちゃん…。無事だろうとは思ってたけど…無事すぎる(笑)。なんかしずちゃんと話してる時の新羅いいよなあ~。いつもより気を抜いてるというか。さすが幼なじみ?
・わー…新羅、治療しながら笑ってるわ~。楽しいんですね、わかります。でも無言で口の端だけ上げて笑ってると、どっかのノミ蟲野郎を思い出すんですが…。
・杏里ちゃんの顔は何度会っても覚えられないらしいのに、紀田くんの名前は一度聞いただけではっきり覚えてるらしいしずちゃん…。しずちゃんを撃つように命令したのが紀田くんってことになってて、それで怒っているしずちゃんを見て、杏里ちゃんはアパートを飛び出した…らしい。そりゃあ、飛び出すわな。しずちゃんに狙われたりしたら大ピンチだわ…。

・あの、走り出すとこ…!フォームが変わって本気のダッシュになるとこ、すばらしいなあああ…!紀田くんんん……!(わかったから)
もちろんスゲー感動したんだけど、「かいばしり」っぽいな、と一瞬思っちゃったことは秘密です!いや社長はもっとこう…手を地面と平行に振ってたか?

・杏里ちゃんとの約束通り、帝人のアパートにやってきたセルティは…杏里ちゃんから聞いた事を帝人に伝えた。紀田くんのこと、杏里ちゃんのこと。…驚き、呆然とする帝人。紀田くんが黄巾賊のリーダーで、…しかもダラーズのボスが帝人であることを知っている可能性も高い…。ダラーズのボスの事を知る人間は少ない。「誰がそんなことを…。」と言う帝人も、思い当たる人間はいたんじゃないだろうか。
セルティはその推測をはっきりと言葉にする。
「(人が悩んだり苦しんだりしているのを見るのが大好きな情報屋をひとり知っている。)」
…スゲー言われようですよノミ蟲さん!(←アンタもだ)

・ここの、セルティの説得がとてもとてもいい…!あの、2話での言葉を繰り返すあたりで泣きそうになった。やっぱりあの言葉が…このお話の(少なくとも、全24話で終わるアニメ版「デュラララ!!」の)基本になっているんだなあ…。
私がこのアニメに惹かれた最初のきっかけは、その言葉だった。…だからとても、とても嬉しい(2話のイザヤさんのセリフは「ショッキング」って意味で印象的だっただけで、少なくとも初見では「惹かれた」とは思わなかったので)。
「(お前の目に見えているものが、現実とは限らない。誰にでも秘密はある。人に言えない思いがある。)」
…最終回放映後(に、まだ23話感想書いててすみません)、自分の中で一部のネタバレを解禁する事にして、ちょっと色々見に行ってみて、驚いた事がある。…なんか…いやあの、正確にはわからなかったんで、間違ってるかもしれないんですけど、あの衝撃の2話、…原作ではあの位置にない、らしい。マゼンダさんは原作にも登場されるそうですが、アニメからの「逆輸入」らしくて出番はずっと先だとか。その、出演時のやりとりの内容までは調べられなかったんですけど、……つまり、2話で提示したテーマというのは、アニメ版独特のもので、ちゃんと出発時から、その結論に着地するように作られていたんだなあ、と感心してしまった。そんなのって当たり前かもしれないけど、…でも意外と、そういう作り手の意思というか、…一番伝えたい事が何なのか、というのがわかりにくくなってるアニメって多いと思う。だからこんなストレートにテーマを提示して、そこにすっきり着地させようと…しかもそれを最終回に緊急着地させるでなく、「流れ」としてそういう風に持っていったのは本当に素晴らしい。
「(普通の人間なんて、どこにもいない。…だから恐れるな。杏里ちゃんと、紀田くんと、そしてお前自身の、現実と向き合え。あの子が好きなら、お前の全てを打ち明けろ。ダラーズでも、切り裂き魔でも黄巾賊でもない、お前たち三人の問題を、解決するんだ!)」
真摯な、セルティの訴え。
突然突きつけられた現実を、上手く飲み込めない様子の帝人に、…それでもあえて、訴える。自分達のために、自分達で、解決するしかないんだと。他の人…たとえばセルティが、どうにかできるものでは、ないのだと。

・そして、セルティに続き、サイモンだよ…!どんだけうちを泣かせるのか、このアニメの大人達は!!
・紀田くんが突然明るい口調で、ロシア寿司のことを褒め出すシーン…泣ける。もう、死ぬ覚悟を、殺す覚悟をしてるから、…大好きだった「街」に、お別れを言っているようで。うわあああああん…!
「『また』イザヤが」に、ちょっと笑いそうになった。前科アリアリですね。誰か縛り付けとけよその悪魔をよぉ……!(←ひでえ)
・そいで、セルティとサイモンが会話するシーンも最高。子供達を守ろうと、どうにか助けようと必死な大人達。「(助けてやってくれ。)」でいつも涙が噴き出る。

・イザヤさんが言う「仕切り役」って誰の事…?
・波江さんが、イザヤさんのあくどい顔を見て恐怖を感じているシーン。…悪いけど「今更だなあ」とか思っちゃったよ!逃げて!波江さーーん!


「簡単な事だったのに」っていうのはね……ヤンデレ神・言葉様が言ってたんだよ!!(えー)なんかひぐらしのどの話かで、圭一も言ってた気がする(いや詩音か?)。とにかくヤンデレフラグ全開なセリフなのです!!だめええええ!!紀田くうううううん!!
・あのゾンビ的立ち上がり方、「フラガール」を思い出す…(ええー)(なんでいちいち台無しにするんだ、うち…)。
・罪歌の子供、「自己判断で動きました」ってすごすぎ!!そして現れる「母」。かっこよすぎて思わず笑ってしまった。杏里ちゃんオイシイよ…。
・あれ、帝人のヘルメットも耳付きだ!女子供限定?


