「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

北海道旅行2015・4

2015-11-27 23:10:34 | 旅行とお出かけのこと
旭川空港、到着。着陸してから滑走路を走ってる間に山が見えて、その上に雪がかぶっているのが見えた。あれが、ニュースで言ってた大雪山?

大きな空港も好きだけど、大きすぎると移動が疲れるので小さい空港も大好きです(神戸空港とか)。旭川空港も想像通りのこじんまりとした感じで…だから移動の距離も少なくて、すぐ荷物の受け取りのとこに着いた。だけど荷物の出てくるのが割とゆっくりめだったので、周りの皆さんも静かに焦ってる感じしたんだけど…うちだけ?うち、せっかちなんかな…。
なんかある…なんやあれ!?と思ったら、あの荷物がぐるぐるするところにアザラシのお人形が流れてた…。ようわからんけど、ここで一周、って目印と…旭山動物園の宣伝、かな?私の真っ赤なヒュートランは目立つのですぐわかってよかったです。あれ結構緊張するんだよね。見逃したらどうしようって…。

到着したのがもう16時33分ですでに空港から旭川駅へ向かうバスの出発時間(16時半)は過ぎていたんだけど…事前に調べた時に「飛行機の到着が遅れた場合はそれに合わせてバスも出発を遅らせる」ってことが書いてありまして、その通りバスは待っててくれました。ありがたい。小さい空港だとこういうことが可能なのね!(関空とか絶対待ってくれない。まあその分本数あるんだろうけど…)
結局出発したのは50分でした。…そういや出口の目の前で待ってたバスに焦ってそのまま乗っちゃったから、あんまり空港の外観とかしっかり見れなかった…。残念。
あと……、寒い!!うちが飛行機で最も楽しみにしてるアナウンスは到着地に着く前に聞く現地の気温とかの情報で、今回はそれなくて残念だったんだけど…降りるときに他の乗客の方がCAさんに気温を聞いてた。それやと14度くらいらしいけど…さむっ!!いやこれトレンチ持ってきて正解よね…!?ふふふ、もう去年の過ちは繰り返さないわっ…!!(去年はすごい夏な格好をしてついでに傘も忘れて思い切り雨に打たれてました)(アホだ…)
てか車内これ、クーラーついてない!?なんでクーラー!?

さっき飛行機の中からは大雪山っぽいものが見えたはずなんだけど、今は見えない。…つーか方向がわからない。そういえばここはよく晴れてて、夕焼けが綺麗だ。上には厚い雲があったのに。
外を見ながら、なんか、わかんないけど…チャンダナの気持ちだった(FSSの)。
「MACHI KITAYO」みたいな。いや!!わかんないんです!!自分でも!!なんでチャンダナなのかは!!(…………)
でも、ああ来ちゃった~!とか、先生やっと来れました!(※私が美瑛に憧れるようになったきっかけは中学時代の恩師の影響で…ってまた書くと長くなる!!)とかじゃなく、来たよ、って感じ。
…今思えば、「1年ぶり」って短いスパンで北海道を訪れるのは人生で初めてだからかも?
車内で流れる映像、ただの北海道PRビデオかと思ってたら、旭山動物園の動物たちを1種類ずつ紹介とかしてて普通におもしろかった。また行きたいなあ、旭山動物園も…。あれはもう何年前だっけ?


バスが旭川駅に着くころにはもう暗くなっていました。
……暗くなってからの到着でよかったと思った!
旭川駅超かっけええええええええ!!

さすがうちの大好きな駅は夜の姿も美しい!!!!(旭川駅はうちの好きな駅ベスト5に入ります!!)写真撮るために大興奮で駅前広場を走っちゃったよ…!(走るな)せっかくバスは駅のすぐ近くに止まってくれたのにね!!
どうですかこのライティング!!下だけすごく明るくて、上の部分は暗くて…、いや、ホームはちゃんと明るいんだろうけど、外からはそれが見えないんだよね!

ぶれてる!?いつものことです気にしないで!!(おい…)
んで、上の部分のさー、ホームにある…こう…放射線状?に立ってる特徴的な柱がさー、下からぼんやり照らされてるみたいになってんの!!カッコイイ!!スゲー!!(伝わってますかー!?)(伝わってないやろ……)

んで、去年ここに来た時、「何!?この空間は…」って思って走ってたとこ。
イオンができてました…。びっくり。イオンすげー。どこでもキレイでピカピカで、でっかい!おいしそうなパン屋さんがあったので、そこで明日の朝ごはんの分のパンを買いました。「塩パン」ってめちゃ流行ってるんだねえ…。知らんかったけど食べたらおいしくて大好きになった!ので買った。
そんでちょっと進んだら初めて見るドーナツ屋さんがあったので入ってみることにしました。…てか本当はまたここらへんで旭川ラーメンを食べようと思ってたんだけど、全然動いてないからお腹減ってないんだよね…。当たり前だわな。座ってるだけ!移動距離はすごいんだけどねえ…。
そうそう、ラーメン食べるつもりだったから、駅のコインロッカーにトランク預ける予定だったんです。でもヒュートラン結構ゴツくて、まあ一番小さいロッカーに入らないのは当然としても、500円のにも入らなくて!!600円も出すのなんかヤだったので連れて歩いてました…(ケチ!)。イオンは歩きやすいからいいよね!!道も広いし段差もないし。トイレもすごーく広いし。

入ったドーナツ屋さんの名前は「ジャックインザドーナツ」。「本当のドーナツを知らない人への挑戦状!」とか、強気のPOPが添えられてて「おお~」って思った。でも夕方だったせいかシュガーレイズドタイプのとかグレーズのは売り切れちゃってて、チョコのを食べたんだけど……うん、まあ、言うだけあるなあと思った(すいません偉そうで…)。軽くて、歯切れが良くてサクッと食べれる。売り切れが多かったとはいえ、ラインナップもカラフルでポップな感じがあって、選ぶのが楽しそうだな~って思った。お値段もめっちゃお手頃だし。
ってかね、うちは…ごめんやけどチョコドーナツよりもね…オランダの伝統的ドーナツという「オリーボーレン」に衝撃を受けてね!割とチョコドーナツの感想は吹っ飛び気味なんです!!

左側のゴツゴツしてるのが「オリーボーレン」。この見た目からは想像できない、何か、すごい、懐かしい味わいだった…!すごくうちの好きな感じ!!中にはレーズンが入ってて、それもすごい良くて…!
あの中身の感じは、シュー皮のそれに似てた。ってことはスフレ生地みたいに火を通して作る生地だったりするのかな…??…いや、うち、食べただけで作り方とか全然わかんないし、なんとか自分で作ってやろうって気概も全くないんですけどね!!(おい…こら…)
うーん、でも本当においしかったなあ。今調べたら、お店はほとんどが関東なのね(そういやそこのお店にも「北海道初上陸!」って書いてあった気がする)。大阪にも1店舗あるにはあるんだけど(というか関西で1店舗だ…)、和泉府中……い、行かないなあ…。まだ東京のが行く機会あるかもしれん…。また食べたいなあ…。


…さて。イオンでドーナツを味わって食べたりとか超余裕ぶっこいてる私ですが、実は(というほどのことでもないけど)これ、バス待ちでした。旅行一日目の宿泊先は「層雲峡温泉」。二日目早朝にロープウェーに乗るために、大阪からはるばる飛んできたこの日に層雲峡まで行かなきゃいけないという…。私にとってはものすごい大冒険です(って、バス乗り継ぐだけやんけ…)。
しかも怖いのが、飛行機だってそもそも一便しかないやつだし、それに乗って、着いて、旭川駅まで移動して…、次に乗れる層雲峡行きのバスはもうそれが「最終」だったってことでした…。そんな、「一度でもミスしたらアウト」みたいな移動…、超絶方向音痴でついでにどアホ(……)な私はなるべく避けた方がいいんじゃないかともすごく、すごく思ったんだけど……まあでもどうしようもなかったんで!
だから出発前、時刻表プリントアウトもしたけど、メモ帳を買って移動する乗り物の時間とかめっちゃ細かくメモしてました…。そして遅れたりしたらそこで試合終了なので「15分前行動!」っていうのも最初に書いてました(大阪でいきなり破ったような…)。

層雲峡行きバスの旭川駅出発時間は18時40分。なので18時15分頃には席を立って、…ここ着いて、写真撮るより何より最初に、場所を確認していたバス停を目指しました。大丈夫、このバスにさえちゃんと乗れたら、…事故とかなければ、ちゃんと層雲峡まで行ける…!

