(前半からの続き)
さて、長かったけど…お次は第4戦!ついに社長の出番です!!
開始直前、がんばってラーのカードの画像解析中のモクバと少し通信するシーンがとてもほほえましい。が…
「(オレはトーナメント四戦に出撃する!!)」
出…撃…?人でも出撃って言うのかしら…。まあいいか、社長だし…(えー)。
デッキをセットする姿がめちゃくちゃかっこいいです。
振り返り、遊戯に向かってこう叫ぶ。
「遊戯…見ておけ!神のカードと決闘王の称号を賭けたバトル・シティ・トーナメント!!貴様との最終決戦を果たすために…オレはこの闘いを必ずや制する!」
気合入りまくりですね!つか相手にめちゃ失礼だなあオイ!
そして、とうとう対戦相手、登場!
イシズ姉様キターーーーーー!!!!
かっこいい!戦闘服かっこいい!!ナイスバディ!!(……)
これにはさすがに驚く社長がちょっとかわいい!そりゃ驚くわな!めっちゃ自分のもんにしようとしてたオベリスクを彼女自ら取り返しに来るとは思わないわな!(←それは違うんじゃ…)
イシズの持つ「千年タウク」には未来を見る力があり、この決闘で社長は自分に敗北する運命なのだ、ということを静かに、しかしはっきりと宣言するイシズ。
以下、オカルト大嫌いな社長の反応。
「フ…未来ねぇ…」←ここでは目を閉じて顔もうつむきがちなのに、
「ワハハハハハハ!大人しい顔でくだらん冗談などほざくな!」←1コマ後では高笑い。すばらしい切り替え。ここでも何も言わないイシズに、続けて…
「美術館でこのオレ様に神のカードを託し…グールズ壊滅を目的に、トーナメント開催を促した…その貴様がこの準決勝の舞台でオレを倒すとはな…!」←またオレ様って言ってる!そして次が…
「なかなかのしたたかさだ…初対面より好印象を持ったぞ…イシズ。フフフ…。」きゃあああああああああああああ!!!!!ほめてる!ほめてる!社長がほめてる!!しかも好印象って…イシズ姉様うらやましすぎます!!私も言われたい!!(絶対無理だろ…)またここの顔も悪くて…惚れ直すね!!
「残念だが…イシズ…。オレに貴様らの持つオカルトグッズの迷信など通用しない!そんな物はこの世の不合理性のゴミ溜めにでも捨てておけ!」なんか難しいこと言いますね、社長。でもあいかわらず無反応なイシズ。社長の大げさなセリフにいちいち反応してらんないってか…?賢いな。(←ファンですよ?私)
「ならばイシズ…貴様から譲り受けた『オベリスク』の力で!オレが皮肉な未来とやらを拝ませてやるわ!!」テンション上がってきた!
「決闘開始の宣言をしろ!!磯野ぉ!」バッ!という効果音と共に磯野の名前を絶叫。勢いにおされてる(そりゃおされるわな)磯野がかわいい。あと、
「決闘開始ィィ!」の時の左手がかわいい!
「行くぞ!!」 ドドド(←効果音)
イシズ姉様一切口を開きません!!
「(教えてやる!!オレの未来を切り開くのは――カードの力だ!!)」かっこええええ!!なんてかっこいいドローなんだ!!
しょっぱなからめちゃくちゃテンション高い社長と、あくまで冷静なイシズ姉様。
イシズ姉様の最初のターン。モンスターを出して、魔法カード発動。「墓穴の道連れ」。そのカードを見たとたんめっちゃ反応する社長。
「(く…プレイヤーの手札をさらし者にする忌々しい魔法カード!手札に揃ったいいカードを墓穴に捨てさせられるのだ!おのれ!)」ああ、そういや王国編の死ぬ死…じゃなくて、遊戯とのデュエルでも手札を見せるやつめっちゃ怒ってましたね…。嫌なんだねこれ…と思ってページをめくると、
「おのれぇぇぇ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e3/9d46b93393db3e01f23461f905611d75.jpg)
マジでめっちゃ嫌がってる!!
なんかオーラ?まで出てますよ!!