……ようやく書けた!
さあー、次はいよいよ最終回です!!
全力で書きますよ!!…ちょっと時間かかると思いますが…!



【今回のサムネ】
紀田くんにここまで傾倒してなかったら、きっとあの不敵な、久々に悪魔全開な黒い笑顔のノミ蟲さんのシーンを選んでいたでしょうけども…。
吹っ切れた紀田くんの「いい顔」のシーンで。
「今度は俺が、自分の過去を追う番だろ?」のとこね。スッと表情が変わるのも、いいわ~。

先々週の紀田正臣くん(デュラララ!!23話感想・前半)

2010-06-26 23:11:21 | デュラララ!!
※この色は紀田くんのセリフ。


……雨が、降り続いている。
その中を、一人、歩いている紀田くん。

「(…最低だ。俺の中で疑念が渦巻いている。帝人は全てを知った上で、ダラーズを動かしていたのか。杏里は帝人とつるんでいたのか、…それとも利用していたのか。…どれも最低だ。)」
疑うのも無理はない。
…疑ってもおかしくないほどの事実に、いくつも直面したのだ。
どんなに仲の良い友人同士だったからって、これで疑わないなんて無理だ。誰も責める事はできないだろう。
…だけど、紀田くんは。
「(けど一番最低なのは、そんな想像をしているこの俺だ。)」
他の誰も責めてないのに、…彼は、彼自身を責めている。
ああ、どうしてだろう。どうしてこんな状況に追い込まれても…、人のせいにしないんだ。誰かのせいにして、憎んで、キレてしまえば、…楽だろうに。自分を見つめる冷静な視点は決してなくすことなく……、一人、雨に濡れている紀田くん。

立ち止まり、空を見上げる。
絶えなく顔を打つ雨粒が流れ落ちるその様子は、紀田くんが今、流せないでいる涙の代わりのようだ。
「(…どうしよう。どこへ行こう。俺の行く所なんてもうどこにも……。)」

う……う……うわああああああああああああん!!
き……紀田くん!紀田くん……!!
もう……いやああああああ!!なんで、なんで、こんな、かわいそうなことに……!
そんな、そんなひどいことをしたっていうの!?紀田くんが……。
もうやだよおおおおおお……!
切なく震える声が、たまらない……聴いていられない……!




携帯が鳴る。かけてきたのは法螺田だった。
「将軍」はクビだと告げるその声が……帝人の名前を出した瞬間、紀田くんの表情が変わる。
…知っている。法螺田は、ダラーズのボスが…自分の親友だと、もう知っている…!
紀田くんが隠し続けていた事もバレている。…でももう、そんな事は問題じゃない。
黄巾賊のメンバーは、ダラーズのボスを探し出し、襲うだろう。
自分も標的であることなど聞こえなかったかのように、呆然と立ち尽くす紀田くん。
「帝人……。」
つぶやくのは、親友の名。
正真正銘のダラーズのボス、だが、かけがえのない親友の名…!


何人かに携帯で連絡を取ろうとするが、…誰にもつながらない。
諦めて腕を下ろし、…気を落ち着かせるためか、目を閉じる紀田くん。
「(帝人や杏里を疑う気持ちは失せていた。…もし黄巾賊が帝人を襲ったら。帝人をおびき出すために杏里をさらったりしたら……!)」
思い出す、一年前の忌まわしい事件の時の事。動かなかった自分の足。
「(あの時、俺は何故動けなかったんだろう。何を迷ってたんだろう。)」
ゆっくりと足を踏み出す。軒下からまた、雨の降り続く街へ出て行く。
「(何を怖がってたんだろう。)」
逃げられない、と繰り返す男の言葉を思い出す。

カシャン、と携帯が地面に落ちた音。
それを拾う事もせず……、いや、もう落ちた事にも気づかなかったのかもしれない。
走り出す紀田くん。
一年前とは違う。この足は動いている。
……早く、早く、止めなければ、守らなければ!
全力疾走。動く、動けるから、今度こそ……!


途中、サイモンに呼び止められる。
紀田くんの顔を見て、…これから死ぬ覚悟をした人の目をしている、と。
いつも通りのカタコトの日本語で…でも真摯に訴え続ける。できるだけ明るく振舞おうとする紀田くんをまっすぐ見て言う。
「紀田ミタイナ子供、殺シ合イスル必要ナイ…!」
その言葉は本当に必死で、紀田くんは確かにその想いを受け取るけど。
ほとんど泣きそうな声で、こう返す。
「ごめん。俺行かないと…。」
そしてまっすぐにサイモンの方を向いて、深く頭を下げて……やはり走っていってしまう。その背中を見送るサイモン…。


目指していた場所は……黄巾賊のアジト。今や法螺田がリーダーのようなもので…そしてそこに集まる面々に、紀田くんの知っている顔はほとんどなかった。
法螺田はおどけたような感じで言う。自分に逆らいそうな者達は、昨夜から「変な集団」に襲われていて療養中なのだと。…だから、誰のケータイにかけても繋がらなかった。怒りをあらわにする紀田くんだが、……続けて、もっと信じられないことを知る事になる。
法螺田はブルースクエアの元メンバーで、一年前の事件もよくよく知っているどころか…「その場にいた」人間なのだと。周りのメンバーも、ブルースクエアの者達ばかりなのだと。

憎んでいた敵を仲間として引き入れてしまった事、それに今まで気づかなかった事、…紀田くんの愚かさを笑う法螺田達。
しかし当人は、…どこか吹っ切れたような、すっきりとした顔をしていた。
そして足を踏み出す。前へ、前へ。
「…黄巾賊をクビになった今の俺は、ただのナンパな高校生だ。…好きな女を助ける事のできなかったただのヘタレだ。そんな過去から目を背けて、普通に高校生をやれると思ってたただのバカだ。…だからここに来た。俺は…俺はただの『紀田正臣』だ。」
どんどん前へ、法螺田の方へ向かって進んでいく紀田くん。その迫力に押され、動けない黄巾賊のメンバー。
紀田くんは叫ぶ。心から。
「…だから、だからここへ来た!!」
将軍ではなく、紀田正臣として。
ずっと望んでいた…ただの高校生として。
大事な親友を守るために、ここへ来たんだと叫ぶ!