「赤毛のアン」のいいセリフ・49話

2015-11-26 23:37:57 | 赤毛のアン
第49話「曲り角」より
さあ……!来たよ……!!!実質のクライマックス回!「赤毛のアン」という作品が、自分の中でものすごく特別だとはっきり認識したのはこの回です。子供時代のハチャメチャっぷりも大好きだ、大好きだけど……あのアンが、成長してここに至るってのが、すごく、すごくいい……!!
マリラが高名な眼科医の先生に診てもらうためにシャーロットタウンに出かけて、今日は家事をアンが全部やるらしい。オーブンの温度を手の感覚で測り(すげえ)、パンを入れようとしたところで、ノックが。ダイアナだった。そういやあの、突然ダッシュで帰っちゃったのは昨日でした。
「あら、ダイアナ!」
「……その顔を見て安心したけど、昨日はどうしちゃったの、アン?」
「ごめんなさい。あたし急にマシュウのことを思い出して…。」
「そんなことじゃないかと思って、懲りずに今日も誘いに来たのよ。もうそろそろ未来に向かって生きなくちゃ。」
……ここ、ねえ……!いや、何でもないワンシーンかもだけど、ダイアナ大好きな私にはたまらなく泣けてくるシーンなんですよ…。ダイアナ、ノックして、アンの返事にドアを開ける時はまだ無言で、表情も…いやあからさまに「そう」じゃないんだけど、やや緊張してるように見えるんですよね…。笑顔で迎えるアンの顔に「安心した」ってのは心からの本音だと思う。
…昨日はアンが急に帰ってしまった。アンはダイアナのせいじゃないって言ってたけど、自分が何か不用意なことを言ったんじゃないかとか、まだ連れ出したりするのは早すぎたかも、おせっかいだったかなとか……あの後、相当一人で悩んだんだろうなあ。…でも、悩んだ末に、それでも自分はおせっかいを貫こうと決めて、「懲りずに今日も」来たダイアナ……!!アンがまだ泣いていたらどうしよう、自分の顔を見て申し訳なさそうに、誘いを断られたらどうしよう。ドアを開ける瞬間、そんな風に考えないわけがないですよね…。悲しい気持ちを理解してないわけじゃない。だけど、いつかは未来に向かって顔を上げなくちゃならない。それなら自分が手を引いてあげたい……、って考えるダイアナが、大好きです!!大好きです!!!!うちもダイアナみたいな親友でありたい…けど無理だからダイアナみたいな親友が欲しい…いやもうそれはいるわ!(ダイアナのことを考えると必ず最終的にこの一人ノリツッコミになる)(……)
だからこれはセリフピックアップの記事だっちゅーの!!描写のないダイアナの心情を想像してそれに何行も使ってどうする!!
アンは明るい感じでダイアナに家事の手伝いを頼み、ダイアナも「もう昨日みたいなことはないって約束するなら手伝ってあげるわ。」って言って、これで昨日のことは終わり!二人は家事を片付け、今日こそダイアナの家に新型ミシンのお披露目となったのでした…。本当、いいなこの二人って…。
夕方、街から戻ってきたマリラはがっくりと疲れていた。…目の症状は思った以上に深刻で、お医者さんからは読書も縫い物も(なんと泣くことも!)、目に負担になることは全部やめないと半年以内に失明すると言われたらしい…。頭を抱えて嘆くマリラを必死に励ますアンだけど、マリラが早めに寝床に入るのを見送って、お皿を洗う時には一人で…泣いていた…。
ナレーションさんがここから全部言ってくれますよ…。
「アンの心は鉛のように重かった。エイブリー奨学金受賞という栄光に包まれて家に帰って来た晩から見ると、何という悲しい変わり方をしたことだろう。あの時は、希望と喜びにあふれていて、未来はバラ色に輝いていたというのに…。アンには、あの時からもう何年も経ってしまったように思えた。」
最初は部屋で一人何か考えていたアンが、マリラの寝室を覗いてその寝顔を見て、それから外に出る。いつもダイアナと待ち合わせをする小川の橋の上で、じっと川面を見つめている…。
「…しかし、やがてアンの口元には微笑みが浮かび、心も平静に復していた。アンは自分の為すべきことをしっかりと真正面から見据え、そこに味方を見出したのだった。義務というものが、率直にこれを受け入れる時に、いつもそうであるように。」
ここね…、ナレーションさんの言葉に添う、アンの表情の変化がとてもいいです…。まずは微笑み、キリッとした顔でグリーンゲイブルズの方を振り返り…、両目から涙がこぼれて…。でも…その涙を拭ったら、もう、穏やかな顔になってるんですよね…。そして家に戻っていく。一度立ち止まり、じっと自分の愛するグリーンゲイブルズを見上げてから、戻っていく…。セリフはひとつもないんです。ナレーションさんしかしゃべってない。ものすごく好きなシーンです。いつもあの、最後の涙で泣いちゃうけど。
一体どれだけの…決意だったんだろうね……。
次の日からアンはさっそく行動し始めます(馬車、運転?できるのね…!結構びっくりした…!)。マリラの方にはリンドさんがしょっちゅう来て、…アンの知らないうちにグリーンゲイブルズを売る話が少しずつ進んでいる。マリラもそのためにアンの行動を気にする余裕もなくて…
ある日、グリーンゲイブルズにアンの知らない人が来ていた。…その人の目的がグリーンゲイブルズを買うための下見だと知って、アンは驚愕。マリラにこの家を売るつもりなのかと聞いて、……もう、ここからのマリラの涙ながらのセリフが……何度聴いてもとても辛い……。マリラもさんざん考えたけど、リンドさんの勧めに従ってこの家を手放す話を進めることにしたんだって…。目のことさえなければ一人でもやっていけたかもしれないけれど、って…。
アンが奨学金をもらっていてくれて本当に助かった、って言うとこの震える声が…;; 家は売っちゃうから休みの時に帰ってくる場所がなくなるのは申し訳ないけど、アンなら上手くやっていけるって……そう言って、顔を覆って泣いてしまうマリラが本当に…辛そうで…見てられない…。
でも、アンが。
アンが、涙をぬぐって、この家を売っちゃいけないって言う。…マリラを一人にはしないって、自分がいるって、……レドモンドには行かないことにしたって……明るく言うんだよね。
さすがのマリラもこれにはビッックリして、顔を上げて聞き返す。あまりの驚きに涙も止まってしまった(…よかった。泣くのもよくないんだよね?目に)。
「今言った通りよ。奨学金は辞退するの。マリラが街へ行ってきた日の晩にそう決めたのよ?…マリラが困っている時にどうしてあたしがほっておけるかしら。どれくらいあたしのために尽くしてくれたか知れないのに。」
でも、というマリラの言葉を遮り、ここ数日、自分の練ってきた計画をマリラに話すアン。畑は申し出のあったバリーさんに貸すことにして、自分は先生になるって(願書も出してきたらしい)。アボンリーの学校はもうギルバートが決まってるらしいけど、カーモディならいけそうなんだって。それならここにも頻繁に帰ってこれるしマリラに本を読んであげることもできる。寂しくさせないって…。
それでも、マリラはまだ、手放しで喜んだりできない。…当然だよね。アンは奨学金を得るために想像を絶するような努力を重ねてきてて…それをマリラはよくよく知ってるんだから。自分のためにアンを犠牲にはできないって…。
でも、アンは。
「とんでもない!犠牲なんかじゃないわ。グリーンゲイブルズを手放す以上に悪いことはないのよ。それがあたしにとって一番辛いの。…この古い大事な家を何としても守らなくちゃ。」
「でもそれじゃああんたの野心が…」
「あたしの野心ならちっとも変わらないわ。ただ対象が変わっただけなの。あたし立派な先生になるつもりだし、マリラの目を守りたいのよ。それに家で勉強して大学の課程を一人でやってみるつもりなの。…ああマリラ!この一週間、ずっと考えていたの…!」
さあここだ。せっかくだからフォントサイズも変えてみようか…!
「クイーンを卒業した時は、未来が一本のまっすぐな道のように思えたわ。でも、今はそこに曲り角があるのよ。角を曲がると、どんなことが待っているのかわからないわ。その先の道は、緑の輝きと柔らかい色とりどりの光と影に包まれたものかもしれないし、見たこともない美しいカーブや丘や谷が待っているのかもしれない。…でも、あたしは一番いいものがあるって信じてるの!だから全力を尽くしてやってみるわ!!…そうすればきっとそれだけのものは返ってくると思うの。」
…よく考えると前にフォントサイズを変えてまで強調したセリフはあの痛み止め入りケーキの話の「…でも痛み止めは毒にならないわ!!」だった気がするwww(なんでいいシーンなのに台無しにするんだわたし…)
まあそれはともかく、見ての通りタイトルの「曲り角」はこのセリフからですね。とても有名なセリフですね。またアンがここ、すごくキラキラした目で話しているのがとてもいい…。
でも忘れちゃいけないのは、その決意のシーン…この回の前半で見れるあのシーンで、アンは一人で涙を流していたことだと思います。だからといってこのセリフが無理してるとか、我慢してるとかじゃないのは、本当にアンが言う通りなんでしょう。何度も書くけど、あの奨学金のためにアンは長い間努力をし続けてきたし、当然犠牲にしたものだってたくさんあったと思う。…多分、アンは、あの涙が最後って決めたんだ。栄光の未来を、まっすぐな方の道を、選べなかった悔しさ、悲しさに対する涙は、もうあれで最後にするって…。
そして曲り角の方へ進むことを決めたんだ。笑顔で、全力で、そこにある風景を楽しんで進むことに決めたんだ…!
本当に、すごい。すごい好きなセリフ。こんな風に言える、アンみたいになりたいって思う…!!
アンの揺るぎない決意を受けての、ラストのマリラのセリフも素晴らしいです。
「…よく言っておくれたね、アン。あんたのおかげで生き返ったような気がするよ。本来ならここでもうひと頑張りして、あんたを大学に行かせるべきなんだろうがね。…あたしにはもうできそうもない。だからもうできるフリもしないでおこうよ。……でもねえアン。あんたのためになるなら、いつでもこの家を手放すつもりだよ。」
お互いを心から想い合う二人は、抱き合って静かに涙を流すのでした…。
ああ素晴らしい。「赤毛のアン」素晴らしい。

