心が震える集まりだった。
テーマは沖縄から平和を考える!
呼びかけ文
76年前の沖縄戦では、連合国軍と日本軍を合わせて20万人以上の犠牲者が出ています。そのうち、一般の犠牲者は推計で約10万人、沖縄県民の4 人に1人が亡くなりました。
沖縄県は、6月23日を「慰霊の日」と条例で定め戦没者の霊を慰め世界の恒久平和を願う日としています。
美しい海・・・緑豊かな山々、多様な生物が暮らす沖縄から多くのことを学びませんか?
講演のテーマは、「沖縄に押しつけられた問題は、私たち全員の問題だ」
昨年 の「沖縄戦戦没者の遺骨混じり土砂の基地への投入を許さない」意見書採択の全国化をめざした取り組み。そして、オミクロン株の感染が米軍基地から広がったことは「沖縄に起こることは全国に起こる」と語られ、沖縄を自分のこととして考える大切さが伝わった。
大学生の彼は、高校の沖縄修学旅行で遺骨収容の方と出会い沖縄戦の事実を知り、ヤマトンチュウ(本土の人)として加害意識を持った生き方はいやだと沖縄へ何度も通った。また、社会を変えられるのかと不安になる時は、現状への「怒り」と「恐怖心」が前に向かせるとの発言は、参加者の心を震わせた。
枚方で沖縄戦歿者の取組をされている方等、多様な参加者で熱気ある集会になった。
西尾さんプロフィール
1998年生まれ。米イェール大学在籍。哲学・人類学専攻。2017年4月より沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表として、関西を中心に毎年10カ所程度沖縄戦遺品の展示会を開催する傍ら、国吉勇氏から遺品に関する聞き取りを進め、地上戦の「動かぬ証拠」としての遺品の活用・継承に取り組んできた。現在は「ヤマトにおける沖縄戦平和学習」の研究と実践に励む。「遺骨で基地を作るな!緊急アクション!」呼び掛け人
○参加者の感想
○お話の中で「沖縄で起きることは、日本全体で起きる」ということが印象的でした。
ヒトゴトでなくワガコト(自分の問題)として捉えるーまず、そういう「問題意識」が、大事なんだと思います。西尾さんもご自身の「問題意識」を深められてこられたと思います。
深い内容をわかりやすく話されるのは、ほんとうに自分の頭でしっかり考えられておられるのだと思いました。
「無力感」に対するコメントもかなり勇気づけられました。
○西尾さん ありがとうございました。
○「市民活動は、特別な人がするものではない」と言われたことに大変共感しました。でも、そう思っていない方が多いですね。
自分の言葉で語って下さった平和への思い、今の政治への憤り こんなに若い人が、と思うと涙が出ます。
今日の感動を明日のエネルギーにつなげたいと思います。ありがとうございました。
○修学旅行で感じ、疑問を持ち、研究を続け、今日の講演をされたことに感動でした。沖縄のエイサーを踊っていますが、まだまだ知らないことばかり。エイサーを子ども
達と踊る中で、平和について、自分達の生活について、これからも考えていきたいと思います。以前から、高江のことを、子ども達と映像を見ながら考えました。若い西尾さんが子ども達に話して下さると、より分かるかと思いました。