「(俺を追い続けた俺の過去が、いつの間にか俺を追い抜いて行きやがった。)」
思い出す、悪魔の予言。
その言葉の通り、過去からは逃げられなかった。…だけど。
「だったら、今度は俺が、自分の過去を追う番だろ…?過去は寂しがり屋らしいからよぉ、早く追いついてやらないとな。」
法螺田は、突然わけのわからないことを言い出した紀田くんに向かって、バールを投げつける。それは紀田くんの顔面に当たり……イヤアアアアア!!血が!!血がああ!!

紀田くんの顔をドロリと流れる、真っ赤な血。
しかしそれには気を留める様子もなく、ゆっくりとそのバールを拾い上げ、…再び法螺田の方へ向かって歩みを進める。
「…俺はな?殺される覚悟だけでここに来た訳じゃない…。俺は、殺す覚悟をしてきたんだよ。まあその、なんだ?具体的に言うと…アンタを。」
少し笑うようにしながら、距離を詰めていく紀田くん。
「何度だって言うぜ。…だから俺はここに来た。…それは誰にも否定させねえ!!」
血を流しながら、叫ぶ。
法螺田の言葉でようやく紀田くんに襲い掛かる黄巾賊のメンバー達だが……たった一人の、傷を負った相手に、次々と倒されていく。
一人、バールを手に戦う紀田くん。…その激しいアクションと対照的な、どこか悟ったような落ち着いたモノローグ。
「(…何を迷っていたんだろう。簡単な事だったのに。…俺は俺、それだけの事だったのに。沙樹、俺はもう怖くない。追いつくぜ…もう少しで俺の過去に!)」


紀田くん……。
吹っ切れて、暴れる紀田くん。
沙樹ちゃんに呼びかけるあたり、血を流しながら、…笑ってる。
…怖くは、ない。でも見てて泣きそうになった。
ずっと、こうやって、…感情のままに暴れ、自分の過去と正面から戦う紀田くんの姿を、望んでいたはずなのに。
やばい、…だめだ、と思った。
やめて、紀田くん、って思った。
「簡単な事だったのに」って言葉。
それは、…やばいフラグでしかない。
沙樹ちゃんを傷つけて、…帝人を傷つけようとする男を、…「『殺す』だけ」。
そうすればすべてが終わる。…それはとても危険な考え方。
だめだ、それだけは。…それをしちゃえば、…紀田くんは絶対に幸せにはなれない。
…そんな事は本人はとっくに承知だろう。
だから余計にだめだ…。その果てに、沙樹ちゃんや、帝人や、杏里ちゃんが…幸せになれることなんて絶対に、ない。
それに……だめだよ、そいつは…拳銃を持ってる…!
殺される……!!紀田くんが……!!


追い詰められた法螺田が、懐に隠し持っていた拳銃を紀田くんに向ける。
それを見て、動きを止める紀田くん。
しかしその顔からは、驚きとか焦りは感じられない…。
膠着状態…は、法螺田の後方から飛び出してきた黄巾賊メンバーの攻撃で破られた。正面から顔を殴られ、また血を流して倒れる紀田くん。いっ…イヤアアアアア!!
首に巻いた黄色いスカーフだけじゃない。白いパーカーまで赤く染まって…一度は気力で立ち上がり、法螺田に攻撃しようとするものの…やはりその場に座り込んでしまう。もう戦えるような傷じゃないんだ…!
再度拳銃を動かない紀田くんに向ける法螺田だが…今度は黄巾賊のメンバーに阻まれる。
目が、赤い…!罪歌の子供だ。
「いや、わかるんです…すいません。…母さん、すぐ近くに来てるみたいなんすわ。」
その言葉通り…次の瞬間、分厚い倉庫の扉がものすごい音を立てて斬られ、その向こうには真っ赤な瞳で、刀を持った杏里ちゃん。
名前を呼ばれ、振り向く紀田くん。その顔が血だらけなことに絶句する杏里ちゃん。
そしてまた次の瞬間。今度は馬のいななきと共に「首なしライダー」が突入してくる。後ろに乗っているのは、帝人だった。
ついに、三人が、…顔を合わせることになった。
今まで決してお互いに見せなかった「顔」で。


(後半に続く)

Memory

2010-06-25 23:57:40 | ニコニコ動画紹介
初見の時、多大なショックを受けて、
でも忘れられなくて何度も何度も見に行ってしまう…。

【ラブプラス】 寧々さんと臨海駅周辺をデートしてみた 【PV】


……タイトルだけ見たら、すっごい幸せなPVっぽいのに。
てか、すごいな…。どうやって撮ってるんだろう、とか。この合成の、合成なんだけど自然な感じってなんだろう、とか…すごすぎてもうどこに驚いていいのか。てか、元のPVも拝見しましたが…よくぞラブプラスで再現する事を思いついたなあ、とか…。ずっと見てたら、もうなんかこれはラブプラスのための曲のようにも思えてくる。そんなわけないのに。そして何回も見すぎて、曲を聴くだけですごく心臓がドキドキしてくるようになった。