「赤毛のアン」のいいセリフ・48話

2015-11-25 23:14:14 | 赤毛のアン
第48話「マシュウ我が家を去る」より
あれから二日。いよいよ、マシュウがその人生活のほとんどを過ごしたグリーンゲイブルズから去る日が来た。
アンとマリラ、そして参列したアボンリーの皆が時折苦しそうに、悲しそうに涙を流しつつも、物事は淡々と進んでいく…。マシュウの名前が刻まれたお墓の傍らに、静かに立っているアンとマリラ。
(帰り道のジョーシーの発言は本当に「どんな神経してんだこいつは!!」ってなったよ…。まあうちも人のこと言える神経じゃないけどさ、それにしたって…ジョーシー…。ダイアナが一瞬何か言おうとしてやめる仕草をするんだけど、やめないでくれ…。いっぺん殴ってくれそいつ…。)
前回に引き続きナレーションさんが大活躍です。
「…やがて、アボンリーは何事もなかったように平静を取り戻し、グリーンゲイブルズでさえも、見慣れたものすべてに何かが欠けているという辛い思いこそどうすることもできないにしても、前と同じような日課が規則正しく営まれるになった。」
自分の部屋で目を覚ますアン。窓から入る明るい光に気づき、カーテンと窓を開けて外を見る。広がる景色や、もう散り始めていて緑の葉も見える「雪の女王様」を見て、確かに少しだけ微笑んでいるアン…。
アンが庭でバラの花の枝を1本切っていると、そこにダイアナがやって来る。新しいミシンが来たから家に見に来ないかって。おそらく…というか100%アンを元気づけようとして、なるべく楽しそうに元気そうにしゃべってるダイアナが愛しいです。でもアンは、今切ったバラ(マシュウが一番好きだと言っていたバラ)をマシュウのお墓に植えに行くところなので、残念だけど行けないって言う。ダイアナはくじけず、自分もお墓に付き合うからそれから家においでって…ダイアナ;;
お墓のところにバラを植えて…上手く根付くことを祈って。それで、ダイアナの家へ向かう小道の途中で…ダイアナがジョーシーの噂話をして、アンがつい笑っちゃって。その後アンは突然今日はここで帰るって、走って行ってしまう。ダイアナのせいじゃないから気にしないで、と言って…。
向かった先はお墓だった。…ナレーション開始。
「人の死というものを全く知らなかったアンにとって、ここ数日の出来事は意外だった。マシュウがいなくても、その気になれば昔と同じようにやっていけるということが、うら悲しく思えた。自然や花、愛や友情が、これまでと少しも変わらず、アンの空想を刺激し、アンの胸をときめかす力を失っていないこと、そして、人生が依然としてさまざまな声音で強くアンに呼びかけているのだということに気づいた時、…アンは、恥ずかしさと後悔に似たものを感じたのである。」
うん……。わかる、気がするなあ…。
教会へ行ったアンはそのまま牧師館へ行ったらしい。アラン夫人に話を聞いてもらってる…(というか教会内にいたアンに気づいてアラン夫人が家に連れてきた、の方が正解かな?)。
今のアンは、もみの木の向こうから見えてくる朝日や、お花のつぼみを見つけて嬉しくなってしまう自分が許せないらしい。
「マシュウが亡くなったというのに、こういうものを面白がるなんて、なんだかマシュウに悪いみたいな気がするんです。…マシュウがいなくなってとても寂しいんです…始終。それなのに、この世界も人生も、とても美しくて興味あるものに思えて…。今日なんか、ダイアナが何かおかしなこと言ったら、私思わず笑ってしまったんです。…あの事があった時、私はもう二度と笑うことなんかできないだろうと思ったのに。…第一、私は笑ったりしてはいけないんだって気がするんです。」
ずっと黙ってアンの話を聞いていたアラン夫人が、ここで口を開く。
「ねえ、アン?この世にいらしたとき、マシュウはあなたの笑い声を聞くのが好きでしたね。そして、何か面白い事があって、あなたが楽しんでいると分かれば喜んでくれたでしょう?…マシュウはね、今ここにいないというだけなのよ。だから、あなたが楽しむ姿を今までと同じように見たいと思うに違いないわ。自然が心の痛手を癒すように仕向けてくれるなら、私達はそれに対して、心を閉ざすべきではないと思うの。…もちろん、あなたの気持ちはよくわかりますよ。誰も同じ経験をするんじゃないかしら。…誰か愛する人がこの世を去って、私達と一緒に喜びを分かつことができなくなると、自分が何かに心を惹かれるということが許せないような気になるわね。…そして、人生に対する関心が再び戻ってくると、悲しみに忠実でないような気がしてくるのよね…。」
このアラン夫人の長いセリフは……もうほんと、丸ごと覚えておきたいですね……。特に「自然が心の痛手を癒すように仕向けてくれるなら、私達はそれに対して、心を閉ざすべきではないと思うの。」のとこ。アンの、「笑ったりしちゃいけないんだ」って気持ち、すごく、わかる。だけど、心を閉ざすべきじゃない…。
聞いてる時もアンは結構無表情のままなんだけど(うなづくこともしないなんて、本当にいつものアンからしたら考えられない…)、この後、自分が植えたバラの話をする時は、少し表情も晴れやかで…すぐには無理でも、少しずつ閉ざした心を開いていこうって思ってることがわかります。
グリーンゲイブルズに帰ると、マリラが戸口のところに座っていた。多分、アンの帰りを待っていたのでしょう…。
今日はスペンサー先生が来て、明日眼科の名医がシャーロットタウンに来るから検査をしてもらうようにって言われたらしい。留守中の家の仕事の話から、アンが昔した数々の失敗談の話になる。アンは明るく話してるし、マリラもちょっとだけ笑った。きっとこんな普通の会話も、二人にしたら久しぶりだったんじゃないかな…。
そしてまさかの!髪の毛を緑に染めた失敗の話から、ジョーシーの話になった!よりによってお葬式の日に髪が赤いことをまだ言われたって…(くっそー、書くの嫌だからスルーしたつもりだったのにジョーシーめ!)(えー…)
「…マリラ、ジョーシーを好きになろうとすることなんかもうやめようと思うの。これまでそのために涙ぐましいほどの努力をしてきたつもりだけど、どうしてもジョーシーを好きにはなれないわ。」
いいぞ!アン!やめちまえ!! って嬉しがってたら(……)、マリラの衝撃発言が!
「ジョーシーはパイ家の一人だからねえ…。気に障るようなことばかり言う羽目になるのさ。」
パイ家、どういう扱いなんだ…アボンリーで…。すごい言われようやで!!
「あの手の人間でも社会に役立つことが丸っきりないとは思わないけど、せいぜいアザミの効用って言ったところだね。」
ここの「アザミの効用」がわからなくてググってみたんですが…(てか「アザミの紅葉」かと思った)、えーと…、長くて書けないので興味ある方はググってみてください!!(おい…)
その後、部屋の中でお茶しながら話を続けるアンとマリラ。クイーン組の仲間たちが今後どうするのかって…。ギルの事も普通に答えるアンだけど…マリラが、こないだ見かけて男らしくなってたって。父親の若いころそっくりだって…。なんと、ギルのお父さんとマリラはめちゃ仲良しだったらしい!周りには恋人同士だと噂されるくらいに!…でも、ケンカした。向こうが謝ってきた時に許さなかった……。どこかで……聞いたような…話やで……。
「…あの人は二度と私のところにやってこなかった。ブライス家の人間は皆、とても人に頭を下げるのが嫌いだからね…。」
また「家」!(パイ家の話も伏線なの!?) んん…?…そういう…もんなのかなあ?だとするとカスバート家は「全員頑固」とか言われてそうですよね…。アンは実子でも養子でもないけど、カスバート家の人間やしね…。
マリラは悪い事をしたって、後悔してるんだって…。せっかくの許すチャンスだったのにって。
「…マリラにも、若い時のロマンスがあったのね…。」
「今の私を見ただけじゃ思いもかけないだろうね。でも人のことは外見だけじゃ決められないよ。皆、私とジョンの事は忘れてしまったし、あたしだってそう。…でも、この間ギルバートを見たとたんに昔の事を思い出してね。悪い気はしなかったね。」
ここ、普通だとアンのセリフって怒られそうじゃないですか。冗談半分でも、当たり前だ!とかね。でもマリラは淡々と、「思いもかけないだろうね」って言う…。なんか、忘れられないセリフです。その後の「人のことは外見だけじゃ決められない」ってセリフと合わせて。

北海道旅行2015・3

2015-11-23 23:11:03 | 旅行とお出かけのこと
14時20分発の便だったけど、結局搭乗が始まったのが20分ごろで…でも33分にはもう飛行機動いてた。今回ももちろん窓際の席です!空席ありとのことだったんだけど、まさに私の隣は空席でした。一つあけてお隣に座っていたのは50代くらいの女性。
離陸してから気づいたんだけど、こんな晴れってめずらしいかも…!そういや去年も雨だったし(うっ…極上の雨女…)。下に、めっちゃ古墳とか見えて写真撮りまくりでした。

前方後円墳が二つ並んでる!と思って写真撮ったら、そのまた右にも見えてびっくりでした。多分だけどー、この写真の中に5個くらい映ってます…。縮小しちゃったから見えないけどね!

上にも下にも雲。

離陸してからずっと、多分、どのお子さんよりも熱心に外見てた私…。いい年してすいません…。

ちょっと目を離した隙にもう琵琶湖が見えてたり、機長さんのアナウンスの度に今見えるのが金沢だったり佐渡島だったり……さすが飛行機、速い!です(アホみたいなコメントやな…)。
そうそう、飲み物が来てちょっとびっくりした。LCCに慣れ過ぎたね…!

大好きなコンソメスープ!子供のころから飛行機に乗ったらこれって決めてました…!

んで、揺れます。結構揺れます。
私は飛行機大好きなので怖いとかは全くないし…子供のころから何度も乗ってるし、気圧の関係で揺れが発生とか別に驚きもしないんですけど、…この時は、かなり、揺れました。…今思えば、あんなに揺れたのは初めてだった。シートベルトサインが出るとかなら普通やけど、機長さんからのアナウンスで、今配られてる飲み物が揺れでこぼれるかもしれないからご注意くださいって…初めて聴いた…。ってか、うちはかなり後ろの方の席やったから飲み物だってすぐ来たけど、その揺れてる時だって絶賛飲み物提供中だったんだよね…!大変やったやろな…。
しばらく揺れが続いたけど、時間が経つとおさまってシートベルトサインも解除になりました。…んで、そこで機長さんのアナウンス。…この揺れの原因、気圧の不安定さの原因は…台風の影響なんですって。
もう、これ聞いた時、「あはははは…」って棒読みで脱力気味で笑いたくなりましたね…。さすが私。極上の雨女、どころか、台風を呼ぶ女……!!日頃の行いの悪さが滲みまくりです!!
でも本当はこれ、全く笑ってる場合じゃなかったんですよね…。まあそれは後々…。もう雨女だとか台風女だとかの話は私としても書きたくないくらいなんですけどしゃーないね…。本当に起こったことだもんね…。
…出発前、天気予報はかなり気をつけて見ていました。気温のこともあるけど、雨とか、…まだ9月は台風だって普通に来るから警戒はしてました。何せ、あの「森の木琴」は、雨天の場合はボール転がせれないんです!!(うちには大問題!!)(……)
何日か前に台風が発生した、ってニュースを見つけた時は目の前が真っ暗になりましたが、日本列島には近づかずにどこかに行ってしまったようで、ものすごく…安心してました。だから機長さんのアナウンス聞いた時、半笑いになりつつも不思議だった。台風って、あの、台風だよね?全然こっち来なかったのに……??