「手札をお見せなさい!瀬人!」姉様かっこええ~!
「ぬぬぬぬぅぅ」兄サマかっこわるい(笑)。まだ怒りのオーラが…。
傍らで観戦している闇マリクのコメント。
「(怖い怖い…姉上サマはあの戦術を仕掛けてきたか…最強最悪なデッキさ…)」
ここの!最強最悪のルビが!「したたか」って…!!
すごい言われようだな!
この後しばし、闇マリとイシズが目で会話…します。…いや目で会話ってレベルじゃねーぞコレ!もうテレパシーって言われたほうが納得できる!!
イシズも必死で…弟の、マリクを救おうとしている…。
ってとこにまたKYな人が!!
「オレのターン!ブラッド・ヴォルスの攻撃!!」
イシズのモンスターを抹殺して、この一言。
「フ…。未来を見る前に…、眼前の敵を見るべきだぞイシズ…。」
お前が言うなっっ!!!
「よく聞けイシズ…。オレは未来などに導かれはしない!オレの踏み印したロード!それが未来となるのだ!」
さらに、
「未来はオレに従う!!それを貴様に教えてやる!!ワハハハハハ!!」
社長節、絶好調です!
しかしこんな人を目の前にして、やっぱり全然動じないどころか、…いくら千年タウクという道具があるとはいえ…「社長が敗北して叫ぶ姿」とか「社長が敗北して自分の目の前で膝をつく姿」とかを冷静に思い描ける姉様…マジすげえ。
大好きなウイルスコンボが綺麗に決まり、強力なモンスターを失ったイシズのデッキ。そこにさらに追い討ちをかけるべく、次は魔法カードを捨てさせるカードに目をやる社長。そしてこのセリフ。
「(貴様の羽根を一本残らずむしり取って…オレのパワーデッキでねじ伏せてやる!)」
…これを初めてアニメで聞いたとき、真剣にゾクッとしてしまいました。
イシズ姉様は、衣装に羽根飾りを装備してるとかそういうわけではないのです(それだったらそれでかなりヤバイ発言に…)。社長は…イシズ姉様がただ「女性だから」、こういう表現をした…。って、いくらなんでも容赦なさすぎ!怖い怖い…。
まあ過去の、血へドや脳ミソをぶちまける発言に比べたらだいぶマシというか…オシャレではありますけどね…。ここを読むたびに、この人恐ろしいな…とすごく思う…。でも社長になら言われてもいい…。むしろ言われたい…(お前が恐ろしいよ)。
社長のターン。
「(イシズ…オレは感じるぞ…!デッキから聞こえる…神の脈動!!)」 ドクン☆ドクン☆(←効果音)
ドロー!
「(フフフ…神はオレの手の中に!!)」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/41/e7c3b96c49b5f98be13e6ad1fc68a95e.jpg)
ここ、マジでかっこいいいい~~~~!!けど、私の絵じゃちっとも伝わらない!!買ってください文庫版!損はさせませんよ!(元書店員モード)
私、コミック担当だったしマンガ大好きですが、自分でマンガ描こう!と思ったことが全くないので…コマ割り?とかって普段気にもしないしなんとも思わないんですけど…ここはすごいなあと思う!模写する時は困ったが!(あまりに空白が大きくなってしまったのでセリフを急遽入れてみた…)
またここ、アニメでも印象的な演出されてて…文庫版を買った今、やっとわかることなんですけども…あれはこのコマ割りを、かなり忠実に再現してたんだなあ…みたいな。興味ある方はアニメも是非!