このショッキングな感じは、「GAME」を初めて見た時とすごく似てる、と気づいた。
アイドルマスター 「GAME」

見返しに行くまでは、でもあれと内容は全然違うよね…と思ってたけど。
この動画の作者コメントの言葉にハッとした。
「たかが虚しいゲームと知りつつ、今も心は捕らわれたまま」……。
心を…捕えられた……。
そこは、共通してる…。

元のPVと、寧々さんのと、GAMEを見て…思った。
そこにいない人を追ってしまう気持ちって、一緒なんだなって。
架空のキャラクターであれ、
現実にいて、今はもういなくなってしまった人であれ。
そう違うものではないんだなって、思った。




…てか、私は必死でデュラララ!!の感想書かなあかんっちゅーのに、もう!
どうしよう離れられない…。

モンハン

2010-06-24 23:50:21 | きょうのできごと
今日だったんですね、発売日。
弟がフラリと出かけたので、しばらく帰ってこないだろうと思ってパソコン下の階に運んでテレビの前でデュラララの感想書いてたら意外にも早く帰ってきちゃって、その手にはモンハンが。…それ買いに行ってたんかい!
…すぐ、場所を空けました。
それがもう、オープンベータテスト(だっけ?)開始10分前とかで…そこからコード入力したり、アップデートしたりでちょっとアワアワしつつだったんですが、無事に開始できたみたいでよかったです。楽しそうです。つーか、人、多っ!うちらはサービス業だから休みだけど、他の皆さんは平日仕事じゃないんだろうか…。皆学生さんなのか?それともこのために有休取ったとか?
まあ、そういうわけで弟は、相変わらずうちのIDでやってます(今回の特典でLIVEのゴールドメンバー12ヶ月がついてたんだから、よく考えれば弟の方をゴールドにすればよかったのかも?問答無用でうちのIDの期限延ばしちゃったテヘッ!…いやでも、クローズドテストの時にうちのIDで参加してたからこっちのがいいのか?わからん)。…まあでもオラタンと違って、普通にしてたらアイコンも登録名も全然見えないんですね、これ。名前も全く違うものにしてるみたいだし。…そういうわけで、偶然会ったとしてもわからないかもしれませんが、もし会ったらよろしくお願いしますね。…いや私モンハン全然やんないからわかんないんですが、一緒に狩りに行ったりするんですよね?弟はキーボードも一緒に買ってたし、会話とかもできるんですよね?…いややんないけど、私は。だってなんか怖いし。つか見てるだけでわかる…うちだったら即死だと(何も考えないで敵につっこむから…)(よくそれでオラタンを好きとか言えるもんだ)。

てか、よかった…。つい最近まで、うちの箱○の機嫌が…すーごく悪かったんです。もう、ものすごい確率でフリーズして、これはメーカーに送って修理依頼!?ってくらい…。でも私、なんか外箱を思いっきり捨てちゃってるらしくて…どうしよう、他の箱で送ってもいいのかな、とか考えてるうちに面倒になってきて、新しいバージョンの箱○も出るっていうから買い替えたろかとかも思ってたんですが…さすがにそこまでお金に余裕はないし。そうやってぐずぐずしてる間、モンハンの発売日が近づくにつれて弟の視線が痛かったわけですが(情けない姉!)、…なんかたまたま昨日?すごく久々に箱○を起動してみたら…全然フリーズしないんですよ!!…あれは一体なんだったのか。つか新しいの買わないでよかった…!
それを確認できたから、弟は今日買いにいったんですね。…今日止まったらどうしようかなと思ってたんですが、今のとこ快適に動いているようです。よかったよかった。頼むからそのままでいてくださいお願いします!




…あー、あと1時間ちょいでとうとうデュラララ!!最終回だー…。
あードキドキする。てか結局23話の感想間に合わなかった…。ほとんどできてたんだけど、あー…。
あー、もう、どうしよう。どうなるのか、…もうすぐ答が出る。
ううっ、紀田くん…!

できたー

2010-06-24 01:40:01 | 自分の動画のこと
ソフトクリームの作り方を教わりましたよ!
…春香さんに。

春香さんに、ソフトクリームの作り方を教わりました!【ぐるm@s!】


つまり、昨日のアレは余り物だったと。
てか、コーン12個入りとか多いよねえ、絶対…。やっと今日で半分なくなったっちゅーの…。



【追記】
あー……すごい大変でした。
いや、ソフトクリームを作るの自体はそんなでもなかったんですが(手がすごく冷たかっただけで)。

また新しいソフト(紙クリ)をDLして…それを使えるようになるのがまた大変で…。
てか、なんでこういう形にしようと思ったんだっけ?
…そうそう、「ぐるm@s!」のレギュレーションが「アイドルがおいしいものを作るor食べる」だったから……じゃあ、春香さんがソフトクリームの作り方を解説する動画にしようかな、と最初は思って……でも作るの(=写真に手が写るの)めっちゃ私やしなあ、あ!それだったらうちが春香さんに教えてもらうってことにしようかな!って…。
で、いつもの通り静止画のスライドショーになるだろうから、当たり前のようにNMMで作ろうと思ってたんですよね。…でも、春香さんの立ち絵を用意してそれを画像に貼って何枚も用意して~っていう作業を考えたらめまいがしてきて、……それなら、使いやすいと評判の「紙芝居クリエーター」を使ってみようかな!って、割と軽い気持ちでDLして…。