飲み物のカップ回収の後もCAさんが回って来てたので何かなと思ったら、飴くれました飴!うれしい!!
CAさんのエプロンが華やかでかわいくて、思わず座席に設置してあるカタログで値段を確認してしまうほどでした(……)。…そういや前に友人が言ってくれたんだよねえ。ANAのCAさんのエプロンがすごいうちの好きそうな感じだったって…。ええもう大好きです…よくわかるなあ、うちの好み…!
でもまあとりあえず今回は我慢しました。まだ旅行始まったばっかりで荷物増やすのもあれだしね!つーか手荷物用カバンもうパンパンなんだよ!せっかく新しいカバンなのに形が崩れる…!

もうすぐ着陸。そういえば新千歳よりも北の空を飛ぶのは初めて…いやパリ行った時ってこの辺の空通ったんだっけ?さすがに忘れましたけども!
ぶあつい、本当にふわっふわに見える雲(あれが触れるものじゃないなんて不思議だなあ!)を突破してる時、下の方がめっちゃ暗く見えて、珍しいなあと思ってた。雨が降ってるわけじゃなくて、夕方に近かったから暗く見えてたんだけど…よく考えたらこういう時間に飛行機乗ることってなかったもんね。
雲を突破した後、その厚い雲から光が差してる感じが素敵だった。

うちもあの上から来たんだよ。

雲を突破したら、地面が見えるようになった。

位置関係が全く分からないんだけど、もしかしてこの辺は美瑛に近い場所とかなのかな…、とかドキドキしながら下を見てた。行きしに見えてた、大阪の様子とは本当に違う…(一番上の写真と見比べてみて下さい)。
てか、真ん中らへんに見える、富士山を逆さまにしたみたいな形のはなんだろう??古墳…じゃないよね…(ない)。

旋回中なので傾いてます(アンタ地面に立って撮っても傾いてる時多いやんけ…)。

地面が近い。大好きな北海道… 来たよ!!

アイカツ!131話「輝きのダンシングディーヴァ」感想

2015-11-22 21:18:36 | アイカツ!
※この色はあかりちゃんのセリフ
※この色はスミレちゃんのセリフ
※この色はひなきちゃんのセリフ

・スミレちゃん&凛ちゃんのユニット名決定
世間でも大注目のユニット、その名は……「ダンシングディーヴァ」!
ストレートに二人の事を表してるユニット名ですね。
回想で、ユニット名考え中のシーンが映るんだけど、

「シャンプ&リンス」はどっから出てきたんだよ!!

・さっそくお仕事
シャンプーが出てきたので「あのユニット名が前フリ…だと…!?」とか思っちゃったけど違いますよねすいません。
なんと、「あの」シャンプーです。以前スミレちゃんを是非イメージモデルにとお話があったけれど、スミレちゃんが歌のお仕事をしたいからと丁重にお断りに行った…!あの担当さんが、ダンシングディーヴァの新曲をCMに使いたいって連絡してきたらしい…!
「ハニー達の新曲が、CMの度にリピーーート!素晴らしいじゃないか!」

「ウーーーーーーー ワッホ!!」
うーわっほい?(違う)

・もうスケジュールぎっちりです
さすが学園マザー…!さっそく新曲のレコーディング。
まずはレコード会社にて打ち合わせらしい。緊張でまたロボットみたいな歩き方になってる凛ちゃんがかわいいw
あの担当さん(お名前は水谷さん…また出てきてくれて嬉しい!)もそこにいて、シャンプーとのタイアップの説明とかしてくれる。レコーディングの際のイメージとかも。
打ち合わせが終わり、車で移動中、イヤホンをひとつ差し出したスミレちゃん。ボイスレッスンの時に録音していた二人の歌、らしい。

自分の声じゃないみたい、という凛ちゃんに、レコーディングでも機材を通して聴くとよくあるんだって説明するスミレちゃん。
「だから、こうして録音した声を聴きなれておくと、ボーカルブースに入った時にも戸惑わなくて済む。」
打ち合わせも初めて、レコーディングも初めての凛ちゃんに細かく説明してあげたり、こういう豆知識?を教えてあげたり、スミレちゃんかなり頼れる先輩って感じです!なんかかっこいい。

・レコーディング当日
朝6時からアイカツランです!疲れないのかな?と思ったけど…
「声が出るまでには、体が起きてから最低でも5時間はかかるって言われてる。レコーディングが11時スタートだから、これでもギリギリ。」
そ、そうなのか…。あとはストレッチとかでのど周りの筋肉もよくほぐして…。

・スタジオ入り
スミレちゃんのアドバイスもあり、凛ちゃんのレコーディングは順調。待ってる間スミレちゃんは持参した水筒のお茶を入れて、凛ちゃんが出てきたらすぐ出してあげる。妻か。
カリンの蜂蜜紅茶は喉にも優しいらしい。「アイドルは、飲み物にも気を配ること♪」

・次はスミレちゃんの番
最初のマイクテストの時点でスタッフさんにつっこまれるくらい緊張してるらしいスミレちゃん。そして今度はブースの外の凛ちゃんがスミレちゃんにアドバイスを送る。肩に力が入ってるっぽいから、おすすめのストレッチ?の方法をやってみせる凛ちゃん。それを試してみたら声が伸びるようになった…!ナイスコンビ!
そして順調にレコーディング終了。スタッフさんにも完璧だと絶賛される。

・ジョニー先生のダンスレッスン
凛ちゃんの足も治り、ダンスもエクセレントな二人。もうすぐ二人でのお披露目ライブ。
「今度こそ二人でユニットの魔法を完成させるんだぜ。」
「ユニットの魔法?」
先週の学園マザーの言葉を伝えるジョニー先生。「まだ半分」という言葉に反応するスミレちゃん…。

・ライブに向けてプロモーションなども忙しいダンシングディーバの二人
そして…
「まーどっかちゃん♪」

カワイイッ……!!言い方と、この覗き込むしぐさ!!
あと驚いたまどかちゃんのポーズも、完璧ですね…。
まどかちゃんは、忙しくて授業に出れない凛ちゃんのために授業のノートをまとめてあげてたらしい。
「凛て不器用だから、一つのことに夢中になると、他が見えなくなるんです♪きっと赤点取っちゃいます!」
笑顔でそんな…w てかこの学園に「赤点」とかそういう概念が存在することに正直びっくりです!!!!
そこでまどかちゃんが気づく、大空先輩が持ってるノート。
一緒です。あかりちゃんもスミレちゃんのためにノートまとめてました!優しいねえ二人とも…。

・いよいよCD発売…!
店頭にセッティングされた自分たちのCDの山を見て、夢みたいだって興奮する凛ちゃん。

そんな凛ちゃんをほほえましく見守りながら、自分も最初のCDを見た時は嬉しかったって言うスミレちゃん。
「凛ちゃんを見てたらその時の気持ち、思い出した。…でも、今はもっとワクワクしてる。ダンシングディーヴァの曲をみんなに聴いてもらって、もっとファンに喜んでもらいたいって…。こんな強い気持ちを持てたのは、凛ちゃんがいてくれたから。凛ちゃんとユニット組めて、本当に良かった!」
照れる凛ちゃん。…そりゃ照れるわな。前回から顕著に見られるスミレちゃんのストレートな物言い、いいですね…!

・ちなみに今日はサイン会らしいです
スタッフさんが慌ててる。どうやらサイン会にかけつけた人が多すぎて、会場に入りきらないかもって…。新人ユニットでこんなことは初めてらしい。
その、大行列を作っているファンの皆の前に現れる二人。歓声が上がる。想像以上の人出に一瞬不安そうな顔をする凛ちゃんとは対照的に、笑顔でファンに呼びかけるスミレちゃん。

「皆さん、今日は来て下さってありがとうございます!予想以上にたくさんの方が来て下さったので、少し時間はかかると思いますが…最後の一人までサイン会は行います!会場の外にいる皆さんも、待っていて下さい!」
笑顔になるファンたち。そりゃこんなん言われたらめっちゃ楽しみに待っちゃうよね…何時間でも!!

・サイン会も無事終わって…その夜
いよいよ明日はユニットお披露目ライブ。寮の部屋に帰ろうとする凛ちゃんを引き止めて、自分の部屋でお茶に誘うスミレちゃん。最近は忙しくて暇がなかったけど、ライブの前にゆっくり話をしたかったんだって…。
学園長が言ってた「ユニットの魔法」の話。まだ半分だと言われて、スミレちゃんは残りの半分のこと、どうやったらユニットの魔法が完成するのか、ずっと考えていたらしい。
「…私はね、ユニットのパートナーと出会うことが半分、そして二人で一緒に輝くことが残りの半分なんじゃないかなって思ったんだ。」
今まではお互いのこともあんまりよく知らなかったけど、二人で一緒に行動するうちに相手のことを知り、二人とももっと相手が好きになっていった。二人が同じ気持ちでいれば、…気持ちが一つになれば、輝ける。二倍どころじゃなくて、もっと。
「だから、明日のお披露目ライブでユニットの魔法は完成する…!」
「させてみせます!」

・あかりちゃんとひなきちゃんがおみやげ(ドーナツ)を持って部屋に戻ると、

ぐっすりな二人が…。いつのまにか寝ちゃったらしい。
その場にある「チュチュ・バレリーナ」の歌詞を見て、今の二人みたいだって言うあかりちゃん。
「頑張るための休息、それも大切♪」

・いよいよお披露目ライブ!
もう余計な言葉もなく、目を合わせて頷き合い、フィッティングルームへ駈け込んでいく二人…!

おおおおおお二人とも美人!!