「未来とは無限!過去は一筋の足跡でしかない…!オレにとって過ぎ去った過去など何の意味も持たない…!イシズ、貴様がオレに神を託した『過去』などなぁ!」超ポジティブ!(←ひでえコメントだ)
「イシズ、覚えておけ!オレが神を選んだわけではない…!神がオレを選んだのだ!!」相変わらず無反応なイシズ姉様もすごいけど、そういう人に対してこんなセリフを平気でひたすらぶつけまくる社長もすごい気がしてきた。
「(オベリスクの力はオレのものだ!!)」そして高笑い…。
神のカード・オベリスクに文字通り固執する社長。そんな社長を静かに見やるイシズ。敗北の未来(ビジョン)は、その、オベリスクによって導かれる…ということだけは決して口にせず、また「吹っ飛ぶ社長」のイメージを見ているイシズ(……)。
魔法除去のカードを発動して、さらにイシズのデッキを破壊する社長。
…ここから、イシズの逆転劇が始まる。
トラップカード、「現世と冥界の逆転」。山札と、墓地にあるカードを全て入れ替える…。イシズの墓地には、再三の社長のウイルス攻撃により大量の主力カードが眠っている。対して社長の墓地には…カードはわずか…6枚…。
こんな絶望的な状況でも
「(く…信じるものか…オレの敗北の未来など!!)」って…しゃ、社長……!
社長のターン。ドローカードはさっきの魔法除去だったけど、もちろんイシズにはお見通し。「無効」のカードで手札には加えさせない…。イシズの場のモンスターには攻撃せずにターンエンド。
何故攻撃しないのか、それもイシズにはわかっている。社長は、…オベリスクを召喚するためには、イシズの場のモンスターを生贄にするしかない…。そこに三体揃うのを、待つしかない…。
「(でも…あなたは気づいてはいない…。全ては敗北の予定調和であることを…!
瀬人…あなたに勝つ手段はない…。)」
この決闘の全て、イシズが見たビジョンの通りに進んでいる。社長は、まさにイシズの手の上で踊らされているようなもの…。オカルトだ、迷信だと…ここまでは決してそのことを信じなかった社長だけど…さすがにこの展開を目の当たりにしては…。
もう、強がる言葉も出ない。…ここは読んでていつも泣きそうになる。
社長が、あの社長が……目から光を…失いかける…。
でも、そこで!すかさず!飛んでくる言葉!!
「海馬!!」
はっとしてそちらを向くと、…遊戯だった。
「オレには見えるぜ!!」
生涯のライバルと定めた、たった一人の男。
「見果てぬ先まで続くオレ達の闘いのロード!!」
…その言葉に、目を見開く社長。
「このバトル・シティで――オレと貴様が闘う未来が!!」
う……う…うあ……うあああああああああ!!!!!
なんというライバル!なんという激励!…熱い!!熱いよ!!
思い出します…!オシリス相手に膝をついた闇様に、社長も熱い激励をぶつけてた!!
あかん、せっかく引っ込んだ涙が…熱い涙に変わって止まらない…!
目を見開く社長の表情がとても好きで、模写してみた…んですが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/7f/259146e891ef9d7b3f74f4fe6c619ae7.jpg)
…いやほら、最初は社長だけ描いてて…でもここはあの名セリフ入れなきゃよくわかんないよなって…。でもほら、遊戯は…描けないし…(言い訳タイム)。
…しかしまあ、すばらしいセリフですよね。社長の大好きな「ロード」という言葉をあえて使って、いつもの社長を取り戻してもらい…さらに、大嫌いな「未来」という言葉もあえて使って、そのイメージを少しでも良いほうに変えようと…。社長にとってこれ以上の励ましがあるだろうか?いや、ない!…でもたとえば凡骨にこんなん言われたらマジ切れだろうから(……)、やっぱり闇様が言ってこそ、なんでしょうね!いいなあ…すごくいいなあ…このライバル感!!
「ならば、先で待っていろ!遊戯!」
「(宿命が未来を越えてやる!!)」
その目に、「可能性の光」を取り戻した社長であるけれど…圧倒的に不利なのは変わらない。そして、イシズの戦略の完璧さも、変わらない…。
イシズは、社長にとどめを刺すカード、「生贄の抱く爆弾」を伏せて…モンスターを召喚。三体目の、モンスターを。
それを見るやいなや、クロス・ソウルで三体を生贄にし、…とうとうオベリスクの召喚に成功する社長!