……すごく、大変だった。
ノベマス作ってる方って、どんだけすごいの…って思った。
内容を思いつくだけでもすごいのに(私は普段から自分の事しか書かないので、今回のアレを書くだけでもなかなか大変だった…)、文字送りの速さとか、画像の切り替えのタイミングとか、立ち絵をいっぱい用意して時にはご自分で改変したりとか…どんだけ気を遣うポイントがあるんじゃ!…とすごく思った…。二度と、できません、うち(えー)。

そうそう、立ち絵。ノベマスの皆さんがよく「架空戦記スレからお借りして~」って書かれているので、そこに探しに行ってみたんですが…どこにあるのか全然わからず、てかカラフルメイドの春香さんの立ち絵なんて存在するのかどうかもわからず…「もういいや自分で作っちゃおう」と。……なんかこれが大きな間違いだった気がする。結局10パターンくらいしか用意してないんですが、すっごい時間かかったし。前に動画作った時も何回か抜きはやったし大丈夫だろうと思ってたんですが…そりゃグリーンバックの画像抜くのとコミュから抜くのは全然違うわな…。しかも私、フォトショの「マグネット選択ツール」の使い方がすごくヘタで、何度も失敗してやり直し…。二度と、できません…。
ソフトクリームを持たせた立ち絵は、ヘタな合成ながらも結構お気に入りです。…作ってる間にレギュレーションを思い出して「そういやこれアイドルが作ってもないし食べてもない!やばい!」と無理矢理食べさせたんですよね(思い出すの遅い)。でもかわいくできたのでよかった!ののワの表情が用意できなかったのは残念でした…が、もう他のコミュを探しに行く余裕はありませんでした…。

あとは……あ、背景の黄色ですが、あれは別に私が関西人だから阪神ファンとかそういうわけではなく(……)、…背景にふさわしい写真とか画像とかが全く思いつかなくて、何か色でベタっと塗っちゃおうと思って色を探して…いる時にふと、写真のKCマグカップが目に入って。セリフ枠の色とかも迷ってたところだったので、「いいじゃんこれにしよっと」って軽い気持ちで黄色と白と黒に(アホだ…)。マグカップに合わせて(合わせるなって感じですが)黒はアクセントのラインぐらいのつもりだったんですけど…そうでした、ニコニコに投稿した時点で黒い枠がつく事を忘れていました。なんか暑苦しい感じになっちゃったかも…(あと阪神ファンみたいな)(←しつこい)。…てか、ああいうとこの色とかバランスも考えなきゃいけないなんてホントすごいなあ…。二度と、できません……。


なんか動画何度も見てたらアイス食べたくなってきた…。


そうそう、あと紙クリ。
噂どおり、慣れるとすごく使いやすかったです!一度大きさを設定すればダブルクリックだけで画像が入れ替えられるっていうのがすごくうれしかった…(立ち絵の画像は私が大きさを揃えていなかったこともあって毎回微調整が必要でしたが…)。これをもしNMMでやっていたらどうなっていたことやら!…多分、まだ完成してないと思われます。
で、結構必死で解説読んで、動画も見て、ってしたんですけど…音楽を、…入れるとこまではできたんですが、それがプレビューでは鳴らなくて。だから長さの調整ができなくて…途方にくれて色々メニューを見てたら、画像を連番出力する、みたいなのがあってそれで出力して…それで、最後には結局Aviutlで曲と合わせちゃいました。出力した時点で、「あ、これでNMMでいけるかも」って思ったんですが、画像はpngファイルだったので読み込めなかった…。アホかな、うち……。


もうなかったかな…。
一月に二つも動画を作るなんて、慣れない事をしてしまいました。でも楽しかったです!スゲー浮いてる気がしないでもないですが、ぐるm@s!に参加してよかったです!
…アイスまだ残ってたかなあ~。

アイスクリーム

2010-06-23 15:06:58 | きょうのできごと
暑いです。
何よりもパソコンが!!
…ノートパソコンって、キーボード操作する時絶対手が本体に触れているわけで…すごく熱い…。よく考えなくても、デスクトップだとこういうのはないんだなあ…。いいなあ…。
てか、こんなに熱くなって大丈夫か!?…ってくらい、熱いです。
保冷材を置きたいくらい。…だけど水がだめだろうから、仕方ないので時々うちわであおいであげてます。イエッタ~、お願い、止まらないで~……。

暑い夏……といえば、アイスクリーム。
去年ハマった、フードプロセッサーで作るアイスクリーム…。今年も早速作りました!

なんとコーンまで!気分が出ますね!
散々歩きまくって探したディッシャーも大活躍です。
でもコーンって1ケースに結構いっぱい入ってるんだよなあ…。まあ家族も食べるだろうからいいけど…。


で、後ろの春香さんですが……。
もう、抜きなんて絶対やらん…。めっちゃ大変やったのに、なんか残念な出来で、普通にノベマスとかで見る立ち絵がどんだけ素晴らしいものなのか実感した!!
というわけでだいぶ血迷って、紙芝居クリエーターをDLしちゃったりしてます!熱いぜイエッタ熱くて死ぬぜ~~!
てか……間に合うのこれ!?今日何日!?

アス比怖い…

2010-06-19 23:41:52 | 自分の動画のこと
昨日、一作目が権利者削除されてしまいました。
うん、仕方ないね。
アス比とかアス比とかでなかなか自分でも見直せない作品でしたが、
やっぱり残念だなあ。


ちょっと前に、他の方のデビュー作を見てたら「アス比が…」ってコメントが結構ついてた。
アス比がものすごい違うってことじゃなく、他の部分がめちゃかっこいいから、おしい、もったいない!って事でそういうコメントが集まっちゃったんだろうけど…。
私、やっぱり見てもわかりませんでした(ええー)。
どうして皆様はすぐわかるんだろう…(いやうちの目が節穴なんでしょうけど…)。
でも怖くなった。やっぱり言ってもらわないと私、全然気づけないんだなって。…なんでだろう。私もかなり動画は見てるはずなのに…あ、自分の間違ってるのも見てるから混乱してるのか!?