すごいぞー!かっこいいぞー!
書いたことあると思うけど、この、ユニット名出て、ポーズ決めるのが大好きなんですよ…(特にソレイユ)。

ダンスのカッコよさ、ライティングのカッコよさはもう前回でわかってるけど、

二人やとまた…いいですね!!そしてあのまどかちゃんとのステージほどではないものの、凛ちゃんのダンスのキレ良すぎて二人の動きの差がすごい。

そしてやっぱり神々しすぎるサビの逆光。

・客席にて
ユニットの魔法は見事に完成したって話してる学園長とジョニー先生。
そして少し微笑んだ学園長のモノローグ。
「(次に魔法を見せてくれるのは誰かしら?)」

・ズバリ彼女です!
「(ビバ!ユニットって素敵!!私もあんな風にアツく、ステージで輝きたい!)」

「(私のパートナーは、誰?)」

北海道旅行2015・2

2015-11-21 23:01:12 | 旅行とお出かけのこと
今年は、夏は本当に暑かったけど(私ケチなので家で一人の時とか絶対クーラー入れないのに、入れなきゃ本当に何もできないくらい夜まで暑かった…)…「残暑」ってのがほとんどなかった感じがします。大阪、9月なんていつもはまだめっちゃ暑いのに、もう秋を感じるくらいで…。
つまり北海道はもっと寒いってことやんね!?とビビりつつ、でもウキウキで買い物とかしてました。めちゃ久々に新しいメガネとか買っちゃったし!ブーツも買おうか悩んだけど、結構歩くからブーツじゃない靴もいるし、別で持って行くにはブーツは邪魔すぎるからやめて、パンプス買って…。

層雲峡のロープウェーは早朝やし、寒いってことはわかってるからマフラーと手袋はいるんだけど…コートはどうしよう…。
本当にギリギリまで悩んでいたんですが、ちょうど出発の日の朝のニュースで「大雪山初冠雪」のニュースが。……トレンチコート持って行くことにしました。
直前までバタバタ準備していて、トランクに荷物投げ込んで、わたわたしながらコートはおって出て行こうとしたら母に「アンタ!コートはトランクに入れて行きなさい!」って止められました。…外に出て、止めてくれて本当によかったと思いました…。この日の大阪は気温が高く(しかも早朝の出発とかじゃなく、昼近くだったし)、コートなしでも汗ばむほどでした。ゴツいのじゃないとはいえ、コートなんか着てたら確実に変な人やったわ…。まあトランク引きずってる時点で「ああ、寒い国にでも旅行に行くのかな」って思ってもらえるかもだけど…。

JR茨木駅から出ている空港バスにギリギリ飛びのって(この旅行では15分前行動!って決めてるのにいきなりこれだよ…)、関空までゆったり向かいました。ああ…楽だ…。ホント大阪駅で乗り換えとか人多すぎて大変だもの…。まあ事故とか渋滞とかに当たったらって緊張はあるんだけど。しかしうっかり本とかトランクに入れたまま預けてしまってたので、しょうがないので寝てました。

関空到着。道が空いていたせいで早めの到着で、時間にはかなり余裕がありました。とりあえず最後にトランクに放り込んだコートと、本を引っ張り出す。
……そうそう、トランク!去年持って行ったのがもうボロボロでゴロゴロうるさかったので、最初にトランク買いました!

赤くてめっちゃかわいい!!でもこれ見た人から「一回飛行機に載せたらボロボロになっちゃうんじゃない?」って言われたので、載せる前に記念に写真撮りました。赤いし、名前は「ヒュートラン」!(うちは宝物とか大事にしたいものにバランシェファティマの名前をつけます…「時」とかみたく頻繁に名前呼ばない子は半分くらい忘れてるけど)(意味ねーじゃんか!!)
横に見えてるのはこれも新しく買った手に持つ用カバンです。赤い。トランクも赤いしカバンも赤いし財布も赤くてちょっと恥ずかしい…。いや、でもね、赤好きなんです…。赤じゃないと嫌とかじゃないんだけど、赤か白か黒か…とかなった時に赤以外選べないんです…。
コートを出したのは、多分旭川空港ではトランク開けてるヒマないと思ったから。この子、すごいかわいいんですけど、デザイン重視でベルトで止める形になってるんですよね。ファスナーのやつみたくちょっと開けるとかやりにくいから、ここで。……いいねん、それはわかって買ったんだから!!荷物を出したり入れたりするタイミングさえ間違えなければ…!

んでトランクは手荷物としてサクッと預けて…。本当にまだ時間があるなあ…。
朝にパンとシリアル食べただけやからお腹が減った。次に食べれるのは18時ごろになるし、カフェでも……と思って探しに行ったら、予想以上にお店があるのに気づいた。無印とかあるんや…。「日本の良いもの」みたいな紹介ポスターに爪切りがあるのに気づいて、そういや爪切ってくるの忘れたんだよなあ、と思って無印へ。あ、ユニクロがある。…earth music&ecologyもあるやん!びっくり!!本日まで20%オフとかやってるし…。
とりあえず無印で爪切りと、消毒用ペーパーを購入(ピアスも買ったまんまカバンに放り込んできた)(どんだけ準備できてないんだよ…)。眉ばさみも欲しいなって思ったんだけど、さすがに家にあるもの1000円も出して買いたくない…。じゃあ300均のお店があって、眉ばさみあるかな??って思って近づいたら…ダイソーまであるし!!すごいな関空!!
どこかで買わなきゃと思ってた電池を手に取ったとこで、「(…アレ?電池って機内持ち込みいいんだっけ?)」と気づいた。そうやん、うちは今から飛行機乗るんだよー!?爪切り買っちゃったよ!……なので眉ばさみはかろうじて我慢しました…。

ダイソーを出た後、来た道を戻る。earth music&ecologyは地元でもよく服を買うので、行ってみた。…最近はようやく自分でもちゃんと服が買えるようになってきたんだけど(前はやたら変な服にしか目がいかなくて、結局長く着れない…ってことになってた)、やっぱり時間気にしながらじゃしっかり選べないと思って、やめといた。ニットワンピとかかわいいのあったんだけど… ていうかこれ以上手持ち用カバンを重くしてどうする。まだ出発前なのに!
気がついたら30分前だったので、保安検査場へ。爪切りは…大丈夫でした!よかったよ…。

結局カフェには行けなかったので搭乗口まで来てから食べ物を探す。パンは迷った末にカツサンド。…せっかくの旅行だもの、最初からおいしいもの食べたいよね!

椅子に座った時、初めてアナウンスに気づいた。…どうやら私の乗る便、前の到着が遅れていたそうで、出発も遅れるらしい。おかげでゆっくりカツサンド食べれてよかったです。

あれが乗る飛行機。

荷物の積みこみの様子が見えたんですが、私のヒュートランは遠くからでもそれとよくわかりました…。

ちなみに今回の旅行に持って行った本は、

糸井重里さんの「小さいことば」シリーズ最新刊!
忘れてきた花束。 (ほぼ日ブックス)
クリエーター情報なし
東京糸井重里事務所

これは旅行まで開けないで楽しみにしてました!!

そして、少し前に買ってた村上春樹さんのエッセイ。
職業としての小説家 (Switch library)
クリエーター情報なし
スイッチパブリッシング

私、村上さん大好きですが、新刊をいきなり買うことはあんまりないんですよね(すいません、こんな読者ですいません)。だけどこの本は…なんか紀伊國屋書店が初版を大量に買い切りしたとかいうニュース聞いて、えぇ~怖いことするなあ~と思って即買いに行きました。
うちはAmazonとか便利やからめちゃめちゃ利用しちゃってるけど、だからといって本屋さんがなくなってしまえばいいとは思ってない。元書店員だし、本屋さん大好きだし。だけどそれならちゃんと買い物もせなあかんのやなって、本屋さんにお金落とさないとあかんねんなって、あのニュース聞いた時、すごい思った…。

北海道旅行2015・1

2015-11-20 23:35:59 | 旅行とお出かけのこと
「森の木琴」をご存知ですか?

数年前にドコモのCMに使われ、何か賞を受賞したらしいこちら。
森の木琴

何度見ても…すごく…素敵です…。
私は高校時代に吹奏楽部で打楽器パートに所属しておりまして、一番好きな楽器が木琴、鉄琴などの「鍵盤打楽器」でした。そしてどちらかというと「木琴」が方がより好きでした。全ての楽器の中で一番愛する楽器が木琴です。今でも、置けるものなら家に置きたいって思うくらい、好き。
その木琴が、森の中で自然に溶け込みながらメロディを奏でてるとか、ほんとたまらない…。

まあでも私もずっと覚えてたわけではなく、この記事を読んで「ああ、あったこういうの!これ!好き!」ってなったんですけどね。
「森の木琴から、OK Goへ」。話題のMV制作者にインタビュー


……それからしばらく後。毎週録画してる「北海道すたいる」って旅番組を見てて(30分でナビゲーターさんが皆やかましくなくて見やすくて大好き)、「北海道ガーデンショー」ってイベントの名前を知った。
番組を見ながら何気に手元のパソコンでググってみて……、驚いた。なんと、あの「森の木琴」が、あるらしい。あのCMに使われたものとは違うけれど、あのCMを作った人たちが新たに作ったやつらしい。……しかも、しかも!!
300円で木のボールを買えば、自分で転がしていい、らしい……!!
衝撃すぎて、…気がついたら再生してた番組が終わってた(※巻き戻して見直しました…)。
ほんとに、びっくりした…。だって、そんな、ないやん!?再現しました、とか見ていいよ、とかならここまで驚かない。自分で転がして音を聴いていい…!?「作品」なんでしょ…!?ほんとにいいの…!?

そんなん……そんなん、めっちゃ、やりたいやん………!!!!!!


名前を知った時、…その放送があった時は、まだガーデンショーは「これから開幕します」って感じだったと思う。だから、5月位だったのかな?
でも場所がよくわからなかった。旭川はわかるけど、上川って…し、知らないし…。知らないとことか、うち、行けないし…。あとなんかここ、広そうで、会場の中でも迷っちゃいそうだし…。
だけどずっと心のはじっこにはあって、何度か公式サイトを見に行ったりしてた。何よりあのトップにある「ドレスガーデン」が綺麗で、忘れがたかった。ある時ふと思いついて、ツイッターで「森の木琴」を検索してみたら…実際に行って、ボール買って転がして、その様子をスマホのムービーで撮ってる人とかいっぱいいた。そりゃ、あのCMとは違うけど、でも、しっかり「森の木琴」で、すごく、すごくうらやましくて……
10月4日でガーデンショー閉幕と知って、とうとう「行こう」って決めた。
だって、大好きな木琴だよ…!?自分で鳴らせるなら、楽器じゃん!うちが行かなくてどうするよ!!