ここの…姉様の
「(かかった。)」というつぶやき。そしてオベリスクを目の当たりにしての
「(巨神――動く時、あなたの役目は終わる…)」という言葉と、表情。ぞくっとします。したたか、という言葉を…思い出します…。
イシズの場にモンスターはいない。リバースカードもない。オベリスクで攻撃すれば、社長の勝ち。
…誰もがそう考えるけど、本当は…オベリスクでの攻撃こそが、社長の敗北のトリガーとなっている…。見えない爆弾を抱えたオベリスク。それに気づけるはずもない社長…。
ただ、嫌な予感はしている。闇様も同様に。
だけど他に手はない…。オベリスクで攻撃するしかない……。
意を決した社長の、攻撃宣言!
…しかしそれは遮られる。闇マリの持っていた千年ロッドの光によって…。
社長の脳裏によぎるビジョン。あの美術館にあった石版と、別の、青眼の石版…。
そして、社長の胸を刺す悲しみ…!(抱えている女性に関係が!?)
手札にある青眼のカードを見て、決意する社長。
「(オレは…このひらめきを信じる!オレの記憶を信じ――青眼を召喚する!)」
ここの表情!わけのわからないパワーに突き動かされてる、って感じがすごくして…いい!
「手札にある青眼を召喚するためには、二体の生贄が必要…ならば…」
まさか!と衝撃を受けるイシズに、
「そう…」と薄く笑って、
「神を生贄に捧げる!!」
…ここの表情も若干テンパってる感じがいい!(えー)
文庫版15巻収録の最終話、230話。サブタイトル「未来撃破」。
「オレのプライド――そして――オレの魂!!それら受けつぎし我がしもべの姿!イシズ!貴様に見せてやる!!」
神を生贄にする、というありえない事態にその場の全員が驚愕。
一番驚いて、呆然とするのは…イシズ。
「(未来が、姿を変えた……)」
「オベリスク及び、一体のモンスターを生贄に――出でよ!青眼!!」
千年ロッドに封じられた記憶?が社長を救ったのか…?
それはまだこの時点ではわかりませんが、あれがきっかけで、ずっと一緒に闘ってきた青眼の存在を思い出し、その絆を信じ、そして見事勝利できた…。
「人の心には…神を越えて信じるべきものがある…。オレはそれに従っただけだ。」
イシズは負けた。ここで勝って、弟マリクを救うというシナリオはだめになってしまった。
…でも、目の前で、千年タウクの見せた未来を見事に変えた人がいた。
だからこそ、希望の光を…信じよう、と…。千年タウクの見せた、絶望の闇ではなく…。
「フン…。未来に従う奴に…光はない…。」
社長はそう言って、行ってしまうが…。イシズはその背中に希望を見ていた。
「(準々決勝を勝ち抜いた決闘者達…その中に弟マリクを救い出すことのできる者が…。
今は見えない…未来……。私はそれを信じます…。)」
勝者、海馬瀬人。
ステージを降りて、遊戯とすれ違う…
「遊戯、次はオレ達の闘いに決着をつける番だ…。」
「ああ。」
ああ…いよいよだよ…(<自分)
ここで終わりかと思いきや、衝撃のラストが待っていた!!
モクバのいる司令室?みたいなとこに戻る社長。
「勝つって信じてたよ!」って言うモクバがめっちゃかわいい。
そこで、衛星から受信してた、ラーのカードの画像を見て、社長は驚愕する。
なんと……読めるらしい!!しかしそこに驚いてるんじゃないっぽい!
「(こ…この恐るべき事実を…何故…神は何故オレに伝えた…!!)」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d5/f7dddcc635a7a2009cf26ebd8c3a29d6.jpg)
ぅええええええええええええええ!?社長の衝撃ポーズ!!それだけショックだったんだろうけど…なんだかこっちもショックだわ!!イシズの妄想の中くらいでしか…社長が膝をつくところは拝めなかったのに…(……)。
社長、しっかりーーーーー!!あと、うろたえるモクバ超かわいい(……)。
ううっ……やっと終わったあああああああ!!
ここに書くのだけで4日くらいかかったよ…!
あと、以前書いたアニメ94話感想・
考察と感想がかぶりまくりですがあんまり気にしないで下さい…。いやあ、ものっすごい忠実にアニメにしてくださってたんですね!スタッフさんありがとう…(←言い訳?)
さあ!行くぞ!!16巻!!