で。

ちょっと、二作目で使ったコミュ動画で確認したいものがあって、使うものをまとめてた自分のマイリスを見に行ったんですよね。そこには、間に入れたノーマルPVも一緒に入れてた。サムネ見て、違和感を感じたんです。
「あれ?黒枠が…ある…」
私が黒枠を自分で入れたのは、三作目が初だった。
……やばい、と思いながら二作目を見直しに行ってみると…、
あああああやっぱり!!
これもダンスのシーン、アス比間違ってるし!!!!
ああああああああああ!!最悪だあああああ!!
めっちゃ恥ずかしい……!!
In Your Voice~箱○を買って春香さんをプロデュースしよう
笑ってやってください……。

ていうか……気づけよ!!気づいてくれよワタシぃいいいいい!!
コミュと並べても気づけないとかどんだけなの……!!
確かに…やや違和感はあった!特に最後のとこ、何度もタイミング調整しながら見てたから…でも、違和感の正体がわからなくて……アス比が違うかもって、思いつきもしなくって……!!
てか、い、今更だけど、コミュも…間違ってる可能性…大?(自分じゃわからない…)
ニコニコから借りてるから大丈夫、同じサイズに決まってるとか…思い込んでた…。てか、なんで違うくなるんさ……。ううっ……!


もうやだあ!アス比怖い!!
このままじゃ夢に出そう……と言いたいところですが、すでに夢には出てます!正確には夢の中でなく、半覚醒状態の時だったんですが、「(一作目を見ながら)上下に伸びちゃってるってことは、上下をグッと縮めれば解決なのか?うーんうーん」とか、目が覚めないうちから悩みまくりでした!(……)

「きっと」、の時

2010-06-17 23:35:23 | きょうのできごと
私、「千と千尋の神隠し」のラストシーンが大好きで…、
(あ、今から思いっきりラストの話しますので、ネタバレが嫌な方は一段落ほど目をそらして下さい)(えー)


また会える?って千尋に聞かれて、きっと、って返すハク様。
確認のために千尋が繰り返し、ハク様がもう一度答えて、
「きっと」って言葉の響きが耳に心地よいシーンなのですが……
さわやかに千尋を送り出すハク様の手が……ハク様の手だけが、しばらくそこに残ったままで…。
ああ、ハク様はわかってるんだ。「もう会えない」って…。
そこでいつも涙が溢れます(……)。
でもウソをついたようには見えない。ハク様も信じたいのかもしれない。「きっと会える」って、その言葉を支えに、ずっと進んでいくのかもしれない。
「きっと」。
…そう信じ続けて、いざ本当にその日が来たら、
迷わず、まっすぐに喜びの声を上げて駆け寄れるのだろうか?
なんとなく…千尋はできそうだけど。

どうしてだろう、ずっと待っていたその瞬間を前にして、
足がすくむような気持ちになる事がある…っていうのは。
…私だけか?


ハク様がどうかは、わからないけど。
私は本当にそれが叶わなかった時のために、「最悪の事態」の想定をして、ショックに備えようとしてしまうらしい。
一番すごいと思ったのが、…MOTHER3開発中止のニュースを聞いて以来、何年間もそのことをすっかり記憶から消去してしまっていたこと(発売決定のニュースを聞いて初めて思い出した。そしてそんな自分に心からびっくりした)。

ダメだった場合のイメトレをしすぎていて、
いざという時に足が踏み出せなくて、
結局自分でダメにしてしまう……。

そんなのは本当にあほらしいよなあ…と思う。
「最悪に備える」っていう自分のクセはもう直せないだろうけど(実際役立つ時も多いし)、
そういうのは一つでも減らしていかないと。



というわけで勇気を出して宣伝してきました!(長いたとえ話だった…)(遠まわしすぎて自分でも途中で何を書くつもりだったのか忘れかけた)
アイドルマスター ヒーロー☆

宣伝って緊張するなあああ……。コメントめっちゃめちゃ真剣に考えてしまう。
他の皆さんに倣ってもよかったんじゃないかと思いつつ、でもちょっと呼び捨ては…いくらお決まりでも!と思って(動画にコメするのとはわけが違うし)、……ああでもなんか恥ずかしい感じになっちゃったかもしれない。いや誰もイチイチそんなとこまで見ないだろうけど!!あああああ…。

ああ、もう…昨日からずっと見ちゃってる。
コメントも見てると嬉しくなる。
でも皆も、えらいなあと思う。控えてほしいってあるから、ちゃんとその通りにしてて、優しいなと思う。
皆さん嬉しいんですね、わかります。

…で、こんな辺境のブログでつぶやいてるだけじゃあかんのね。
こないだ自分で書いたんだった。「感動したり嬉しかった事は本人に伝えなきゃ」って。
めっちゃただの一ファンですが…いいのだ、きっと!ファンレターってそういうもんだし春香さんだってゲーム中でファンレター届いてるとテンション上がるし!(……)




どれだけありえない未来であっても、
「きっと」と信じていた時間は幸せで。
だからハク様が本当に二度と千尋とは会えなくても、
あの時迷わず「きっと」って言えたのは、
…それだけの時間があったことは幸せだったんだと思う。

私は「千ちひ」の終わり方がとても好きです。すっごい泣くけどね。

先週のノミ蟲野郎(デュラララ!!22話感想)

2010-06-15 23:10:58 | デュラララ!!
※この色はノミ…イザヤさんのセリフ。
※この色は紀田くんのセリフ。
※先に謝っておきます。イザヤさんが好きな人すみません。