というわけで、今年もめでたく、大好きな北海道旅行の計画開始、となりました。

旭川から近いとこにあるなら美瑛も近いだろうし(この…適当さ…)、大好きな美瑛も行ける!今年も行ける!!
ってか、あれだ!!「愛を積むひと」の!ロケ地!!行けるやん!!
愛を積むひと Blu-ray スペシャル・エディション(特典DVD付)
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松竹

あっもうDVD出てた!でもブックレットとかついてる特別版はブルーレイしかないこのつらさ…(我が家はブルーレイ見れない…)

こちら、美瑛が舞台の映画でして、使われた家がそのまま観光用に残されてるんですよね!(中には入れないんですが)物語で大事な「石垣」もそのまま…!映画もすごくよかったから、ロケ地も絶対行こうと思ってた!もう行ける!ワーイ!!

「森の木琴」に「愛を積むひとロケ地」に……、すでにめちゃめちゃ楽しくなってまいりました!!
そんでまずは飛行機だ、と思って、…考えた。去年と同じで、新千歳から特急乗って旭川行くのもいいんだけど、割とあの時間がもったいない気もする…?ちゃんとした大人なら(……)、美瑛に行くならそもそも「旭川空港」までサクッと飛んでくのが普通なんだろうな…。
でも…旭川空港に行くLCCなんてないよね…。?調べてみたけどやっぱりない。…というか、関西から行くのはANAしかない。ピーチやらスカイマークに慣れてる私は、ANAと聞くだけでちょっとビビってしまう(どんだけ…)。一応調べてみたけど、普通に片道4万円とかして、いや、ないない!!ってなった…。だってピーチやったら片道1万円ちょいで行けるし、美瑛までの特急の往復代入れてもそんなにいかないよ…!やっぱ貧乏かつケチな私には旭川空港とかハードル高かったんや……。

で、一回は諦めようと思ったんですが…、懲りずに検索してたら、なんか早い事申し込んだら割引になるやつがあって…、それやと1万8千円でいけるっぽかった(最初に検索した時は日付とか入れなかったから全く割引なしのが表示されたっぽい)。……そ、れなら、行きしだけでも、これで行くかな…!これで一気に北海道の真ん中くらい(また…適当な…)まで飛んでけるから、そこから出発してガーデンショーと美瑛見て、帰りは普通に札幌帰ってきて新千歳からピーチ乗ればいいし……よし!!

でも検索してたらエラーになることが多くて、最初は原因がわからず困惑してたんですけど…気づきました。
なんと、関空→旭川という便は、9月末で終了らしい。冬はなくなるんだって…。えええええええ…!?なんでなん!?冬とかも、行く人、いるんちゃうの!?いないの!?美瑛はともかく、あの大人気の旭山動物園だって旭川空港が最寄なんでしょ…!?
…その時点では私も9月30日に出発するか10月1日に出発するか決めてなかったんですよね(だから日付で10月だとエラーが出てた)。だけどこれに気づいて、9月30日出発が確定しました…。わー…、今年最後の便ってことになるのねー…。
そう、これも気づいた時はビクッてなってしまったんだけど、…そもそも一日一便しかないんですよね。関空14時20分発、旭川16時15分着、しか、ない。……16時15分着じゃ、その日の観光無理じゃん…?夜ご飯食べるだけ…?安いとこを選ぶとはいえ宿代もかかるんだし、これじゃ一泊分無駄にお金使うだけになるんじゃ…。

なので考えた。その便に乗る理由。
…夕方にしか到着できないってことは、次の日朝イチから行動できるってことだ(去年の美瑛と同じっちゃ同じだ)。だから、朝イチにそこにいれるからこそできることを予定に組み込めば……。

地理関係がまだ全くわかっていなかったので、とりあえずガイド本とか見て周囲の観光地を探してみた。「層雲峡」というのがある。…名前は聞いたことあるけど…、これってこんなとこにあるんや??もっと北の方かと思ってた…(毎週北海道の旅行番組見ててこれだよ…)なんだっけ、渓谷?があるんだよね…?
ググってみて、早朝のロープウェーに乗れば「雲海」が見れる場合がある、という情報をゲット。
これだ!!!!雲海!!見てみたかったし!!ちょうどいいやん!

というわけでおもっきし後付けの理由をつけて、9月30日出発、確定!!
続きます!!

届く想い

2015-11-10 21:37:35 | きょうのできごと
ずっと前、自分がツイッターなんてまだやってない頃。
大好きな宇多田さん(←「宇多田ヒカル」のこと。なんでこんな呼び方なんだろう…)のツイッターの発言がたまにネットのニュースになってたりして、すごいなーとか思ってたりした。宇多田さん、結構大きな出来事とかにもさらっと触れてたりしたんだよね。

それよか驚いたのは、どうやら普通のファンの人?とかとコメントのやり取りをする時もある、ってことだった。もちろんごくごく一部なんだろうけど…。
でも、私は全く「うらやましい」とは思えなかった。普通に考えたら、あの大好きな宇多田さんが自分の言葉に言葉を返してくれるなんて、感激しそうなものだけど。ひたすら違和感しかなかった。…きっとこれは今の時代は普通なんだろうなあとも思った。ツイッターもやってない私にはわからない、新しい時代のコミュニケーションなんだろうなあって。

ずっと後で自分がツイッターを始めた後も、そういうのしようと思わなかった。感動するようなつぶやきに、別に返してほしくてじゃなく、コメントを送るってこともしなかった。
…そうそう、圭くん(プロテニスプレイヤーの「錦織圭」くん)もブログやってて、毎回ものすごい数のコメントがつく(…私は有名な人のブログもあんまり見ないので、あれは普通なのかもだけど)。圭くんは個々に返信はしたりはしないんだけど、たまにブログの本文に「たくさんのコメントありがとうございました」「元気が出ました」みたいなことを書いてくる。コメントする人たちは皆、圭くんが読んでくれるだけでいいって思って書いてるんだなあと思った。どれも丁寧で、想いがこもってて、皆が同じこと書いててもやっぱり「頑張って下さい」って書いてる。「応援してます」って。
返事が、言葉が欲しいんじゃないんだろう。その想いが、ちょっとでも圭くんの力になるなら、それだけでいいんだろうな。

…その気持ちは、わかる。私も、圭くんに、「頑張って」って思ってるもの。「応援してます」って思ってる。
だけど……一度もコメントはしてない。
多分私は、そんな簡単に言葉が届いてしまうってことが、…何か、嫌、なんだと思う。
大好きな、すごい人、テレビの向こうにいるようなすごい人は、
自分から遠いからもっとすごいって思えるような気がして。
自分の声なんか、例えばいっぱいの歓声の中に埋もれてるくらいがちょうどいいんだって。

でもそれは自己満足だよね。本当に、自己満足でしかない……。
本当に好きなら、伝えるべきなんだよね。
ニコニコの弾幕みたいなコメントの一つみたいに、言葉が埋もれても、埋もれなくても。
好きです、とか、応援してます、とか、
どんなにすごい人でも、きっと嬉しいし、力になるんだから。

私ですら、動画とかお菓子とか褒められたり、文章がおもしろいとか言われたら、恥ずかしくて逃げ出したくなりつつも(おい…)すんっごい、嬉しいし、頑張ろうって思うんだから……
あ、そうか。うちは、うちの好きなすごい人たちが、自分なんかと同じだって、思いたくないのかもしれないな…。ていうかそれだわ。
そんな自己満足はもうやめよう。
リプ……は、さすがに、うちには、無理だけど…、
いつか圭くんのブログにコメントしてみようかな。すんごい考えて。
圭くんが読んでくれるんだよ…!?すごいよね…!!



うっかり想いが届いた今日、そんなことを思いました。

フォロワーさんからリプが来ていたので「(あっ、もしかしておまけで紹介されたのかな…)」とかバスの中でドキドキしながら思ってたんですが…。
家着いて、そわそわしつつも最初から飛ばせずに聴いてて(多分聞き逃してるとこあると思ったので)、途中でこの画像と、収録を終えた三人のコメントとかに気づいて。
私もニブくて、真ん中の方(この時は誰かもわかってない!!ほんとごめんなさい!!)がドーナツ持ってるのを見て、「(あ、誰かドーナツ送った人いるのかな?くそう…うちも送ればよかった…)」とか思ってたんですよね。で、左側の方はそれこそリプ送ってくれてたライフラーさんのイラスト持ってるの見て、「(ああ、紹介されたんだもんねえ、いいなあ。でもあの後ツイッターにいっぱい画像上がってたからすごい倍率だったんだよなあ…ほんといいなあ…)」とか思ってて………そろそろ気づけよアホって感じなんですが!!本当に気づかず下へスクロールして、紹介されたかわいいイラスト、の下に、なんか見覚えのあるドーナツの写真が!!
びっくりした……!!!!
そしてよう見たら、右側の下地さんが持ってるの、そのドーナツの写真やし!!
遅い!!!!!

「(おまけに採用されったっぽい?やった!)」って思った瞬間より、その瞬間の衝撃の方が大きくて、心臓がどうにかなりそうになりながら、待ちに待ったおまけコーナーへ突入…!
本当に、信じられなかった。……いや、うちは最初から超本気で、メール読んでもらいたいって思ってドーナツ作ったし、メールだって普通にしたら3000文字とか5000文字とか語りそうなところを必死に短く考えた。それは、確かに、お三方に伝えたいって思ったから、なんだけど……。

本当に、届くことも、あるんだ……。
そして、それは、こんなに嬉しいものなんだ……!!