先週のイザヤさ…じゃなくてノミ蟲野郎(うわあ…ひでえ…)。

その1。
前回の続きで、黄巾賊メンバーに連れ去られる杏里ちゃんを見送りつつ。ついでに結束の力(懐かしい…)を発揮しようとするダラーズのメンバーのメールを見て楽しげに笑いつつ。
「さってっと……、続きはお茶の間でのお楽しみとしますか。…フフッ。」
と言って帰る。多分お茶の間(事務所)に。
……イラッ……!
二度と出てくんな!!(←ひど)

その2。
無事、一件落着!
その模様をお茶の間(いつものパソコンの前)で見ていて…一旦思いっきり伸びをするようなアクション付きで一言。
「あ~ら~!もうゲームセットぉ!?フゥー!しずちゃんいい所で出てくるよねえ。」
うぜえ!
しかし次の瞬間、スッと落ち着いた顔になる。
「…でも、まだ終わりじゃない。あともうちょいで、チェックメイトと王手、同時にいけるね、…これは。」
うぜえ!!「これは」の言い方うぜえ!!!

その3。
ダラーズ掲示板にて、創始者のまさかの解散宣言。
それを見つつ、優雅に紅茶飲みつつ…
「へえ~…?21時34分、池袋ダラーズ解散宣言、と……。」
めっちゃそっと言ってるので怖い…。また、口元しか見えず、どういう表情でこの結果を受け止めたのかがよくわからない…。驚いている感じはないので想定の範囲内だったんだろうけど…。うーん。


…これだけ。出番これだけ。
見てただけ。ノミ蟲さん今回何もしてません。
自分がお膳立てした状況を、楽しんでただけ…。
ムカつくけど、…でもそれなら今回こそタイトルを「先週の紀田くん」に変えれるかもと思った。

でもしなかった。今回もそのまま。
……だって、無理……。
今までも見てて辛かった事って何度も何度もあったけど、今回が一番辛かった。初見の時、…震えて泣いた。悔しいのか悲しいのか…もうわからなくて、どうにもできなくて、体が震えるのを止められないまま、めっちゃ泣いた。

ようやく、話せる場ができたのに。
…杏里ちゃんは紀田くんの頬を引っ叩き、その場を去った。
でもそれも仕方ない。
紀田くんはひどいことを言った。
心にもないことをたくさん言ってしまった。
きっと混乱して。何から聞いていいかわからなくて。どう言っていいかわからなくて。色んな感情が、想いがあふれ出て、
…杏里ちゃんの答えも、全く耳に届かないくらい…で…、

…やっぱ、あかん……
見返すたびに、声を上げて泣いてしまう。
ここのセリフは、…書けない。書きたくない。
残したくない。自分のために。紀田くんのために。
心にもない言葉だって、信じたいから……。
一人になった紀田くんが「何言ってんだ…、俺…。」と言った。それは、ここでの会話全てを指してると…思いたい。
話せなかったんだ。だから、まだお互いに誤解が多くて、それは一つも解けてなくて、だから仕方ないんだ。気持ちがすれ違ってるのは。
すれ違ってる……だけ…だよ…。
憎み合ってるわけじゃない……。


杏里ちゃんはセルティに保護されるが、
紀田くんはその後、…誰のところにも行っていない。
雨の中、今回の事件を経てさらに暴走した黄巾賊の騒ぎにも、無関心な感じで…一人、歩いて……。
傘も差さないまま、…帝人に電話をかけ続ける紀田くん。が、帝人もわかっていて電話に出ない。…自分で創った組織を、一方的に「解散」させた直後で、とてもそんな余裕がないのかもしれない。
今度こそ本当にバラバラになってしまった三人。
しかし杏里ちゃんは決意する。もう逃げないと。セルティはまず帝人と杏里ちゃんで話をさせるため、帝人を迎えに行く…。
バラバラになった三人は、また一緒に笑い合えるのだろうか?
今度は杏里ちゃんが、…二人のために動くのだろうか?
紀田くんを救うのは、杏里ちゃんなのだろうか?

……お願いだ、早く…!
もう、辛すぎるんだ…。





・↑こんだけ書くだけやのに泣きすぎて苦しいです…。マジで。
・Aパートの逃走劇は久々にとっても楽しかった。あのBGMも久しぶり!シリちゃんかわいいわ~。…そういやサントラ欲しいと思ってたんですが、DVDの限定版につく形なんですねー…。無理ー…(涙)。あとDVDと言えば、未放映のエピソードが収録されるとか!?ツタヤで借りようっと!
・タッキーーーーーー!!メールの文面で泣いたわ!!ありがとーーー!!

・紀田くんの最初のカット、すげー怖い…。黄巾賊の仲間(?)からの連絡のために鳴るケータイをつまむようにして、じっと睨むようにしてて…。
・…言葉はあんななってしまったけど、行動は。「杏里ちゃんを守る」っていう、紀田正臣としての想いは、ちゃんと形になって出ている…。ううっ…紀田くん…。
「(大事なことはなぜ、気づいた時にはもう失っているんだろう。)」
これは杏里ちゃんのモノローグですが、紀田くんも同じ事思ってるのだろうな…。
!?……「杏里ちゃん」って言ってる……!!紀田くんが……!!「杏里」じゃなくて…!!(最後は「杏里」になってるけど、でも「杏里ちゃん」の方が多い)心の距離が、離れてる、ってことかな…。ううっ!…ていうか毎回嗚咽を上げて泣くのは本当にしんどいので早送りしていいかな…ここ…。(……)
・でも、最後だけ。「何言ってんだ…、俺…。」の言い方が…すごいんです。「何言ってんだ」の部分は、壁に頭を一度ゴツンとぶつけながらだし…唇が震えるくらいの「自分自身に対する怒り」を感じるんです。その怒りとはもちろん、今の数々の失言に対したもの。でも、「俺…。」の部分はその憤りが掻き消えてる。どちらかと言うとすごく情けないような…悲しそうな声で……、たまらない。聞いてられない。…辛くて。…今の紀田くんがすごく…すごく、かわいそうで……。


「(私はただ、あなたが傷ついたり、誰かを傷つけたりして欲しくなかっただけなのに。あなたからも、逃げ出してしまった…。私は…。)」
伝えて欲しかったよ。一番、伝えて欲しかったよ…!
でも杏里ちゃんを責める事はできない…。あの状態の紀田くんなら、…何を言っても信じてもらえなかったのかも、…しれない……。
・しずちゃん…(笑)。真剣なシーンだったのに一気に笑わせてくれてありがとう…。「そんなに文字読めるか!」が素敵でした…。ってか、一人で全部終わらせちゃったよ!
・涙を浮かべる杏里ちゃん。…そらそうだ、辛くないわけないよな…。紀田くんのことといい、操った黄巾賊のその後を知ってしまった事といい…。ううっ。


・ダラーズの皆にお礼を言い…空を見上げる帝人。雨が降りしきる中…真剣な表情。
「(見つかったんだ、もう。一番大事なことは……。)」
・チェックメイトと王手って…つまり、チェスのキングと、将棋の王将を追い込んだ、とどめを刺せる、って事だよねえ…。チェスは…杏里ちゃんがクイーンだったから妖刀組の事、だっけ?将棋ってどこだっけ?でも…前回ラスト「黒に囲まれた」っていうのあったからオセロが黄巾賊としたら…将棋はダラーズ?ダラーズと妖刀組を解散させる(もしくはリーダーを動けなくする?)ってこと?ダラーズはこの後実際解散するし、ここでその兆候が出てるとか言うのはわかる気もするけど…この時点で杏里ちゃんが何を考えているか、どうこれから動くのかもわかってるの?このノミ蟲さんは(←イチイチひでえ)。

・新羅とセルティの間に杏里ちゃんがいると、家族っぽくて微笑ましいな~。杏里ちゃんが着てるの、セルティが8話で着てたパジャマだし。ちょっと大きすぎなのがかわいい!
・「信頼できる」を途中でやめた…信頼できないってこと?でもそれはそのまんますぎなので、こういうことにしちゃおう。先に変換で「新羅」って出るだろうから、それを見られるのが恥ずかしかった!(ええー)
新羅かわいいよおおおおお!!癒しだ…!もう癒しはこの家にしかない!!あの、「へへっ」って笑うとこ、サムネにしたいくらいだぜ…!

・「将軍」不在の黄巾賊は、ホラダを筆頭に更なる暴走を始める。…拳銃…。あの、イザ…ノミ蟲さんが20話で言ってたやつだね…。
・そしてひどくやられていくダラーズの仲間達。また一丸となって戦うべきだと主張するものもいる中……帝人は、解散宣言をする。
「(ダラーズは、消えます。)」
説明して、と言われて、同じような言葉をもう一度繰り返す。
次の書き込みが「(最悪)」って、本当に軽蔑したような声で読み上げられるんだけど。
…よく聞くと、その「最悪」って言葉は最後まで発音されていない…ような気がする。
途中で無理矢理切られたような。
…つまりこの時に、帝人は掲示板をアクセス不可にした。きっと文句を言いたい人はたくさんいるだろうけど、それを聞こうともせずに、終わらせた。…文句を聞きたくないからじゃなくて、…「消える」って決めたから。


「(あなたは今、どこにいますか?)」
「(あなたは今、何を思っていますか?)」

杏里ちゃんと気持ちは完全シンクロ。…紀田くん…紀田くん…!!
・杏里ちゃんは決意して、全てをセルティに打ち明ける。その気持ちを汲み…多くは語らないまま、とにかく帝人を連れてくる、と立ち上がるセルティ。まずはこの抗争を止めなくてはならない…。もう逃げたくない、と改めて言う杏里ちゃんに、頷いて返すセルティ。


雨が降る。…たくさんの雨が降っている。
帝人は一人、部屋の中で震えるケータイを見つめている。
紀田くんは一人、びしょぬれになりながら…電話をあきらめ、どこかへ行ってしまう。…電話をかけているときは、帝人の部屋のすぐそばにいたはず。でも、どこかへ。
杏里ちゃんも一人、新羅とセルティのマンションで、窓の外を見つめながら…待っている。
最後に、不安げな様子で目を伏せて……。

もう一人。雨の中にいる男がいた。
池袋最強の男。平和島静雄。
数発の銃弾に撃ち抜かれて、血を流して倒れている。
降りしきる雨の中、彼は、
その目をゆっくりと……閉じた。



ええっ…ちょっと……しずちゃん!?
いや、あの、撃たれてる!?撃たれてるよ!?
次回予告の時点でも「これまさかしずちゃん?何があった!?」とかビビッてたけど…え、死んだり…しないよね!?…いやそれはないだろう!でもさすがに撃たれたら、無事では済まないよね……!?
え、これ、こ、こんな…どうなるの!?
あと4話だっけ?どうなるのか全然わからん…!



【今回のサムネ】
心情的には新羅にしたいところだけど、何の話かわからなくなりそうなので…。
「俺が何?俺が悪いの?杏里を守ろうとした俺がバカ?」
の、眉がちょっと下がって悲しそうな、複雑そうな顔をしているところ。
…叫んでるとことかにすると、見るたび私が死にそうなので。
いや、ここでも結構、死にそうですが…。
本当に泣きじゃくりながら書きました今回。