採用されなかったってわかった時、それでもお三方が、ちらっとでも見てくれてたらそれでいいやって……それも、本気で思ったんだけど。
ああ……あんなに、じっくり見てもらえるなんて、思わなくて……、
実は私、まだ1回聴き返しただけなんです。夢みたい。今、風邪引いてるから、熱で幻見てるんじゃないかってまだちょっと思ってる(……)。


…ニコマスの動画はさ、いくら愛が詰まっててもやってることはブラックだから、絶対に中の人たちに見てもらったりできないって思うけどさ。
そうじゃない手段で、愛が、伝わったのは、……本当に嬉しいです。


法子…。
ドーナツ作りはまだ、しかし!まるで全然!法子みたいになるには程遠いんだけど!(またそれかい)
私も少しは成長できた気がするんだ。
実感、ってすごいよね。
これは法子のおかげだって、本当に思うんだよ。


私、お菓子作れてよかった……。
元パティシエでよかったです(えー)

メロウ・イエロー・ドーナツ!

2015-11-09 23:36:55 | きょうのできごと
メロウ・イエローの三人が、デレラジAの特別パーソナリティ!
ということでメールを送ろうと思いました。倍率とかどんなものか全然わからないけど、どうせなら読んでもらえるようなメールにしようと思って…必死で色々調べました(←そもそも「ラジオ」をまともに聴いたことがないので)。
…あ、絵とかを送るのもアリなのね。でも絵は、上手い人いっぱいいるしなー…。

うちが上手くできること……

うむ。
お菓子だ。それしかない。

というわけで、「三人をイメージしたドーナツ」を作ることにしました!
しかしうちはこういうのめっちゃ苦手なのです…。泣きそうになりながらめっちゃ考えた…。

結構本気出しましたねこれ…。
誕生祭並みに頑張っちゃったよ……。いやあれ何か月もやってたから比べられないけど。

とりあえず三人共通の「メロウ・イエロー衣装」は作るとして……
個人のはどうしよう?一番似合ってるステージ衣装とか?
うーん、でもやっぱり…個人の個性が出るのは私服かな?最初のNの!

まずは有香ちゃんドーナツ。
私服、って決めてから「やべえ、有香ちゃん柔道着だ…」ってなりました(……)

黒帯です。……そのまんまやな!!!!
でっ、でも、リボンを帯から離して、二つつけたとこがこだわりです!2つくくりやし!!これ取ると照れるってウワサで言ってたし!(デレステの)

そしてゆかりちゃんドーナツ。
フルートをチョコで描くのは難しい…というか無理だと思ったので、

私服で印象的なリボン。長いのがこだわりです。本当は青なんだけど、チョコペンの青はかなり水色に近くなっちゃうので、紫を選択。高貴な感じも出てゆかりちゃんっぽいですよね?ね?
そんでやっぱり音楽だよなあと思ったので、五線引いて音符を乗せてみた。…4本しかないって?だって描けなかったんだもの!!
むしろこの細い線を4本もドーナツの上に引けたのがうちにしてはすごい!!ちゃんとコルヌまで作って集中してやったらできた!途切れてる?気にしないで!そこに音符乗せて隠せよって?……うん、ちょっとピンセットがすべって(……)

予想外にデザインに困ったのが法子。
…法子でうちが手間取るとは予想外でした。というのも、チェック模様はメロウ・イエロー衣装でやろうって決めてたから、違うくしようと思ったらなかなか思いつかなくて…。

とりあえずスカートのフリルのイメージでお花みたいなラインを2色使って引いて、ブルーのアラザンは……わかりますかね?N法子のつけてるネックレスをイメージしてます。ドーナツの内側の穴に沿ってそれこそネックレスのようにぐるりと囲むバージョンも作ったんだけど、ちょっと気持ち悪くなったのでこっちで!結果的に法子が一番抽象的な感じになった(有香ちゃんとゆかりちゃんのが直接的すぎるんだけど…)

そしてメインのメロウ・イエロー衣装!!

頑張った…!
チェック模様は、ノリコマイムの時にチェック背景を作った経験が生きたね!(そうか?)

(唐突な宣伝)
黄色のコーティングチョコはチョコペンじゃなく、レモンケーキのために注文してたやつを今回のために開けました!(レモンケーキ作れよ…)さすが、固まり方も綺麗だった気がする…。
ラインはオレンジとピンク。白も引いたやつも作ってみたけど、うるさくなっちゃったのでこっちを仕上げ。小さめの黄色いリボンは、有香ちゃんとゆかりちゃんのとこのリボンと同じで、あらかじめOPPシートに描いて固めてパーツ作ってくっつけてるんだけど……
下の!小花を!!見てほしい!!
三人がこの衣装の時に腕につけてるブレスレットの小花が私は大好きで、どうにか再現したいと思ってました。リボンと同じでチョコペンでお花を作っても良かったんだけど…私、結構アラザン持ってるのに気づいて。こっちのが立体的にできるかなって…!
でもさすがにドーナツの上に直接つける勇気はなかったので、リボンと同じようにパーツとして作ったものを乗せました。チョコを少し絞って、そこにアラザンを一粒ずつピンセットでつまんで7個並べる…!私、今まで色々作ってきましたが、これが(局地的に)一番細かい作業な気がした…。
やれば、できる!!


まあ見事に採用されなかったわけですが(ズコー)。
いいんだ……。お三方に見てもらえたかもしれないって思えるだけで幸せだから…。
あとツイッターに画像載せたら今までにないくらいリツイートとかしてもらって(ありがとうございます!!)、たくさんの人に見てもらえたっぽいし。


…ああ、嬉しすぎて、ちょっとよくわかんなくなってるけど、……ゆかゆかのりこの三人でラジオとか……すごいねえ…。よかったねえ…。三人ともめちゃかわいらしかった。特に法子役の都丸ちよさん…「ちよちー」は、地声もまんま法子で、まるで、法子がパーソナリティのラジオを聴いてるような気がして…途中で、ちょっと気が遠くなった。

いつか本当に、三人でのCDとか出たらいいのにな。
これからも応援しています!!

「赤毛のアン」のいいセリフ・46話~47話

2015-11-04 23:30:43 | 赤毛のアン
第46話「マシュウの愛」より
ああ……クライマックスが近づいてくる……。そういう予感に震えるしかない回です…。
でもスタートから画面は大変に美しい。「赤毛のアン」はもう最初からずーっと背景美術が美しいですが、今回はこれでもか!!ってくらい見せてくれます。…本当に綺麗…。なんかこういう画集とか出てないのかな… って、あ、あった。
井岡雅宏画集―「赤毛のアン」や「ハイジ」のいた風景 (ジブリTHE ARTシリーズ)
クリエーター情報なし
徳間書店

今度図書館で借りて来よう…。
自分の部屋で目覚めたアンが、目覚めた直後に幸せそうに笑って、天井に映る、揺れる木の影を見るシーン、とてもいいです…。そんで首だけ動かして実際の窓(緑色のカーテンがかかってる)からまぶしそうな光が漏れているのを見て、まっすぐ前に向き直って、この一言。
「…ああ!良く寝たわ。こんなにのんびりできたのは何か月ぶりかしら。…レドモンドに立つまでの3ヶ月をこのアボンリーで過ごせるなんて、とても満ち足りた気分だわ…!」
いいセリフだなあ…。起きていきなりこれだもんね。本当に「満ち足りた気分」なんだなってすごいわかるし、やっぱり試験まではゆっくり眠れることなんてなかったんだろうなあという、アンの想像を絶する努力まで感じることができてすごいです。
久々の幸せな朝ごはん。マシュウが仕事に出かけるのを見送ってから、やはり少し顔色が悪そうだと心配そうに言うアン。マリラの話では、あのアンが突然帰って来た雪の日の後もひどい発作を起こしたらしい…。でもマシュウは休んでくれない。ただ、今は働き者の雇い人のマーチンが頑張ってくれてるから、マシュウの負担もずいぶん減ったって。アンもものすごい成績を収めてこうして帰ってきたし、大きな心配事はなくなったんだって…。
そこへ、慌てた様子でリンドさんが駆け込んでくる。朝からどうしたのかマリラが聞くと、アベイ銀行がいよいよ本当に危ないらしいという情報をゲットして、マシュウに知らせに来てくれたらしい(いい人だなあ…)。
色々な噂が飛び交っていて、銀行にはもう預金を下ろそうとする人が殺到しているらしい。お父さんが付き合いのあったアベイさんを信じたい気持ちはわかるけど、と言いながら頑張って説得するリンドさん(ほんと…いい人だなあ…)。最初はそれでも大丈夫だ、という感じだったマシュウも、大口の債権者である知り合いの人に会って事実確認をすることに決めるマシュウ。それでいざ会ってみると、その人はそれはただの噂だと笑い飛ばしたので、マシュウも安心して帰ってくる…。…うん、多分この人はマシュウに嘘は言ってない…。本当に大丈夫って、信じてたんだろう……。
そしてその結果を聞いて一応、安心したアンは、当初の予定通り「思い出の場所」を一人で巡ることにする。相変わらず美しいそれぞれの場所(お花がすごいわあ…きれい…)。…でも、アンの顔はなんとなく晴れない。やっぱり銀行の件が心配なのかなと思ってたんだけど、アンが牧師館に寄ってアラン夫人と話す中で、理由がわかる…。
帰って来てみて気づいた。マリラとマシュウは本当に年老いた。二人とも体に不安な所を抱えてるのに、今度は自分は4年間も二人をほっておくことになる…。本当は、家にいて二人の手助けをした方がいいんじゃないかって…。
でもアラン夫人が指摘し、アンも素直に認める通り、だからといって奨学金を手放そうとかそういう決意をしてるわけではない。本当は、もっと自分の目指す道を究めたい。だからこそ、辛い…。
「じゃあ、辛いままレドモンドカレッジに行くしかないんじゃないかしら。」
ここでアンが大学を諦めて、マリラとマシュウの手助けをすると決めれば、それなりに二人は楽になるし嬉しいかもしれない。でもアンの夢や希望を自分で諦めたということが、一生悔いを残すのは確実…。
「人間は苦しいからといって、悩みを切り捨てるわけにはいかないのよ?それが人間の良心というものなの。」
ここ、すごいハッとした…!普通にアラン夫人の言葉を真剣に聞いてた…!
どういう道を選んでも、悩みからは逃れられない。であれば悩みながらも、二人への感謝を忘れずに大学へ進んで自分の勉学に励むのがアンにとっては一番いいんじゃないか、って…。なるほどなあ…。そういう悩みをアンが持ってることが嬉しいって…。
「人生というものは割り切れなくていいのよ、アン。…いいえ、割り切れてしまってはならないの。…もちろん、あなたもここへ来て、悩みがきれいさっぱり解決するとは思わなかったでしょうけど…わかってもらえたかしら?」
まずこの優しい語り口がいいんだよねえ…。アンも少し笑顔になって帰っていく…。
帰り道、マシュウを見つけて駆け寄っていくアン。…さあ、ここからです。今回のサブタイトルはきっとここからのシーンのためにあります。超有名なシーンだろうけど…。
今日もこんな夕方までかっちり働いていたらしいマシュウ。アンが体のためにももっと休まないとって言うんだけど、「のんびりやる」ということができないらしい。いつも忘れちゃうんだって…(マリラも言ってたね…)。
「…もしあたしがマシュウの欲しがっていた男の子だったら、今頃は大いに役立って、色んな面で楽をさせてあげられたのにね…。それを思うと、男の子だったらよかったのにって、どうしても思っちゃうの…。」
「…そうさのう。わしはなあアン、1ダースの男の子より、お前にいてもらう方がいいよ。…いいかい、1ダースの男の子よりもだよ?…そうさのう、エイブリー奨学金を獲ったのは男の子じゃなかったろ?女の子さ。…わしの女の子だよ。わしの自慢の女の子じゃないか。」
「マシュウ…!」
「アンはわしの娘じゃ。」
言い終わって歩いて行くマシュウを追いかけるアンが、後ろから腕を組んで……二人が寄り添うように笑顔で歩いて行くんだよね…。その先にはマリラが待ってて…。いい、シーンだなああ…;;
そして今日も素敵です、ナレーションさん!
「この夜の、平和な美しさ、香りに満ちた穏やかさは、アンの後々の思い出になった。…それは、アンの人生に悲しみが降りかかる前の、最後の夜だったから…。」
な、ナレーションさん……!!

第47話「死と呼ばれる刈り入れ人」より
どんなに心の準備をしていても号泣は避けられない回。そしてその瞬間は…驚くほど急に訪れます。
天気のいい、平和な一日。マシュウもマリラもそしてアンも、それぞれが張り切って仕事をしてます。アンが窓辺のお花を替えようと、庭のスイセンを詰んで家に戻ると、マリラの声が聴こえて……慌ててアンが駆けつけたその目の前で、マシュウが胸をおさえたまま、ゆっくりとドアのところで倒れてしまう…。雇い人のマーチンとマリラがマシュウをソファに運び、マリラは必死にマシュウに呼びかけ、心臓マッサージを施すけれど、マシュウは目を開けない…。
すぐにマーチンに事情を聴いたリンドさんがやって来る。マリラと場所を代わり、顔を見て、脈を診て、心臓に耳を当てて…
やがて、辛そうな顔で顔を上げるリンドさん。その両目からは、涙が…。
「レイチェル…。」
「ああ、マリラ。どうにも、しょうがないようだ…。」

目を大きく見開くマリラ。必死にマシュウの体を揺すり、名前を呼ぶ…。
「まさか、まさかマシュウが…」
「そうなんだよ、アン。たぶん間違いないよ。マシュウの顔を見てごらん。あたしみたいに度々ああいう表情を見た者にはわかるんだよ…。」
(ちなみにリンドさんは、ご自分のお子さんも2人亡くしているそうです。育てたのは10人)
マシュウの体にすがるようにして、号泣するマリラ。アンは…固まったまま…。
マーチンが呼んできたお医者さんは、マシュウがほとんど苦しまずに逝ったのだろうという判断だった。何かとてつもないショックを受けたせいだって…。お医者さんが帰った後、床に落ちた新聞に気づくリンドさん。そこには…、あのアベイ銀行が倒産した、というニュースがあった。きっとこれを見たせいでマシュウは…。
リンドさんが泣きながら、だから忠告したのにって言うんだけど、それをやや強い口調で止めるアン。リンドさんもすぐにはっとして、マリラに謝る。今更言っても仕方ないこと…だよね…。でもマリラは無反応。
呆然とマシュウを囲んだままの4人の中で、最初に冷静さを取り戻したのは…やはり、リンドさんだった。ほんとここから、すごい…。人生経験の差が、あと何よりも気丈で冷静な対応っぷりが……。
マリラはもう泣いてはいないけれど、強いショックを受けていて、リンドさんの言葉は耳に届かないようだった。なのでリンドさんは部屋の外にアンとマーチンを呼んで指示を出す。
「…今はマリラをそっとしておくしかないから、あんた達にしっかりしてもらわなきゃならないよ。」
アンは涙を流さないものの、十分ショックを受けてるということはわかりつつ、でも今はしっかりしなさいって感じで優しく、でもてきぱき指示を出すリンドさんがすごいです…。アボンリー中から弔問客が訪れ、棺が届き、静かにざわついているグリーンゲイブルズの中で、常に周りを見て、時には嘆くマリラを慰めて…。
夜。アンの部屋に訪れて、今夜は泊まっていこうかと提案するダイアナ。
「ありがとう、ダイアナ…。あたしが一人でいたいと言っても、誤解しないでくれるわねダイアナ…?…怖くはないの。」
「アン…。」
「今度の事があってから、一度も一人っきりになったことがないの。だからそうしたいの。……黙ってじっと静かに納得がいくまで考えてみたい。私にはどうしてもよく飲み込めないの。マシュウが死ぬなんてことはありえないって気がするかと思うと、…それはもうずっと昔のことで、それ以来こんななんとも言いようのない鈍い痛みに悩まされてきたように、思えたりするの。…ごめんね、ダイアナ…。」
ナレーションさんによると、ダイアナはこのセリフ、よくわからなかったようです。…なんだかひどい気もするけど、まあ、…わかんないわな。うちもよくわからない。
加えてダイアナには、今のアンの状態もよくわからないものだった。マリラはいつもの冷静で感情をあんまり表に出さなかったのが嘘のように、人前でも号泣してる。でもアンは泣いていない。泣いていないだけで、苦しんでるってことはすごくわかるんだけど……。
「しかし、優しいダイアナは、何も言わずそのまま立ち去った。……アンが、悲しみの第一夜を、一人で過ごせるように…。」
ナレーションさん;; ダイアナもここ辛いだろうなあ…。一番の親友の力になれないんだものね…。
…アンが一人になってからしゃべらないので、ナレーションさん引き続き大活躍です。
「前の日の夕方、アンと一緒に歩いたマシュウは、今や厳として侵しがたい安らぎの色を額に浮かべながら、下のほの暗い部屋に横たわっているのだ。……しかし、涙は出てこなかった。涙の代わりに、あの、前と同じ何とも言いようのない鈍い痛みのような切なさがこみ上げてきて、アンを、苛み続けた。」
アンは窓辺でいつしか眠ってしまって、短い夢を見た。…夢というか…断片的な、マシュウのイメージ。そして、あの昨日のセリフが聴こえてくる。「1ダースの男の子よりも」……。
「アンはわしの娘じゃ。」
そう言って、昨日と同じように行ってしまうマシュウ。アンが名前を呼ぶと、笑顔で振りむくけど、また、闇の中へと進んでいってしまう…。
それから、大声でマシュウの名前を呼びながら、号泣するアン。……ううっ、見てるだけで辛い;;
その声は、マシュウの横に座っていた1階のマリラにも聴こえた。2階に上がって、泣き続けているアンをなぐさめるマリラ。
(ここから、何度見ても普通に泣いちゃうので、書くの大変でした…ほんとに…)
「ああ、マリラ…!思う存分泣かせて…。泣く方があの痛みほど辛くないの…!……マリラ、しばらくの間あたしのところにいて。あたしを抱いてて…そんな風に…。」
マリラの膝の上で泣き続けるアン。
「…ダイアナにそばにいてもらうわけにはいかなかったの。あの子はとても親切で優しいけど、今度のことはあの子の悲しみじゃないでしょう?あたしの心の中まで入りこんでなぐさめてくれることはできないわ…。これはあたし達の、マリラとあたしの悲しみなんですものね…。ああ、マリラ…!マシュウがいなくなってこれからどうすればいいの…?」
「二人で力を合わせていくことだよ、アン。…あんたがいなければ、もしうちへ来ていなければ、あたしはどうしたらいいかわからなかったろうよ。」
「マリラ…。マリラ……!」
「ああ、アン…。これまで、あんたには少しきつくあたりすぎたこともあったかもしれないけど、だからといって、マシュウほどあんたをかわいがっていなかったなんて思わないでおくれ。」
このマリラの言葉に何度も首を振り、また涙を流してマリラに抱きついて泣くアン。
「…あたしはね、こんな時でもない限り思った通りの事を口に出して言えないんだよ。今ならそれができると思うから言うけど、あんたはね、…あんたのことは自分の腹を痛めた子のように愛しいと思ってるんだよ。」
「マリラ…。」
「グリーンゲイブルズに来てからというもの、…あんただけがあたしの喜びでありなぐさめだった…。」
「マリラ…!」
「アン…。」
抱き合って、涙を流し続ける二人……。いやあ、ここ、ほんとすごいですよ…。アンの声優さんはこのシーン、ずっと泣きっぱなしの演技し続けてるし、マリラの声優さんも、前半は割と冷静にしゃべってるんだけど、最後の方の涙で震えるセリフとかすごい…。こんなシーンでなければ「マリラのデレ、キタコレ!!」ってなるんでしょうけど(一瞬で台無しにすんな…)、見てたらそんな風に言えないです…。ほんと、何度見ても、一緒に泣いちゃう…。
ってかこの回、特にこの部分でしょうけど、声優の皆さんが泣いちゃって泣いちゃって収録が中断しまくりだったそうです…。そういうエピソードがあるのも納得です、このシーン見ると。